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空気を読んで人に合わせるか、我が道をゆくか

高松の郊外にUターン移住され方が
こんなことを仰った。

「人との距離が近くてびっくりする。
東京での人と距離が
ランチの隣の席との間だとすると、
高松は初対面で、もう肘くっついていて
既に僕のパーソナルスペースに入ってる!?」

という感じだそう。

一緒に住んでいたおじいさまは、
冷蔵庫を開けただけで殴られたそうだ。
男子たるものが冷蔵庫を開けるなと。
台所は女性の場であり、
男性の食事のお世話は女性がするもの
という古い考え方で、
おじいさまがめちゃくちゃこわかったという。

私の母も言っていた。
おじいさんがとてもこわかったと。
そういう時代だったのだろう。

私の父もこわかった。
男性はそうふるまわないといけないと
思わされていたのだろう。

思い込みってこわい。

翻って、私も女性だからこうあるべきだと
思っていたのかもしれない。

料理ができて、家事が得意で、
片付けが上手で、やさしい。

本当は、料理も家事も好きじゃないし、
できることなら私がお嫁さんをもらいたいぐらいだ。

でも、女性はそうでないといけないと思いこみ、
料理も家事も苦手な母を責め、
私自身も自分をダメだと思ってきた。

料理も家事も好きでなくたって、
好きになろうとしなくたって、
別にいいんじゃないの。

男の人にやってもらって、
素直に喜んで受け止める。

女だからやれとか
ふつうするでしょとか言われても
私はこうすると言える生き方があればいい
と思えるようにようやくなった。

今までは相手の男性が不機嫌になると
空気を読んで、相手が望むことを
しようとしていた。

だから、苦しくなってくる。
怒られたらどうしよう、
と思う負のループにはまっていく。

そのパターンをもう卒業。

私は相手の怒りを恐れて、
自分の嫌なことをしないし、迎合しない。

私は私の望む通りに生きていく。






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