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【常識ダイエット】1ヶ月1〜2kgペースで落とし続ける、最も「普通」なダイエット法。


どうも。元・ぽっちゃり体型です。

元・ニートの上に肥満というのは、中々にバッドステータスなのですが……ニートになる→不摂生になる→太るというのは、ごく自然な流れだったりします。

かつての私は、お腹がベルトの上にどっしりと乗り始め、「ヤバい!」と焦って人生初の本気ダイエットを敢行しました。

その際、様々な書籍・専門家から知識を頂きましたので、シェアさせて頂きます。

興味のある方は、暇つぶしにどうぞ。


1. ゴールデンルール

ダイエットの成否を分ける方程式は、たった一つしか存在しません。

それは、

摂取カロリー < 消費カロリー

にすること。

「このサプリを飲んだら痩せる!」「1食を〇〇に置き替えるだけ!」などのダイエット法は全部ウソです。どんなに良質なサプリやヘルシーな食材を摂取しようとも、消費カロリー以上の食事をすれば、確実に太ります

とはいえ、自分が1日にどれくらいカロリーを消費するのか、わからない方も多いかと思います。

消費カロリーは「基礎代謝」と「運動などによるエネルギー消費」によって構成され、本当に正確な数値は計算することができません。

しかし、私の敬愛するTestosterone氏が、無料でマクロ栄養素(おおよその一日の消費カロリーと、摂るべき栄養素の量)を計算してくれるサイトを公開されていますので、ご紹介させて頂きます。

WEB版マクロ栄養計算機
https://dietgenius.jp/macro-nutrient-calculator/

また、自分が食べたいと思う食品のカロリーは、下記サイトで確認すると目安になります。

カロリーSlism
https://calorie.slism.jp/

これらを使い、ゴールデンルール【摂取カロリー < 消費カロリー】を守れば、徐々にですが、確実に体重は落ちていきます。

ポイントは、マクロバランス(タンパク質、炭水化物、脂質)を理想値に近づけることと、カロリーを減らす時は糖質(炭水化物)を減らすことです。

【摂取カロリー < 消費カロリー】さえ守っていれば体重は落ちますが、長期的な体調・健康のためにも、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルは1日の必要量をきちんと摂取するようにしましょう。

そうなると、削れるカロリーは糖質(炭水化物)しかないのです。


2. 太ったから運動しよう、の矛盾

本気ダイエットをしていた頃のお話。

私は専門家の指導の下、一週間の断食も経験したのですが、その時の先生が言っていました。

「太ったから運動しよう、は不自然。食べ過ぎたから、太った。ならば、痩せるためには食事量を減らすべき」

当時、私は3日に1回のペースでジムに通い、ウェイトマシン4種とジョギング30分を続けていたのですが、一向に痩せませんでした。

そう。食事管理を全くしていなかったのです!

ランニングマシンには終了後に「今回の運動で消費されたカロリー」が表示されるのですが、30分必死になって走っても、表示されるカロリーは300kcal前後でした。

対して、

コーラ 500ml 約230kcal
ショートケーキ 8等分 約370kcal
ラーメン 1杯 約500kcal
カツカレー 1皿 約1100kcal

です。
30分ジョギングしても、終わった後にコーラを飲んだら、ほぼチャラです。

「有酸素運動は効率が悪い! 筋トレして基礎代謝を上げよう!」と主張される方もいらっしゃいますが、なにもしなくても毎日200kcal余計に消費されるだけの筋肉をつけるには、かなり時間がかかると思います。

ダイエットと言えば「食事管理」と「運動」が語られがちですが……私の体感では、その重要度・効果性は8:2で「食事管理」に軍配が上がります。

もちろん、運動は素晴らしいです。

上の例で言えば、30分のジョギングで300kcal前後のスイーツが食べられるわけですし、散歩やジョギングなどのリズム運動はセロトニンの分泌を促し、ストレス解消や精神の安定に大きな効果があります。

現在の私も、精神安定の目的で2日に1回、1時間程度の散歩を習慣化しています。

しかし、「走ってさえいれば、どんな食事をしても痩せる」は幻想なのだと、私は学んだのでした……。


3. 常識ダイエット

以上の内容を、具体的ステップにまとめます。

① 「WEB版マクロ栄養計算機」で自分のおおよその消費カロリーを計算する

② 1日の摂取カロリーを決める
 消費カロリーの85〜95%程度を目安にスタートすることをおすすめします。

③ 日々、食べるもののカロリー(栄養素)を確認・記録
 記録はスマホのアプリ・メモ帳を使ってもいいですし、とりあえず写真に撮っておいて、一日の終わりに集計する方法も良いと思います。

