「句具ネプリ-冬至-」の感想まとめ
2021年12月22日、冬至に発行した、第四号の「句具ネプリ」。
177人からの177句の作品が集まり、読み応えたっぷりのネプリになりました。
今回は、コンビニプリント114回、無料ダウンロード156回で、のべ270冊が旅立っていったことになります。
#句具ネプリ のタグにたくさん感想が集まっていましたので、こちらで、時系列で一挙にご紹介します。
タグは全て拾っているつもりですが、もし漏れや重複があればご連絡いただければ修正や追加します！
みなさんありがとうございました。
句具ネプリ-冬至-に集まった、たくさんの感想
#句具ネプリ
— 冬泉 (@etoileerrante1) December 22, 2021
手持ちのステープラーでは負ける厚さだった(^^)
目についた五句。
太陽系全部浮かべて柚子湯かな（想吉）
寒すばる優しき子から辞めてゆく（里山子）
ひとひらは雪の単位にして無量（柊月子）
とりけもの絵本に集ふ聖夜かな（Tokie）
ムスカイボリタンテス消え神迎（ノグチダイスケ） pic.twitter.com/CMi96iJVrv
気になった句をとにかく列挙していきます！
— うっかり (俳句、短歌とか) (@575or57577) December 22, 2021
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい
舘野まひろ
街小春鎧坂下理容店
吉田芳子
生まれくる心音に似て初雪は
高木小都
電飾に飽きて光は白鳥に
土井探花
冬ざれや誰にもひとつされこうべ
十猪
初霜やどうぶつビスケットにくぢら
内橋加奈子#句具ネプリ
佳子さまと眞子さんが抱きあふ小春
— うっかり (俳句、短歌とか) (@575or57577) December 22, 2021
千野千佳
肛門の無防備な犬冬来る
仲田かのこ
山眠るアンモナイトをあたためて
村瀬っち
冬そうび性記されぬ主人公
ばんかおり
歯磨粉太く出でけり年始
鈴木沙恵子
白鳥やガスライターの火の根透く
西川火尖
口開く鯨は星を食べたくて
桜井教人#句具ネプリ
鉛筆の芯に入りたる寒さかな
— うっかり (俳句、短歌とか) (@575or57577) December 22, 2021
奈央子
手まねきのくすぐったさよ年の市
優木ごまヲ
大根畑早逝なれば永き死後
生駒大祐
毒殺のあらましポインセチア咲く
真冬峰
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉
海音寺ジョー
寒林やマトリョーシカの一つ欠け
三倉十月#句具ネプリ
参加させていただきました！
— 八日きりん (@youkakilin) December 22, 2021
好きな句に一言だけ感想を…(敬称略) その①
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き
隣安
(冬林檎の寂しさと温かさが)
冬ざれや誰にもひとつされこうべ
十猪
(句の内容、韻、リズム…勉強になりました)#句具ネプリ
その②
— 八日きりん (@youkakilin) December 22, 2021
風邪薬ぬるま湯といふ大雑把
篠原新治
(言われてみれば大雑把(笑)。風邪の時も「言葉」が気になる俳味)
交譲葉や戸塚中継所へ倒る
西村棗
(新年の季語「交譲葉」から駅伝への発想の飛ばし方！)
うちらしか勝たん二日のプリクラ機
田中木江
(新年から生足で、顔盛って、最強)#句具ネプリ
その③
— 八日きりん (@youkakilin) December 22, 2021
歯磨粉太く出でけり年始
鈴木沙恵子
(清々しさ、気合い…歯磨粉で表現するとは！)
大根畑早逝なれば永き死後
生駒大祐
(抜かれた大根の後に開いた穴の黒さのような)
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉
海音寺ジョー
(駱駝の流し目は色っぽそう。「もらふ」がいい)#句具ネプリ
以上、厳選に厳選を重ねてツイートしましたが、「これもいいな！」も含めたらこの３倍、いや５倍にはなりそうな…素敵な句の数々、一番長い夜がとてもキラキラしています。
— 八日きりん (@youkakilin) December 22, 2021
句具の中の皆さまも、ありがとうございました！
さて、もう一度読み直そう♪
句具ネプリの俳句の感想（鑑賞）〜その①〜｜西村 棗 @natsume_haiku #note https://t.co/UtWRK6bqcH
— 西村 棗 (@natsume_haiku) December 22, 2021
拙い文章ではありますが、句具ネプリの俳句の感想(鑑賞)を書かせていただきました。
素敵な作品ばかりで迷いましたが、特に好きな10句を載せました。
句具さん、ありがとうございます♪#句具ネプリ
冬の #句具ネプリ
— ひつじ (@KonnoHitsuji) December 23, 2021
いろんな色合いの句が集まっていて今回も楽しいです✨
好きな句を一方的に叫ぶその1
街小春鎧坂下理容店（吉田芳子）
手鏡ひらく八十路の恋や冬菫（河添美羽）
湯豆腐やひとりのときは肉いれて（堀田季何）
電飾に飽きて光は白鳥に（土井探花）
↓
#句具ネプリ 叫ぶその2
— ひつじ (@KonnoHitsuji) December 23, 2021
懐手ハシビロコフの動くまで（直木葉子）
しきたりや諸葛が里の冬構（坂西涼太）
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き（隣安）
太陽系全部浮かべて柚子湯かな（想吉）
そらという名のキリンの冬に居合わせる（友定洸太）
佳子さまと眞子さんが抱きあふ小春（千野千佳）
↓
#句具ネプリ 叫ぶその3
— ひつじ (@KonnoHitsuji) December 23, 2021
手袋を人形にして本音言ふ（国代鶏侍）
交譲葉や戸塚中継所へ倒る（西村棗）
冬さうび性記されぬ主人公（ばんかおり）
尻上げて尻上げて鴨進まざる（濱ノ霞）
水仙やみんなで探す落とし物（千橙花）
寒すばる優しき子から辞めてゆく（里山子）
↓
#句具ネプリ 叫ぶその4
— ひつじ (@KonnoHitsuji) December 23, 2021
こたつのなかにおかあさんのばかとかく（倉下碧女）
ぎんいろの鼻したすべり台寒夜（とうい）
駱駝からもらふ一暼冬紅葉（海音寺ジョー）
ホットレモネード夫だけ泣く映画（丹下京子）
生まれかわっても石鹸さっきまで蜜柑（髙田祥聖）
↓
#句具ネプリ 叫ぶその5
— ひつじ (@KonnoHitsuji) December 23, 2021
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦（後藤麻衣子）
垣根のないさまざまな方の
のびのびした句を
こんなに手軽に拝見できる場
とてもありがたいです✨
麻衣子さん
楽しい企画をいつもありがとうございます❗️
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
素敵な句がたくさんあって、やっぱり俳句っていいなぁと幸せな時間を過ごしました😊
私は気に入ってる既発表句を投句しました🎄挙げてくださってる方、ありがとうございます✨
特に好きな句です❗️
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい(舘野まひろ)
かわいい…かわいい…素敵…かわいすぎる
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
湯豆腐やひとりのときは肉いれて(堀田季何)
