【童話】未確認ひこう物体
ヘンなウチュウ・ジンにお菓子をもらった
そんな…わけない味だった
ミカクを楽しむタメに作られたものだと
信じて
それをクチに入れた?
……そんなハズない味がした
見た目とショッカンもナゲヤリだった
ナンチャラ星人に出会ったヨロコビで
アタマがラリったのか?バグったのか?と
思った
生まれたばかりの赤ちゃんに
「明日の朝までに、地球がメツボウする」と
聞かされたようなショウゲキで
頭に浮かんだジョウヘキがセイダイに
クダケチッタ
クラッカーがナリ
クスダマが、パッカ、パッカとヒラクので
「ダレの誕生日、祝ってんだよッ!!」と
思わず、サケんでしまった
ソウテイガイのミサイルが
いやっ
ジゲン・ジョウショウのミサイルが
トンデきて
今までのジョウシキをゲキハしたのだ
ボクは
シケタ・ビスケットのカケラをヒロイ
春のヨゾラのひだりスミッコにタダヨウ
三角コーナーをネラって
アンダースローでなげた
そんなハズ…ないアジ…とオモイナガラ
イゴコチの良いキチをハナレた
ナンデ…ボクマデ、ウチュウ・ジン
ミタイにシャベッテルンダロウ?と
オモイナガラ
シロの外にデタ
すると
「なんで、アジがナイの~?」
「クウハクよりナニもないアジだね~」
「ソンナおかし、どうやってツクルンダヨッ」と
ニタニタしながらユミタイとやりなげタイガ
セメテキタ!!!
ニホンゴって、オモシロイなーとオモイナガラ
もう、ヒトクチ、たべてミタ
ヤハリ、そんな・ワケナイ・あじ・ダッタ
「ワレワレは、ニホン・ジンだっ」
「アシタノテンキガアメトカ」
「たれんとノダレガ、イッパンジョセイト」
「ケッコンシタトカ」
「イッシュンデ」
「ワスレテ」
「シマウ」
「ようなアジ」
「だった。」
オカアサンがイマ、ボクノヘヤニ、ハイッテキタラ
どんなカオスルンダロウ?
ソシテ、ニタニタシナガラかえる変態型宇宙人
「ヘンタイガタ・ウチュウ・ジンジン」
「ジンジン」が、トッテモ、サイコーだ
「ワレワレハ」
「ヘンタイガタ・ウチュウ・ジンジンだッ」
そのオカシよりマエニタベタ
びすけっとのアマミとくりーむちーずのサンミが
インディゴブルーのソラに
ハバタイタ。
イッポでもウゴケバ
ニゲテしまうハエみたいに
くうはくヨリなにもナイあじガ
シタノウエにトマッテイタ。
その日、ユウヤミニヒカル
ミカクニン・ヒコウ・ブッタイを
ハッケンしたのだ
味確認飛行物体を
目をサマスト
シッテルベッドのニオイがする
妖怪のヤカタニマヨイコんだトキの
ハラハラする気分を
0ヌギステタみたいだ
どんな気分かって?
全然、楽しくないってこと
今日も1日、退屈という魔界に住む
工場勤務犬やジダラックマ
愚痴の森のおじさん
その他、大勢の天敵を倒さなきゃいけない
昨日の出来事が愉快、過ぎて
普通の生活では得られない
ぶっ飛んだ夢か
ハイパーレアな体験が欲しくて
地底をぐるぐる徘徊する内なる獣、
サーベルタイガーの唸り声が
身体の外まで響き
手の平が小刻みに振動する
ある日の夜
部屋でゆらゆらと小説を読んでると
主人公がガールフレンドに
もらったケーキを食べて思った
地底人の生活みたいな味だ
つまり
そんなハズない味がした
宇宙人がどうやって
あの巨大なUFOを飛ばしているのか
それを聞いた衝撃波で
「地底の覇者」というハチマキが
ひらひらと春風に舞い
1日で、いぬんこ(犬のウンコ)
三回も踏んだよ。みたいな顔した人体模型が
宇宙の便座に吹き飛んだ
そんなハズない一言で
友達の部屋のゲームが壊れ
宝石店のルビーのネックレスと
教室の花瓶が落ちて
テレビが半分に割れた
その一瞬、一瞬が詰まった宝箱を
自分の足で蹴り飛ばす感覚があった
幻想に近い幾つかの瞬間が
人の足で踏まれ、潰れたアルミ缶みたいな顔になった人体模型が光の速さでブットンダ
宇宙の便座行きの汽車に乗って
暗黒に浮かぶ疑問
宇宙人は、どうやってU.F.O.を
飛ばしてるのか?
「気力で飛ばしてる。」
そんなワケない一言で
頭の中が初雪だらけ
チクタクと笑い堪える城壁も
万事休すか…?
「気力で飛ばしてる」
僕の笑点に
意気揚々と槍を投げまくる
頭脳明晰おじさん
自販機でコーヒー買って飲むような感じで
言ったのだ
「あいつら、気力で飛ばしてるんだぜっ」
さらに鉄砲隊が攻めてきた
ズンズン、バキバキ、ズンガズンガ
ガンガン、バシバシ、ズンガズンガ
ドゥンドゥン、シャカシャカ、ズンガズンガ
プレアデスに行くぞ!!!
うぃーん、フッフッフッ
最速じゃね!?
新記録出るんじゃね?
ぐはっぁ
城壁の東門、壊滅
哀れなり。
「報告、大草原にて1名…笑死。」以上だっ
「ないよねー、味ないよねー」と
馬鹿笑いしながら僕の肩をバシバシ叩く
冷蔵庫
週刊誌
コンビニで一番奥にある雑誌を
バシバシ叩く
宇宙型変態人が持ってきた
二個目の試作品は
今まで覚えた味が全て
空白の便器に落ちて
粉雪のように儚く散らばって
真っ暗な海底に溶けるくらい
美味だった
見た目と食感も異次元で
世界的な絵画展のエントランスに
飾ってあるクジャクみたいな花園みたいに
マーベラスなお菓子だった
のんのん
僕の想像力の果てに、辿り着いた言葉
「そんなハズない味だった」
梯子をゼーゼー息を切らして登り
天井に貼り付いた言葉
「そんなワケない味だった」
そんなわけ…無い味だった。
完
内なるゴールデンレトリバーのエサ代、読みたい書籍の購入、音楽などの表現活動に使わせてもらいます。