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京都ハイラルを駆けずり回れ!ティアキン祠めぐり・Day7

「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」に登場する152の祠の名前の元になった京都市内の地名・通り名・寺社仏閣を実際に訪れる#ティアキン祠めぐり。
梅雨明けでぼやぼやしていると一気に命に関わるレベルで暑くなりそうだったので、前回から中二日で7/18に決行する7日目。ずっと先延ばしにしていたヘブラ地方の残りを攻略。

5&6日目はこちら。

ヘブラで残っている祠の地名は宇多野・鳴滝白砂・梅ヶ畑・そして高雄と周山街道の山道沿いに集中してます。
実は高雄には9年前の紅葉の見頃に一度カメラを持って自転車で登ったんですが、秋深い時期でも着いた頃には息も絶え絶え、翌日はまるで使い物にならないぐらい疲れ果てたという実体験がありまして、あれから9年が経ち自分も齢50、しかも猛暑の日中となると生きて帰れる自信が全く持てず二の足を踏んでいたのが正直なところ。

そんな想いを抱えながら祠めぐりをしていると、金閣寺など坂がちな場所で外国人観光客がレンタサイクルを利用しているのが目についてふと考えました。
電動アシスト自転車借りれば行けるんじゃないか…?

調べてみたところ京都市内では電動アシスト自転車・電動キックボードのシェアサービス「LUUP」のポートがとんでもない速度で増えてることを知りました。いい具合に7日目のスタート地点のほど近くにもポートがあるのを確認。今回はこれを利用してみることにしました。難関攻略なるか!

125.スアリワカの祠・有栖川

前回うっかり忘れてたゲルド最後の祠。ここ上野橋で有栖川は桂川に合流します。

これで今度こそゲルドはおしまい。


126.ノウダの祠・宇多野

嵐電宇多野駅。大きな三角形の波のような屋根が緑深い景観によくマッチした趣ある駅です。


スタミナ切れを起こさないようがっつり昼食をとって、あらかじめLUUPアプリで電動アシスト自転車の駐車を確認済みの御室仁和寺駅前にあるポートへ。

乗り換えました。初めて乗る電動アシスト独特のハンドルを持っていかれる感覚や、ずっと乗っているMTBの半分ほどしかないペダルクランク径などに戸惑いながら体を慣らしつつ、いざゆかん高雄!


127.オロムワカの祠・御室川

鳴滝方面から注ぐ御室川。ここから先はいよいよ高雄ルート!


128.シスラナの祠・鳴滝白砂

仁孝天皇皇子 常寂光院墓。三宝寺の墓地を登った先にあるのがこちら。石段は整備されてますが赤土の露出も多いため雨上がりのお詣りは注意したほうがよさそう。


129.マヤウメキサの祠・梅ヶ畑山崎町

ご覧のとおり何もないがあります。


130.カハタナウメの祠・梅ヶ畑中田町

大龍寺。本尊の秘仏・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は大ヒット曲「トイレの神様」に出てくる神様のことだそうです。


131.ルタフウメの祠・梅ヶ畑古田町

山城国最古の八幡宮といわれる平岡八幡宮。御神木も立派です。


132.イジョオの祠・往生院

電動アシスト自転車でもモーターが悲鳴をあげる勾配の先に見えた往生院。山間の風情ある墓地を守る静かなお寺です。


133.エウトウメの祠・梅ヶ畑上砥町

為因寺。この形の石塔は「宝篋印塔」と呼ばれ、先の常寂光院墓や大龍寺でも見られましたが、ここ為因寺の宝篋印塔は高山寺とともに最古のものとされているそうです。


しかしさすが電動アシスト。斜度が上がってくると漕ぐ力も多少強くなるもののノーアシストとは大違い。全行程の半分以上を半泣きで自転車押して上がってた9年前がウソみたいに一度も足を着くことなく登りきってしまいました。とはいえ軽い熱中症のような症状は出てるし、一旦止まって腰を下ろすとまた前回のガタキサみたいにめまいを起こしかけるので慎重に立ち上がらなくちゃならないんですが…。

134.タウヨシプニの祠・梅ヶ畑菖蒲谷

高雄・神護寺の参道わきから清滝川に沿って林道を進んだ先。時折アオサギが頭の上を飛んでいきます。川の音が疲れて火照った体を癒してくれます。


135.オタカカの祠・高雄

清滝川の川岸からの石段で何度か座り込み体を休めながらやってきた神護寺。秋の紅葉がライトアップされた金堂への石段は本当に一見の価値あり(4枚目は9年前に撮った写真)。

神護寺の山門を潜ったところで激しいスタミナ切れを起こし、しばらくへたり込んでしまいました。食事は充分にとっていて体力的には問題なかったもののいくら電動アシストといえど車重は当然普通の自転車より大きいわけで、そこにプラス石段での消耗が相当きいたようです。
さいわい神護寺には甘味処もあれば自動販売機も潤沢に設置されているので糖分や水分補給に事欠くことはないんですがそれでも油断は禁物。500mlペットボトルを1本飲み干し、持参していたヒヤロンをヘルメットの中に入れて立ち上がります。

ともあれ祠めぐり最大の懸念事項だった高雄攻略も成功!152の祠も残るはラネール地方の17箇所のみとなりました。
その中の2箇所だけ次回に備えて帰り道で回ってしまうことに。

136.ザクスクの祠・朱雀門趾

平安時代、大内裏の南側にあったとされる朱雀門の跡地。史料が少なく具体的な規模などは今に至るまで不明な点が多いようです。


137.ジョニウの祠・二条

JR二条駅。この周辺も開発めざましく、20年ほど前とは見違えちゃいました。昔はなんか…もっと雑然としてたような…(それ京都市内だいたいの町に当てはまる)。



7日目ルート。ごめんなさいスアリワカ入れ忘れてます

次回ついにラストラン。ラネール地方残り15箇所の攻略です。
ここまで来ればあとはもうウイニングラン気分でしょ、と気楽に構えていた筆者を手痛いしっぺ返しが襲います…。

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