ひとりで好きにやる感じ大好き、しかもおいしそうでたまらない…ひとりのときやってみよ
残されしアヒルも浮かべ冬至の湯(板柿せっか)
いつもアヒルと入ってるのかな、柚子湯だけどアヒルもやっぱり入れちゃう…明るくてかわいい幸せなお風呂♨️
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
真っ黒に着ぶくれひとり雨の中(みづちみわ)
切ない…気になる…私も黒に着ぶくれしがちなので親近感
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな(このはる紗耶)
かわいい…何が届いたんだろう、きっと素敵なもこもこ…
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
太陽系浮かべて柚子湯かな(想吉)
宇宙❗️お風呂入ってるとたまに壮大な気分になりますね💫
初恋に傷オリオンはなぞれない(こっぺぱん)
切ない…いつかその傷も美しく思い出になるだろうか
山眠るアンモナイトをあたためて(村瀬っち)
冷たい海で滅んだアンモナイトを静かに慈しむ…
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
ひとひらは雪の単位にして無量(柊 月子)
素敵…素敵…ほとんど雪の降らない地域に住んでるので、ひとひらの雪から広がる世界に思いを馳せる
とりけもの絵本に集ふ聖夜かな(Tokie)
素敵…素敵…美しい絵本を手に取って、そっと開く聖夜の幸福
#句具ネプリ
— 真冬峰 (@mine_mid) December 23, 2021
ホットレモネード夫だけ泣く映画(丹下京子)
ふふ、かわいい夫😊レモネードがあたたかいのも良いなあ
ムスカイボリタンテス消え神迎(ノグチダイスケ)
何だろう？と思って検索して納得✨素敵✨
何回も読み返してます💕
素敵なネプリありがとうございました🥰
#句具ネプリ
— 山本先生 (@y_t_haiku) December 23, 2021
から特に好きな句を✍️
手袋を人形にして本音言ふ
国代 鶏侍
ああ…よい…キュンです。
あなたがいてわたしがいて冬うらら
紫乃
これは冬うらら〜。うらら。
うちらしか勝たん二日のプリクラ機
田中木江
「二日」が良すぎ。動かしたくない「二日」。
#句具ネプリ
— さちよ (@guri_goma) December 23, 2021
好きな句
肉球を拭かされてをり冬籠
岡村知昭
猫と冬籠は近いかもしれないけれど、“されてをり”で抜群に面白いと思います
#句具ネプリ
— さちよ (@guri_goma) December 23, 2021
好きな句
いつもより鳴いてやかんも大晦日
秋夜風
「いつもより」で染之助・染太郎を思い出してしまい、元日の先触れとしての大晦日が動かない
「より」「て」「も」の言葉運びも場面の展開も粋だなぁと思います
#句具ネプリ
— さちよ (@guri_goma) December 23, 2021
好きな句
残されしアヒルも浮かべ冬至の湯
板柿せっか
湯気のあがる冬至の湯船、ゆずに混じって浮かぶアヒル
柚子とアヒルの色形の相似がいいです
残されしとは、ずいぶん前にアヒルの持ち主はこの家を去っているということ
そこにドラマが垣間見えます
句具ネプリ冬至
— くび奈が (@7r1s1) December 23, 2021
この度初めて拝読しましたが
あまりに素敵で
なんなら泣きそう🥲✨#句具ネプリ #句具 #俳句 https://t.co/sRhuw8rv0P
#句具ネプリ 2021冬の感想を書きました
— アヤカタソ@秋夜風✒ (@BL60486996) December 24, 2021
毎回すごく楽しみにしています。
美しい紙面に編集で、本当に無料でいいのか？といつもながら感動しています。
句具ネプリ冬2021 感想など｜さにつらふ(秋夜風)ayaca #note https://t.co/qvWrS0V8B4
句具ネプリの感想書きました！すっごいボリューミーで読むのが楽しかった。句具さんいつもありがとうございます。#句具ネプリ
— 十月 (@october_10tsuki) December 24, 2021
句具ネプリ vol.04 2021 冬 - october notes https://t.co/HmO7r7Q8Sp
好きな句を並べます（１１句）
— 新出既出２０ (@Shinnsyutu2020) December 24, 2021
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き 隣安さん
残されしアヒルも浮かべ冬至の湯 板柿せっかさん
聖樹背に薄く告知を試みる 郁未さん
初雪やどうぶつビスットにくぢら 内橋可奈子さん
手袋を人形にして本音言ふ 国代鶏侍さん#句具ネプリ https://t.co/TRYwhmISsc
風邪薬ぬるま湯といふ大雑把 篠原新治さん
— 新出既出２０ (@Shinnsyutu2020) December 24, 2021
冬銀河コペルニクスの割った皿 瀬戸優理子さん
うちらしか勝たん二日のプリクラ機 田中木江さん
いつもより鳴いてやかんも大晦日 秋夜風さん
こたつのなかにおかあさんのばかとかく 倉下碧女さん
ひとひらは雪の単位にして無量 柊月子さん#句具ネプリ
句具ネプリ掲載句より、特に特に好きな8句を。
— さるぼぼ (@sal_bobo) December 24, 2021
それとなく蝶に親しき冬日かな
うっかり
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい
舘野まひろ
吊革も吾も斜めや十二月
笠原小百合
初霜やどうぶつビスケットにくぢら
内橋可奈子
↓
続く#句具ネプリ#句具 https://t.co/XV5e4Yffee
信号の矢印のさき冬のにじ
— さるぼぼ (@sal_bobo) December 24, 2021
カワナ
歯磨粉太く出でけり年始
鈴木沙恵子
ひとひらは雪の単位にして無量
柊月子
グラタンの大地小さく裂け聖夜
アワイアオ
これもこれも、と収拾がつかないくらい素敵な句ばかりでした。
ありがとうございました🐰💕
#句具ネプリ 好きな句がたくさん！の中の10句💛
— かむろ坂喜奈子 (@k_kamurozaka) December 24, 2021
〇白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい 舘野まひる
〇太陽系全部浮かべて柚子湯かな 想吉
〇手袋を人形にして本音言ふ 国代鶏侍
〇歯磨粉太く出でけり年始 鈴木沙恵子
〇毒殺のあらましポインセチア咲く 真冬峰
↓つづく
〇カピバラの丸齧りする柚子湯かな 菊池洋勝
— かむろ坂喜奈子 (@k_kamurozaka) December 24, 2021
〇ひとひらは雪の単位にして無量 柊月子
〇駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 海音寺ジョー
〇冬麗や白きスーツの漫才師 Q&A
〇とりけもの絵本に集う聖夜かな Tokie
素敵な句をありがとうございます。メリークリスマス🎄 #句具ネプリ
#句具ネプリ
— くび奈が (@7r1s1) December 25, 2021
好きな句🥴
🏅ビーボーイおでんダパーリィツーデイズ／押井獅子さん
🏅ラジオより第九こぼれる決戦前夜／キャリコさん
🏅冬麗や白きスーツの漫才師／Ｑ＆Ａさん
それぞれの句に鑑賞を書こうと思ったら文字数とても足りない🥲グス pic.twitter.com/yWOpPsdHO2
🦀好きな句3句🦀
