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鯨庵とは/気安いお店

ボクは京都で潜水工房 鯨庵というダイビングショップをしている。読み方は、せんすいこうぼうくじらあん。場所は京都市上京区。“西陣”にしじんといわれている地域である。有名どころは金閣寺、大徳寺などがあるが、いわゆる観光客でごった返している京都ではなく、静かな方の京都である。そんなところで、ダイビングショプをしている。

何を販売しているのか。

  1. スクール

  2. ツアー

  3. 器材・スーツ

1.ライセンスを取得するための、スクール。これは体験ダイビングも含む。2.ライセンスがある人のための、ツアー。3.器材やウエットスーツなどの、販売。

これはホームページ。
いちおう、日記(ブログ?)を毎日更新している。海のことからダイビング、お客さまのことや、毎日のささやかなことなどを書いていて、そのほとんどが、しょうもないことである。

ボク自身がダイビングインストラクターをしていて、すべて一人でやってる。“すべて一人で”なんて言い方をするとスゴイことのようだけれど、全くそんなことなくて、一人でできることだけをやっている。もう少しつっこんで言うと、そんなに忙しいお店じゃないのだ☆
忙しいダイビングショップは、他にいくらでもある。


さて、京都市内のダイビングショップって、どこでダイビングするの?って、だいたい聞かれる。その度に、福井県や和歌山県の海でもぐってます、と答える。
2時間半~3時間ちょっとで海まで行ける。早朝出発して、夕方に帰ってくる、そんな感じである。

2015年沖縄

スクールや日帰りのツアーは、福井(日本海)や和歌山(太平洋)にいく。一泊や2泊3日で四国や沖縄へのツアーもしてる。コロナ後はいばらくいけてないけれど、海外ツアーもしてる。

そんな感じで、よくいく人で月に一回、平均して年に4~5回ダイビングしてるお客さまが多い。
知り合いもできる。友人にもなる。なんなら恋人になって、生涯の伴侶になった人たちもいる(スゴイだろ)。
海は大人たちの出会いの場でもあるのだ。


TVで富士山がうつった時に、
「あそこのてっぺんにいったなぁ」
と、両親が話しているのを聞いて、それはいい思い出だな、と思った。

何かの折に、思い出すこと。
富士山の例で言うと、TVで富士山を見る、富士山の会話になった時に、かつての富士山登山を思い出して、あれやこれや楽しくなる。
これは、富士山だからできることなのだ。富士山は特別なのだ。
これを、ダイビングでできたらいいな、と思った。
海の中、ダイビングなら、これができると思った。ひょっとしたら富士山にも負けないかもしれい、と思った。
TVで水中の映像が流れたら、実際に海を見たら、
「海の中ステキやったな〜」
「あの時、もぐったよな〜」
って、思い出してもらえたら、こんないいことはない、と思うのだ。こんな仕事、最高じゃないか☆

これをしていきたい、と思った。
今もそう思っている。

2015年沖縄
2015年沖縄
2015年沖縄
2020年宮古島
2015年パラオ
2022年石垣島
2014年奄美大島
2014年奄美大島

お店への入りにくさで言えば、トップクラスじゃないか、ダイビングショップ。たぶんボクのところは、駄菓子屋くらい入りやすい。気がる。それくらい気安い。尋ねやすい、無理を言いやすいお店でありたい。それを目指している。
「気安く海につれていってくれる店」
「海にいきたいと言いやすい店」
何も買わずに何も注文せずに帰ることが、とてもカンタンだな、と思われたい。

だから儲からない。
商売がヘタなのだ。


そんなこんなで、2013年の4月からやっているので、もうすぐまる11年になる(現在2024年2月)。
楽しい。
お客さまは、いい人ばかりである。
今もバリバリ現役でダイビングをしてる人、ほとんどしていない人、さまざまだけれど、ありがたいことに今も交流があったり、連絡をいただいたりと、遊んでもらっている。
そう、一緒に遊んでもらってる、っていう表現がちょうどいいかもしれない。海ににいったり、飲みにいったり。コロナ以前は、BBQだの、キャップだの、ってイベントと称してよく遊んでいた。

2013年BBQ
2014年沖縄

今年2024年は、いろんな意味で動き出したい。
潜水工房 鯨庵の活動も、徐々に復活していこうと思うのだ。コロナ前のように。だから海もツアーにイベントも、どんどん企画していこうと。
この記事をご覧になって、ダイビングやってみようかな、と思われた方、ぜひ一度ボクの話を聞いてやってください。

言いやすい人。言いやすいお店。気安いお店。
ハイホー☆

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