④ 可能であれば、カロリーだけでなく栄養バランスにも気を配る
 まずはカロリーから。次に、栄養バランスに気を配っていきましょう。


ブドウ糖をエネルギー化するためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が必要となります。

そのため、栄養バランスを無視して、炭水化物(糖質)や脂質ばかりのカロリーを摂っていれば、体内にある緊急用のビタミンやミネラルが消費され、体調を崩してしまいます。

いきなりは無理でも、徐々に野菜や果物を豊富に食べることも意識してみてください。


4. バースト(カロリーオーバー)したら

安心してください。みなさん、必ず失敗します。

私も幾度となく失敗しましたので。(苦笑)

そもそも、食事管理ができないから、私はぽっちゃり体型になったのです。コンビニのスイーツ、スタバのフラペチーノ、ポテチ、からあげ、ラーメン、カツカレーがガマンできれば、誰も苦労しません。

ただ、この「常識ダイエット」のいいところは、1日でも成功すれば確実に痩せて、1日失敗してもそこでゲームオーバーにはならないことです

確かに、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太ります。しかし、翌日にまた【摂取カロリー < 消費カロリー】を守れば、必ず痩せるのです。

失敗しても、取り返せます

どれだけ失敗しても、何度バーストしても、やり直せる。そう。このダイエットは、長期的には成功が約束されているのです

最初は三日坊主どころか、一日で挫折してしまうかもしれません。

それでもいいのです。また翌日に頑張れば、絶対に痩せます。そうして、長い時間をかけて、徐々に【摂取カロリー < 消費カロリー】を守れる頻度を増やしていけば、理想の体型はあなたのものです

ぜひ、私と一緒に理想の食事習慣を作っていきましょう。


5. おすすめの食材

下記に最近の私が積極的に摂取している食材と、意図的に避けている食材を記載します。よければ、参考にしてください。

積極的に摂取している食材は、信頼の置ける複数の研究機関で「体に良い」と報告されており、かつ、私が実際に摂取して体調が良くなったと感じるものです。

炭水化物には糖質と食物繊維が含まれますが、糖質を抑えるコツは食物繊維を豊富に摂ることです。

ナッツやサラダは食物繊維が豊富で満足感があり、空腹が紛れます。ナッツは脂質の過剰摂取にだけ注意してください。


① 積極的に摂取している食材

・魚 (鮭の塩焼きやサバ缶をメインにしています)
・野菜 (ブロッコリー、アボカド、ほうれん草、オクラ、カットサラダ)
・果物 (糖質が多いので注意。キウイやみかんなど)
・ナッツ (ミックスナッツ。アーモンドやクルミは特に食物繊維が豊富)
・玄米 (レトルト品でも可)
・白湯、水


② 意図的に避けている食材

・甘いドリンク全般 (カフェではブラックコーヒーかエスプレッソのみ飲用)
・揚げ物全般
・加工肉 (ハムやソーセージ)
・バターやマーガリン、スイーツ (がんばって控えてます)
・白い炭水化物 (白米、パン、じゃがいも、など)
・牛肉、豚肉 (可能な限り控えています)


以上が、2021年2月27日現在の、私の食生活・ダイエット知識となります。

お役に立てれば、幸いです。


私は実際にこの方法を利用して、BMI22オーバー・どっしりお腹から、BMI19〜20、体脂肪率15〜16%辺りまで体型を改善することができました。

もちろん、今でもゴールデンルールを守るため、食事管理とカロリー計算は続けています。一緒に頑張りましょう。

毎日、体重計に乗るのが楽しみになります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


6. 参考文献 (敬称略)

筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方
Testosterone (著)


7. 追記 (2021年9月)

2021年9月現在、上記のダイエット法を改善・簡略化して使用しています。

具体的には、下記の通りです。


① 毎日朝と夜、シャワーやお風呂上がりに体重計に乗る

② 昨日の体重と比較し、増えていたらカロリーオーバーしたのだと判定

③ その場合は、甘いドリンク・スイーツ・揚げ物を禁止し、魚と野菜の摂取量を増やす。食事は一日二食まで。メインの炭水化物は二食で玄米240gまでとする

④ 最低15分は散歩をし、本を読む・文章を書く・頭を使うゲームをするなどして、消費カロリーを増やす


自分の「太らない食事量」が感覚でわかるようになってきたので、記録を省略しました。毎日の体重計測がその代替です。

上で紹介した「WEB版マクロ栄養計算機」は大変便利なツールですが、算出されたマクロバランスは私には合わないようでした。

特に、「一日のタンパク質量(g)=体重(kg)×2」の部分が合わないらしく、それだけのタンパク質を摂取すると体調が悪くなりました。

ですので、総摂取カロリーの数値は守りつつ、タンパク質量を体重×1.0〜1.4程度に抑え、残りのカロリーは炭水化物や脂質で摂取するようにしています。この場合も【摂取カロリー < 消費カロリー】は守れているので、当然、体重のコントロールはできています。

また、消費カロリーを増やす方法についてですが、私は1時間散歩をするより、1時間頭を動かした方がカロリーを消費する体質のようです。

何にカロリーを消費するかは人それぞれだと思いますので、ぜひご自身に合ったカロリー消費方法を探してみてください。


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