— さえこ (@mamerocq) December 25, 2021
こたつのなかにおかあさんのばかとかく
倉下碧女
寒すばる優しき子から辞めてゆく
里山子
ホットレモネード夫だけ泣く映画
丹下京子
#句具ネプリ
#句具ネプリ-冬至- 2021
— 迫久鯨（俳号） (@hi_dec035) December 25, 2021
参加してました。好きな句を。
◇藍色の東京タワー算盤忌／土佐藩俳句百姓豊哲
◇初霜やどうぶつビスケットにくぢら／内橋可奈子
◇白鳥やガスライターの火の根透く／西川火尖
◇ひとひらは雪の単位にして無量／柊 月子
#句具ネプリ 好きな句から５句
— 梵庸子 (@yG8A8HEB93eiERC) December 25, 2021
藍色の東京タワー算盤忌 土佐藩俳句百姓豊哲
ライトアップで藍色に輝くのが目に浮かびます🌙
真っ黒に着ぶくれひとり雨の中 みづちみわ
色の効果で辛さが際だち泣けます😭
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな このはる紗耶
四角いイメージが覆り愉快な実感✨
#句具ネプリ 続き
— 梵庸子 (@yG8A8HEB93eiERC) December 25, 2021
雪催そののちの家持の空 冬泉
自然の景色を見て古典の世界とのつながりを感じる心が素晴らしいです。
生まれかわっても石鹸さっきまで蜜柑 髙田祥聖
ちょうどみかん色の石鹸を家で使っています。石鹸を見る目が変わりました🍊
他にもたくさん好きな句ありました🥰
今回は家でプリントアウト。手に取れて、形になるっていいなあ。TALKROOMも毎回楽しみ😚#句具ネプリ pic.twitter.com/yH6c5AyhJu
— さえこ (@mamerocq) December 25, 2021
#句具ネプリ
— ちーかま (@chika158cm) December 25, 2021
毎回たのしみにしています。
春分、夏至、秋分、冬至にネプリで、立春、立夏、立秋、立冬に句会という仕組みを考えた句具のなかのひと天才‥‥✨
#句具ネプリ すきな句①
— ちーかま (@chika158cm) December 25, 2021
湯豆腐やひとりのときは肉いれて
堀田季何
遠火事にそつと雲形定規の夜
有本仁政
立冬や入浴剤にくすぐられ
たろりずむ
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな
このはる沙耶
手袋を人形にして本音言ふ
国代鶏侍
尻上げて尻上げて鴨進まざる
濱ノ霞
#句具ネプリ すきな句②
— ちーかま (@chika158cm) December 25, 2021
うちらしか勝たん二日のプリクラ機
田中木江
歯磨粉太く出でけり年始
鈴木沙恵子
あくのなき小松菜のごと暮らしをり
伊藤てまり
白鳥やガスライターの火の根透く
西川火尖
大根畑早逝なれば永き死後
生駒大祐
通販の金切り声や十二月
野島正則
#句具ネプリ すきな句③
— ちーかま (@chika158cm) December 25, 2021
神の旅半音下がる川の音
安
ホットレモネード夫だけ泣く映画
丹下京子
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦
後藤麻衣子
ほかにもたくさんありました。知っている方々のも多くて嬉しかったです！
ありがとうございました😊
3か月ごとのたのしみ #句具ネプリ に参加させていただきました！
— 天虫 (@tenchu_575) December 26, 2021
遅ればせながら、印象に残った句を。
（その１）
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい 舘野まひろ
遠火事にそつと雲形定規の夜 有本仁政
人体は流線形だ空つ風 八日きりん
冬ざれや誰にもひとつされこうべ 十猪
（その２）
— 天虫 (@tenchu_575) December 26, 2021
イコールにならぬ日よ冬の蝗よ つまりの
そらという名のキリンの冬に居合わせる 友定洸太
風花やみんなは上を向けもつと 鷹之朋輩
冬さうび性記されぬ主人公 ばんかおり
辻褄の合わないままに木の葉散る 加藤右馬
大根畑早逝なれば永き死後 生駒大祐#句具ネプリ
初心者のわたしにはTALK ROOMの「おすすめの歳時記」が参考になりました！
— 天虫 (@tenchu_575) December 26, 2021
角川の「季寄せ」と５分冊の文庫版を使っているのですが、新解さん的な歳時記！？ 知らなかった！
ちなみにわたしは初めて買った「ケータイ歳時記」（紅書房）を挙げたのですが、こちらもう在庫なしなんですね。#句具ネプリ
#句具ネプリ
— さわちゃん (@ohanashiobasan) December 26, 2021
やっと印刷出来ました😉。
素敵な句ばかりで💓。
その中でも💘に響いた句
寒すばる優しき子から辞めていく
里山子
回送のバスと凩すれ違ふ
柚木みゆき
ひとひらは雪の単位にして無量
柊月子
毛糸玉ころころ笑ふ聞き上手
藤色葉菜
街小春鎧坂下理容店
吉田芳子 pic.twitter.com/yiPnAnxEya
冬の句具ネプリも参加させていただきました。素敵な句がたくさんありました💕ようやく私なりの鑑賞文が書けましたので、気が向きましたらどうぞ～☺️#句具ネプリ
— 香田ちり (@Chilli_Koda) December 26, 2021
「句具ネプリｰ冬至ｰ」のお気に入り五句｜香田ちり #note https://t.co/xPoBXPNCvr
https://note.com/chilli_koda/n/nff524af95115
#句具ネプリ 読んでいます。
— トモサダ (@tadanoomosa) December 26, 2021
ホットレモネード夫だけ泣く映画 丹下京子
同じ空間で同じ体験をしても感じ方は同じではないんですよね。ひとりひとりが個人であるということをドリンクの温かさが象徴してくれる大好きな句です。
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい 館野まひろ
— 海螺a.k.a田中目八 (@ConchHailuo) December 27, 2021
冬さうび性記されぬ主人公 ばんかおり
こたつのなかにおかあさんのばかとかく 倉下 碧女
白鳥やガスライターの火の根透く 西川火尖
ひとひらは雪の単位にして無量 柊 月子
ホットレモネード夫だけ泣く映画 丹下京子#句具ネプリ pic.twitter.com/suo5DXWWyE
#句具ネプリ ～冬～ 楽しく拝読しました！
— 紬 (紗耶) (@tumugi_kon) December 27, 2021
その中から特に好きな句10句を敬称略で呟きます。
※他にも好きな句が複数ありますが、以前句会等で感想をお伝えしたことがある句は今回外させていただいています🙇
（続く）
#句具ネプリ ～冬～ 好きな句その１
— 紬 (紗耶) (@tumugi_kon) December 27, 2021
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい 舘野まひろ
湯豆腐やひとりのときは肉入れて 堀田季何
人体は流線形だ空つ風 八日きりん
風花や爪噛むまへに手をつなぐ 箱森裕美
吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合
（続く）
#句具ネプリ ～冬～ 好きな句その２
— 紬 (紗耶) (@tumugi_kon) December 27, 2021
セーターを脱ぐ一日を脱ぎ捨てる 天虫
