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パタリロの旅立ち

今日、2022/06/16、パタリロが死んだ。
大きな喪失感。レモンの木のもとに穴を掘り、葬って、茄子とハーブを植えた。
多分、寄生虫のヒラリアによる衰弱だろう。
数日前、朝の散歩に行こうとしたら、おしっこをしたあと、動かない。
辛そうだったから、首輪を外した。
ほとんど何も食べず、水も飲まず、
あちこちに場所を代えて寝ていた。

最後は私の事務室の真下で、息絶えていた。

私の膝の上で育ったことに
思いを馳せていたのだろうか?

パタリロは、たぶん自分を人間と思っていた。
そのエピソードにはいとまがない。

パタリロは、生まれながらの猟犬でもあった。
まだ猫ほどしか成長してない子犬の時に、
自分の何倍もあるイノシシを追い詰めた。

それを私が仕留め、山分けした。
その後も私とチームを組んで
何頭ものイノシシを捕らえた。
賢く勇気のあるパタリロだった。


日本語がしゃべれないばかりに、
細かい言い分は分からなかったが、
その目は人一倍何かを訴えていた。

そのパタリロを、
私は、いい友人であり娘であるパタリロを亡くした。

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