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何か見えないものの

休み。起きるもんかと思っていたのに
たぶんいつもと同じくらいの時間に目が覚めた。
覚めるだけで起き上がりはしない。なんとかもう一度寝ようと試みたが無理だった。本来ならもう、週に1回登校すればいいだけの息子、毎日普通に学校に行く。来月、3年間の集大成イベントがあるのだ。ソロで(ソロで?!)出演もするし実行委員もやっているらしい。

というわけで、息子を玄関先で見送った。お子さんが不登校で悩んでいる方はたくさんいて、自分が不登校で悩んでいる子もたくさんいて、私が何を言えるわけではないけれども、時期を待つとかタイミングとか縁とかの、何か見えないものの存在ってあるよなあと思う。

昨日、後輩たちからの寄せ書きをもらってきていて、「自分の意見を言える先輩がカッコ良かった」とか「もっと先輩と話をしたかった」とか書かれていて、泣けて泣けてしかたなかった。俺の寄せ書きになんで泣いとん?と息子が白い目でみていたけど、アホかお前。ほんまにアホか。
ちょうど小学生がわちゃわちゃと通る時間だった。私は子どもが嫌いだ。まあ嫌いなだけで、それだけ。寒い寒いと言いながら家に入った。

一駅前で電車を降りて歩くと30分くらい。そんなに遠いわけでもなくてちょうど良いと言えばそうなんだろう。歩いて帰るためにバッグをリュックに替えた。リュックを常用するのは生まれて初めてである。まだぜんぜん慣れなくて定期を出すのも財布を出すのももたもたする。ただ、背負うというのはこんなにも楽ちんなのかと驚いている。今までと同じ荷物なのに軽い。ぜんぜん軽い。難をいえば似合わない。こんなにリュックが似合わない人間がいるだろうか。職場でもちょっと話題になったほど似合わない。なんで。

更年期のピークを越えたかもしれない。最近調子が良いので都合の良いことを思っている。でももう2ヶ月くらい薬は飲んでいないし更年期症状も落ち着いている。虫歯治療に行かなきゃいけないが分かっているが切羽詰まっているが怖くて行けてない。私の人生がどうぞこれからでありますように。

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