寒すばる優しき子から辞めてゆく 里山子
初氷白湯の温みの胃のかたち 枝月
鉛筆の芯に入りたる寒さかな 奈央子
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦 後藤麻衣子
とても楽しいネプリをありがとうございます！⛄️🌟
#句具ネプリ 冬至 特に好きな句🕊
— 後藤麻衣子 (@goma121) December 27, 2021
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい / 舘野まひろ
生まれ来る心音に似て初雪は / 髙木小都
湯豆腐やひとりのときは肉いれて / 堀田季何
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き / 隣安
風花や爪噛むまへに手をつなぐ / 箱森裕美
初霜やどうぶつビスケットにくぢら / 内橋可奈子
#句具ネプリ 特に好きな句🕊
— 後藤麻衣子 (@goma121) December 27, 2021
太陽系全部浮かべて柚子湯かな / 想吉
そらという名のキリンの冬に居合わせる / 友定洸太
佳子さまと眞子さんが抱きあふ小春 / 千野千佳
年の暮そろそろ君は産まれたか / 白月
冬銀河コペルニクスの割った皿 / 瀬戸優理子
冬さうび性記されぬ主人公 / ばんかおり
#句具ネプリ 特に好きな句🕊
— 後藤麻衣子 (@goma121) December 27, 2021
水仙やみんなで探す落とし物 / 千橙花
うちらしか勝たん二日のプリクラ機 / 田中木江
寒すばる優しき子から辞めてゆく / 里山子
歯磨粉太く出でけり年始 / 鈴木沙恵子
こたつのなかにおかあさんのばかとかく / 倉下 碧女
ムーミンとはいると言いて柚子湯かな / 五月ふみ
#句具ネプリ 特に好きな句🕊
— 後藤麻衣子 (@goma121) December 27, 2021
白鳥やガスライターの火の根透く / 西川火尖
検温に前髪分くや夕時雨 / 山本先生
辻褄の合わないままに木の葉散る / 加藤右馬
肉球を拭かされており冬籠 / 岡村知昭
寒林やマトリョーシカの一つ欠け / 三倉十月
神の旅半音下がる川の音 / 安
#句具ネプリ 特に好きな句🕊
— 後藤麻衣子 (@goma121) December 27, 2021
大根畑早逝なれば永き死後 / 生駒大祐
ホットレモネード夫だけ泣く映画 / 丹下京子
生まれかわっても石鹸さっきまで蜜柑 / 髙田祥聖
「特に」と書いたように好きな句はまだもっとたくさんあります…
本当に素敵な作品ばかり…尊🙏
ありがとうございました！（敬称略）
手鏡ひらく八十路の恋や冬菫 / 河添美羽
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
マフラーのうまく巻けない影ぼうし / 土屋幸代
ファミチキはあつあつ雑居ビルで火事 / いかちゃん
藍色の東京タワー算盤忌 / 土佐藩俳句百姓豊哲
冬ざれや誰にもひとつされこうべ / 十猪
冬至粥に南瓜を添へて介護食 / 千春#句具ネプリ
風花や爪噛むまへに手をつなぐ / 箱森裕美
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
Quoカード十円残る年の暮 / 海峯企鵝
吊革も吾も斜めや十二月 / 笠原小百合
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな / このはる紗耶
初霜やどうぶつビスケットにくぢら / 内橋可奈子
枯野にて鍬一丁の西明かり / 處容#句具ネプリ
初恋に傷オリオンはなぞれない / こっぺぱん
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
冬月や旧車ボルボに積むギター / 月石 / 幸
交譲葉や戸塚中継所へ倒る / 西村 / 棗
穴閉じる薄き耳朶去年今年 / 如月かのん
冬銀河コペルニクスの割った皿 / 瀬戸優理子
肛門の無防備な犬冬来る / 仲田かのこ#句具ネプリ
板敷きぢやなくくちづけの寒さだろ / 楠本奇蹄
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
山茶花の真白き闇におちていく / 村蛙
冬さうび性記されぬ主人公 / ばんかおり
寒すばる優しき子から辞めてゆく / 里山子
歯磨粉太く出でけり年始 / 鈴木沙恵子
こたつのなかにおかあさんのばかとかく / 倉下 / 碧女#句具ネプリ
白鳥やガスライターの火の根透く / 西川火尖
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
待合のみなうつむいて小春かな / 夏風かをる
大根畑早逝なれば永き死後 / 生駒大祐
毒殺のあらましポインセチア咲く / 真冬峰
ひとひらは雪の単位にして無量 / 柊 / 月子
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 / 海音寺ジョー#句具ネプリ
肉球を拭かされており冬籠 / 岡村知昭
— 加藤右馬 (@cheval_droit) December 27, 2021
痩せてきた猫の首の根雪催 / 赤波江春奈
寒林やマトリョーシカの一つ欠け / 三倉十月
早梅や空を元気にするひかり / 颯萬
ホットレモネード夫だけ泣く映画 / 丹下京子
生まれかわっても石鹸さっきまで蜜柑 / 髙田祥聖#句具ネプリ
#句具ネプリ 冬の句から特に好きな句を挙げていきます。
— 坂西涼太🐾 (@tora813) December 27, 2021
街小春鎧坂下理容店 吉田芳子
湯豆腐やひとりのときは肉入れて 堀田季何
マフラーのうまく巻けない影ぼうし 土屋幸代
風花や爪噛むまへに手をつなぐ 箱森裕美
生きるとは吸ふて吐くこと息白し はまゆう
つづく…
吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合
— 坂西涼太🐾 (@tora813) December 27, 2021
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな このはる紗耶
枯野にて鍬一丁の西明かり 處容
冬蠅の碧輝ける聖夜かな 佐々木のはら
山眠るアンモナイトをあたためて 村瀬っち
歯磨粉太く出でけり年始 鈴木沙恵子
初氷白湯の温みの胃のかたち 枝月
つづく…
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 海音寺ジョー
— 坂西涼太🐾 (@tora813) December 27, 2021
以上、敬称略でした。
#句具ネプリ
— 渡辺かや (@kaguyahime0524) December 28, 2021
冬至
特に好きな句
「先生の句集をひらくこと小春」
ゆきまちさん
「父親は徐々になるもの大根煮る」
稲畑とりこさん
「太陽系全部浮かべて柚子湯かな」
想吉さん
↓続く
#句具ネプリ
— 渡辺かや (@kaguyahime0524) December 28, 2021
冬至
特に好きな句
「先生の句集をひらくこと小春」
ゆきまちさん
「父親は徐々になるもの大根煮る」
稲畑とりこさん
「太陽系全部浮かべて柚子湯かな」
想吉さん
↓続く
「山眠るアンモナイトをあたためて」
— 渡辺かや (@kaguyahime0524) December 28, 2021
村瀬っちさん
「いつもより鳴いてやかんも大晦日」
秋夜風さん
「白鳥やガスライターの火の根透く」
西川火尖さん
「グラタンの大地小さく裂け聖夜」
アワイアオさん
