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空衣
2018年1月19日 03:24
二人で夜道を歩いていた。まんまるの満月は妙に紅く染まっていて、ドラキュラが出てきてもおかしくなかった。 きっと愛し合っていたにも関わらず、私たちは手を繋ぐでもなくキスするでもなく、お互いが以前した男とのセックスの話をしていた。 内に秘めたもので噛み付く牙を私は彼女に対して押しとどめていて、それどころかすっかり神聖な気分にさせられていた。その頃には私は好きな相手の体験談に血迷った嫉妬を禁