#句具ネプリ わたしの心惹かれた句
— mari (@mariiiram) December 28, 2021
街小春鎧坂下理容店 吉田芳子
初氷白湯の温みの胃のかたち 枝月
ひとひらは雪の単位にして無量 柊月子
ムスカイボリタンテス消え神迎 ノグチダイスケ
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦 後藤麻衣子
参加のみなさま素敵な句の数々をありがとうございました！
湯豆腐やひとりのときは肉いれて 堀田季何
— 瀬戸優理子＠「さっぽろ俳句倶楽部」主宰 (@yurikoseto) December 28, 2021
グラタンの大地小さく裂け聖夜 アワイアオ
印象的な食べ物句。それぞれの詩情が哀しく楽しい。
ホットレモネード夫だけ泣く映画 丹下京子
「ふたりだけの空間」を思わせつつ、夫と妻の間にも見えない隔たりがある。温かさと淋しさ。#句具ネプリ
立冬や入浴剤にくすぐられ たろりずむ
— 瀬戸優理子＠「さっぽろ俳句倶楽部」主宰 (@yurikoseto) December 28, 2021
溶けるまで待てず入浴というスピード感から、「くすぐられ」という戯れの時間への転換の微笑ましさ。
都会っ子に憧れる子の黒セーター 星月さやか
「黒」をカッコよく着こなしたいという憧れ。地方から見た都会のイメージが凝縮。#句具ネプリ
その他、好きな句。
— 瀬戸優理子＠「さっぽろ俳句倶楽部」主宰 (@yurikoseto) December 28, 2021
電飾に飽きて光は白鳥に 土井探花
先生の句集をひらくこと小春 ゆきまち
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな このはる紗耶
風邪薬ぬるま湯といふ大雑把 篠原新治
山眠るアンモナイトをあたためて 村瀬っち
肉球を拭かされており冬籠 岡村知明#句具ネプリ
#句具ネプリ
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
特に好きな句の感想を呟いていきます。普段より好き勝手気味、作者さま敬称略。年内に終わるかな…
街小春鎧坂下理容店 吉田芳子
まず、字面がごん強です。間違いなく鎧坂で身構えます。一体この下には何が…と読み下すと、くるくると回る３色のあれが。何とも平和な小春の街並です。
電飾に飽きて光は白鳥に 土井探花
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
私はイルミネーション好きじゃない方の人間なので、前半の措辞に共感。光が倦んだ姿だと思うのです。それが白鳥になるという幻が美しい。探花さんの虚の句はとにかく魅力的ですね。
人体は流線形だ空つ風 八日きりん
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
「だ」の力強さがいいですね。流線形の身体を持つ生き物と言えばまず魚など、水中に棲むものを思い浮かべます。一方、作者は空っ風という強い風の中、風圧を受け流す人体の流線形を唐突に意識するのです。冬の魚のように。
白亜紀の名残の鳥語朴落葉 はれまふよう
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
まず上五中七がとても魅力的です。恐竜から進化したと言われる鳥は、白亜紀の言葉を受け継いでいるのですね。取り合わせの朴落葉も森クラスタとしては超ツボ。あの古代っぽい大きい葉がばさりと落ちた刹那、遥かな昔と現在が交錯します。
立冬や入浴剤にくすぐられ たろりずむ
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
私が愛用している入浴剤は、薄黄色の微発泡のものです。肌の表面に細かい泡がじんわりと集まってくるやつ。あれの感触を「くすぐられ」でぶわっと思い出しました。
天国は寒くあるべし熱燗呑む ギル
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
これぞ、酔っぱらいの戯言！なのですが、妙な説得力があります。天国は暖かい場所というけど、寒い場所こそ熱燗が美味しいではないか、熱燗があってこその天国ではないのか、と。ぜひ作者と熱燗を酌み交わしたいですね。
風邪薬ぬるま湯といふ大雑把 篠原新治
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
共感の一句。いったいぬるま湯って何℃くらいなんでしょうね。湯とついているからには50℃くらい？人肌よりやや熱めの40℃くらい？時と場所によっても変わるぬるま湯の温度。これぞ俳句の俳諧味。
北風の分厚き日々をめくる音 瑠璃星
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 28, 2021
中七以降がやや抽象的なのですが、それゆえに気になる一句。時の流れをめくるものとして北風の音を聴く作者は、充実した毎日なのか、重苦しい毎日なのか。私は、窓の向こうに迫りくる濃灰色の雪雲を見た気がしました。
（たぶん続く）
#句具ネプリ 好きな句が多すぎて付箋を貼った句から泣く泣く三分の一くらいに絞りました。以下敬称略で大好きな句を挙げます。
— たんか(探花) (@doitanka) December 28, 2021
大好きな句その1 #句具ネプリ
— たんか(探花) (@doitanka) December 28, 2021
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい/舘野まひろ
遠火事にそつと雲形定規の夜/有本仁政
風花や爪噛むまへに手をつなぐ/箱森裕美
ずいぶんともこもこしたる歳暮かな/このはる紗耶
初霜やどうぶつビスケットにくぢら/内橋可奈子
大好きな句その2 #句具ネプリ
— たんか(探花) (@doitanka) December 28, 2021
初恋に傷オリオンはなぞれない/こっぺぱん
肛門の無防備な犬冬来る/仲田かのこ
冬さうび性記されぬ主人公/ばんかおり
寒すばる優しき子から辞めてゆく/里山子
大根畑早逝なれば永き死後/生駒大祐
大好きな句その3 #句具ネプリ
— たんか(探花) (@doitanka) December 28, 2021
ぎんいろの鼻したすべり台寒波/とうい(7歳)
ひとひらは雪の単位にして無量/柊 月子
ホットレモネード夫だけ泣く映画/丹下京子
生まれかわっても石鹸さっきまで蜜柑/高田祥聖
素敵なネプリをありがとうございました！
#句具ネプリ 冬至 特に好きな句
— 想吉 (@koichimz) December 28, 2021
生まれ来る心音に似て初雪は 髙木小都
マフラーのうまく巻けない影ぼうし 土屋幸代
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き 隣安
吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合
冬銀河コペルニクスの割った皿 瀬戸優理子
#句具ネプリ
— 想吉 (@koichimz) December 28, 2021
寒すばる優しき子から辞めてゆく 里山子
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 海音寺ジョー
咳ひとつ宇宙と交信する合図 紺野ひつじ
ホットレモネード夫だけ泣く映画 丹下京子
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦 後藤麻衣子
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい/館野まひろ#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
「くちびるがはずかしい」の部分が平仮名になっているところから、白鳥を呼ぶために唇を突き出している様子を想像できて、とても面白いなあと思います！我に返ったときの恥ずかしさが、凄く伝わってきました。
電飾に飽きて光は白鳥に/土井探花#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
幻想的で美しいなあと思いました。童話や民話の世界の厳かさも感じました。
マフラーのうまく巻けない影ぼうし/土屋幸代#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
マフラーって色んな巻き方がありますよね。最初は家族や身近な大人から教わって、頑張って巻いていたよなあという昔の記憶を思い出しました。「影ぼうし」という単語から、不格好なシルエットが浮かび上がってくるところが素敵だと思います。
カピバラも待ち焦がれている冬至かな/草流#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
柚子湯の香りを感じる句だと思いました。どうか一年の疲れを癒せますように。
ホスト辞めようかな冬の林檎剥き/隣安#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
ふとした日常的な動作で無意識に人生の岐路を考えてしまうという瞬間の切り取りに、どきりとしました冬の林檎の赤さに、ヒヤリとします。
マニキュアは塗らずやや尖らせて冬/くび奈が#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
「尖らせる」というところに、作者の揺るぎない意志を感じました。格好いい！
先ず蜜柑の色が落ちつつ暮れてゆく/全自動ひょうたん機#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
観察眼の鋭さに驚きました。蜜柑の色が落ちつつ暮れるという状況の移り変わりが美しくて、何度も頭の中で想像しました。
生きるとは吸ふて吐くこと息白し/はまゆう#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
呼吸という言葉の深さを知ることができる句だと思いました。生きると息白しの語感が好きです。
父親は徐々になるもの大根煮る/稲畑とりこ#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
大根にだんだんと味がしみわたっていく様子と、父親という立場に馴染んでいく、相応しくなっていくという感覚の共鳴が伝わってきました。家族という単位が鍋の中の料理に託されているようにも感じました。温かい気持ちになる句ですね。
吊革も吾も斜めや十二月/笠原小百合#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
気がつけば十二月という感覚のする句だと思いました。斜めという共通点に、十二月の忙しさが追い打ちをかけている感じがして、吾を応援したくなります。
樟脳の薫りとともに十二月/孔明#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
また十二月が巡ってきたという感覚と、過去の出来事を思い出す感覚がしました。十二月の寒さも感じる、少し切ない句だと思いました。
初霜やどうぶつビスケットにくぢら/内橋可奈子#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
初霜の冷たさとどうぶつビスケットの取り合わせが、新しいなあと思います。くぢらが初霜の上を泳ぎそうな感覚がします。
そらという名のキリンの冬に居合わせる/友定洸太#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
キリンを見るときには、顔を空へと向けるから、そらという名前をもらったのかなと思いました。「居合わせる」という表現が、作者とキリンの距離感を表しているようで、面白いと思います。
息白しバターナイフの君の顔/修平#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
バターナイフに君の顔が映っているという描写に、緊張感を持ちました。今までに見たことのない表情をしていそうだなあと思いました。
天国は寒くあるべし熱燗飲む/ギル#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
お酒好きの感じがとても伝わってきて、温かい気持ちになりました。寒いからこそ、熱燗の良さを楽しめるということの実感が伝わってきました。
労働は辛いよなさて冬ざれて/亀山酔田#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
「辛いよな」という呼びかけに、思わずうんうんと頷いてしまいました。「冬ざれて」という部分で、寂しさや虚しさという感情が溢れてくると思いました。
手袋を人形にして本音言ふ/国代 鶏侍#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
人形に本音を託しているという様子に、思わず応援したくなりました。言えるといいね、伝わるといいねという気持ちになりました。
年の暮そろそろ君は産まれたか/白月#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
君は恋人や友人なのか、それともまだ見ぬ我が子なのか。色んな想像ができる楽しい句だと思います。
父となるカウントダウン冬の朝/唯果#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
冬の寒さと父になることへの緊張、そして期待を感じる前向きな明るさを感じました。どきどきします。
山眠るアンモナイトをあたためて/村瀬っち#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
アンモナイトという歴史の深さを感じる化石と、山眠るという季語の取り合わせに、もしかして人類がまだ知らない歴史があるんじゃないかなというわくわくが隠されているように感じます。あたためてくれている山の大きさも感じます。
うちらしか勝たん二日のプリクラ機/田中木江#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
帰省した友人とプリクラを撮っているのかなと思いました。「うちらしか勝たん」という言葉に、青春の活気を感じます。この友情が続くことを願いたいです！！
寒すばる優しき子から辞めてゆく/里山子#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
寒すばるに社会の冷たさと、優しき子の無念さが託されていると思いました。外は寒くて冷たいけれど、星は光り続けているということに、希望が少し見えてくる気がします。
冬晴れや白内障の手術終ふ/山川腎茶#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
手術お疲れさまでした。手術後の世界は、きっと明度や彩度が以前よりはっきりしていて、美しいのだろうなと思いました。冬晴れに安心感や期待が込められていると感じました。
いつもより鳴いてやかんも大晦日/秋夜風#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
大晦日の忙しい感じが、やかんを通して伝わっていました。ピーピーとせっついているようなやかんの音が、耳に響いてきました。
口開く鯨は星を食べたくて/桜井教人#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
星ってどんな味か気になりますよね。鯨のように大きな生き物が食べたら、星がなくなってしまいそうですね。「口開く」の句切れが小気味よくて、好きです。
冬の駅みんな何処かへ帰りゆく/ヤギさん#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
この句を読んで、春夏秋冬の中で帰宅するための通過点である駅から、一番足早に去る季節は冬であるということに気がつきました。柔らかい寂しさを感じます。
ひとひらは雪の単位にして無量/柊 月子#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
ひとひら、雪、無量が、雪が降って白色の景色になりつつある情景を美しく醸し出していると思いました。
回送のバスと凩すれ違ふ/柚木みゆき#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
回送のバスが凩という向かい風によって、大きく揺れたり音をたてたりしている様子が目に浮かびました。作者の季節への鋭き視点を垣間見た気がします。
咳ひとつ宇宙と交信する合図/紺乃ひつじ#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
咳という季語の新たな視点を感じました。暗くない！明るい！咳がひとつ響いた部屋から、宇宙に想像が飛ぶ感覚って素晴らしいなあと思います！
あと、バタフライ効果という言葉を思い出しました。
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦/後藤麻衣子#句具ネプリ
— 案菜 (@u73YlMAkUtrZmlQ) December 28, 2021
金継ぎと晦日蕎麦の取り合わせが、大晦日から元日へ恙なく変わっていくことへの優しい祈りのように感じます。「家系図」と「金継ぎ」のカ行のきっちりとした感じに、蕎麦のしなやかさが眩しいです。
#句具ネプリ 鑑賞続き。敬称略。相変わらず勢いだけ。
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
うちらしか勝たん二日のプリクラ機 田中木江
いやぁ良い。鄙びた町のゲームセンターにあるちょい古い型のプリクラ機で、久しぶりに会っている同級生たちですきっと。さりげなくプリクラ「機」と映像で収めているのが作者のうまさです。
旧道の小さき鳥居や冬雲雀 岸来夢
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
一見なんてことない叙景句なのですが、しっかりとこの土地に根付く歴史と文化が見えてくる言葉選びの確かさ。古びた鳥居のくすんだ赤の向こうに、冬の鮮やかな青空と飛んでいく雲雀が見えて、故郷に帰りたくなる句です。
寒すばる優しき子から辞めてゆく 里山子
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
小学生の頃よく学童で遊んでいたのですが、いつの間にか来なくなった子も。子供って基本、残酷ですよね。その残酷さに、繊細で優しい子ほど深く傷つくのです。でもこの句の場合、冬空の昴を見て、辞めていった子を思い出す大人がいるところに救いがあります。
あくのなき小松菜のごと暮らしをり 伊藤てまり
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
葉野菜なら何になりたいかと問われたら（問いが荒唐無稽なのは横に置く）、私は迷いなく小松菜です。あくもくせもなく、何にでも合う名脇役。ほうれん草だとあくが強いし、青梗菜だと中華っぽいし、小松菜、って名がいいじゃないですか。
気づけば年の瀬気づかずも年の瀬 とくち
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
「え～もう今年が終わるの、早すぎるよ、年賀状まだ書いてないよ～」という会話を、人は毎年飽きもせず繰り返します。私も、今年もしました。多少強引なリズムのおおざっぱさが正に年の瀬という感じがします。
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 海音寺ジョー
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
駱駝のまつげって長いイメージがありますが、実際のところどうなんだろう。キャメル色ってオレンジがかった茶色だけれど、実際の駱駝はもっと白っぽい色じゃない？そんな風に姿や色やらを思い、気づけばその駱駝にじっと見つめられているのです。
鉛筆の芯に入りたる寒さかな 奈央子
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
作者の方は、画家とか建築家とか、ご職業として鉛筆を頻繁に使う方という気がいたします。寒さを感じるのが鉛筆の芯だというところに、常人にはない集中力を感じます。黒々とした炭素の粒たる芯が鈍い光を弾きつつ、しんしんと冷えていきます。
とりけもの絵本に集ふ聖夜かな Tokie
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
こんなクリスマス句を作りたい人生だった私です。聖なる夜に子供たちに贈られる無数の絵本の中、登場する無数の動物たち。この時ばかりは厳しい自然を生き抜く「鳥獣」ではなく、優しく温かい「とりけもの」として集うのです。なんて優しい視線なのでしょう。
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦 後藤麻衣子
— 碧西里 (@hekiseiri5) December 29, 2021
蕎麦を盛るため、金継ぎをしながら長く使っている陶磁器を取り出したところですね。その金継ぎを見て家系図を思う作者の周りには、複数世代の家族の面々が集っているのでしょう。当然この器は、今年から来年へ、親から子へと受け継がれていきます。
オワレ
父親は徐々になるもの大根煮る
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
稲畑 とりこ様
感慨深い。
まさしくその通りだなと思う。
父親、と大根煮る、の呼応がいい得て妙。
徐々になる、も父親のことと、大根の火の通る時間へ係り、読めば読むほどしみる句。#句具ネプリ
ひとひらは雪の単位にして無量
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
柊 月子様
「単位」と「無量」が対になってるようで面白い。
しかし何より、ひらひらが雪の単位という詩情が……っ。
もう、大好きです、と叫んだ。
美しい。儚い。#句具ネプリ
残されしアヒルも浮かべ冬至の湯
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
板柿 せっか様
アヒルも可愛らしいが、アヒルも一緒に浮かべる動作が可愛い。愛しい。
残されてたアヒルもまじることができて、泣きたいほど嬉しいことだろう。
こちらのまなざしも優しくなる、あたたかい句。#句具ネプリ
毛糸玉ころころ笑ふ聞き上手
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
藤色 葉菜様
すべての言葉があたたかい。
浮かぶ光景もあたたかい。
毛糸玉という季語がぴったり。#句具ネプリ
こたつのなかにおかあさんのばかとかく
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
倉下 碧女様
目に留まって、離れられなくなった句。
幼い子が怒られ、こたつの中に顔をつっこんでいるのかなと。少しこげくさい独特の匂いと、頭がぼーっとする感覚が蘇る。
こたつの「なかに」という細かい描写が適している。
ホットレモネード夫だけ泣く映画
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
丹下 京子様
とても共感。
今年『バイプレイヤーズ』を見に行った時に同じことになった。
ホットレモネードという季語から、泣く旦那様を見た奥様のやさしいまなざしを感じた。#句具ネプリ
#句具ネプリ 好きな句！！
— 岐阜大学俳句会/ぎふはい【+短歌】 (@gu_haiku) December 29, 2021
懐手ハシビロコフの動くまで/直木葉子
残されしアヒルも浮かべ冬至の湯/板柿せっか
初霜やどうぶつビスケットにくぢら/内橋可奈子
そらという名のキリンの冬に居合わせる/友定洸太
肛門の無防備な犬冬来る/仲田かのこ
うちらしか勝たん二日のプリクラ機/田中木江
#句具ネプリ
— 岐阜大学俳句会/ぎふはい【+短歌】 (@gu_haiku) December 29, 2021
寒すばる優しき子から辞めてゆく/里山子
大根畑早逝なれば永き死後/生駒大祐
ひとひらは雪の単位にして無量/柊 月子
ホットレモネード夫だけ泣く映画/丹下京子
家系図のような金継ぎ晦日蕎麦/後藤麻衣子
他にも気になった句を最後記述します。
— 花 (@hikari67965130) December 29, 2021
手鏡ひらく八十路の恋や冬菫(河添美羽様)
冬座敷寿司のバランの深緑(たま走哉様)
ファミチキはあつあつ雑居ビルで火事(いかちゃん様)
立冬や入浴剤にくすぐられ(たろりずむ様)
子ら叫ぶ花一匁冬茜(HNKAGA様)#句具ネプリ
#句具ネプリ の好き句鑑賞を書きました。今夜21時から、句具さんのスペースもあるようですよ。
— いかちゃん (@okapie1018) December 29, 2021
句具ネプリ2021冬至 好き句鑑賞｜いかちゃん #note https://t.co/gCF2RROahY
#句具ネプリ スペースありがとうございました！
— 句具 (@kugu_haiku) December 29, 2021
楽しかったです＆みなさんの鑑賞とても勉強になりました！
話題に出た句をずらり。
それとなく蝶に親しき冬日かな / うっかり
白鳥を呼ぶくちびるがはずかしい / 舘野まひろ
街小春鎧坂下理容店 / 吉田芳子
湯豆腐やひとりのときは肉いれて / 堀田季何
地球への帰還の途中冬銀河 /大嶋和人
— 句具 (@kugu_haiku) December 29, 2021
カピバラも待ち焦がれている冬至かな / 草流
ファミチキはあつあつ雑居ビルで火事 / いかちゃん
聖樹背に薄く告知を試みる / 郁未
初霜やどうぶつビスケットにくぢら / 内橋可奈子
佳子さまと眞子さんが抱きあふ小春 / 千野千佳
交譲葉や戸塚中継所へ倒る /西村 棗
肛門の無防備な犬冬来る / 仲田かのこ
— 句具 (@kugu_haiku) December 29, 2021
うちらしか勝たん二日のプリクラ機 / 田中木江
寒すばる優しき子から辞めてゆく / 里山子
歯磨粉太く出でけり年始 / 鈴木沙恵子
白鳥やガスライターの火の根透く / 西川火尖
冬暖地球に帰還前澤氏 / 竹内いちに
前カゴに凩を嚙みマルチーズ / かむろ坂喜奈子
大根畑早逝なれば永き死後 / 生駒大祐
— 句具 (@kugu_haiku) December 29, 2021
カピバラの丸齧りする柚子湯かな / 菊池洋勝
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉 / 海音寺ジョー
冬麗や白きスーツの漫才師 / Q&A
都会っ子に憧れる子の黒セーター / 星月さやか
ホットレモネード夫だけ泣く映画 / 丹下京子
参加いただいた皆さんありがとうございました！
太陽系全部浮かべて柚子湯かな／想吉
— はこもりひろみ (@zurume) December 29, 2021
自分が太陽系の中心になったような気持ちになれてとっても好きな句でした！#句具ネプリ
noteに #句具ネプリ 鑑賞文を書きました（すみません、時間取れずまず前編として公開しています。後編は家の用事など済ませてからで…）。
— 坂西涼太🐾 (@tora813) December 29, 2021
秀句巡礼番外・句具ネプリ冬至編（前編）｜坂西涼太┃WEBライター @r_sakanisi #note https://t.co/4NzYVHfZm1
うちらしか勝たん二日のプリクラ機
— 内橋可奈子 (@kotosorach) December 29, 2021
田中木江#句具ネプリ
「うちらしか勝たん」のすがすがしさと強さ。このふたりはプリクラの小部屋を出たあとも、変わらず強くたくましく行く！
湯豆腐やひとりのときは肉いれて
— 内橋可奈子 (@kotosorach) December 29, 2021
堀田季何#句具ネプリ
「ひとりのときは」の呟きの良さ。鳥もも入れたら油が浮くけれど、豚こま入れたら灰汁が出るけれど、おいしければいいのよ。ひとり鍋はさみしくもたのしい（たのしいが勝つ）。
前カゴに凩を嚙みマルチーズ
— 内橋可奈子 (@kotosorach) December 29, 2021
かむろ坂喜奈子#句具ネプリ
凩を嚙むちいさな前歯。かわいい。マルチーズは鼻が伸びていない犬種なので、前歯のちょっと出るかんじがよくわかっていいです。この子自転車のカゴがきっとだいすきなのでしょう。
手袋を人形にして本音言ふ
— 内橋可奈子 (@kotosorach) December 29, 2021
国代 鶏侍#句具ネプリ
感情のある手を覆う手袋を見せる・見せられる関係性があるのだろう。「本音」に込められたドラマ。
小さい子が手袋で人形を作って遊ぶことがある。「私本当は…」自分では言えないことも人形を通してなら言えるかも。
二通りのイメージが浮んで。
#句具ネプリ 好きな句①
— はちご仔拾｜ぽえっと・しじゅう (@poet_Shijyu) December 30, 2021
（敬称略）
街小春鎧坂下理容店
吉田芳子
冬座敷寿司のバランの深緑
たま走哉
遠火事にそつと雲形定規の夜
有本仁政
冬紅葉山のみ寺の畳の香
にゃんもにゃいと
風花や洗濯機よりティッシュ出づ
香田ちり
Quoカード十円残る年の暮
海峯企鵝
#句具ネプリ 好きな句②
— はちご仔拾｜ぽえっと・しじゅう (@poet_Shijyu) December 30, 2021
樟脳の薫りとともに十二月
孔明
イコールにならぬ日よ冬の蝗よ
つまりの
天国は寒くあるべし熱燗呑む
ギル
初恋に傷オリオンはなぞれない
こっぺぱん
風邪薬ぬるま湯といふ大雑把
篠原新治
北風の分厚き日々をめくる音
瑠璃星
冬銀河コペルニクスの割った皿
瀬戸優理子
#句具ネプリ 好きな句③
— はちご仔拾｜ぽえっと・しじゅう (@poet_Shijyu) December 30, 2021
ビーボーイおでんダパーリィツーデイズ
押井獅子
山茶花の真白き闇におちていく
村蛙
尻上げて尻上げて鴨進まざる
濱ノ霞
寒すばる優しき子から辞めてゆく
里山子
こたつのなかにおかあさんのばかとかく
倉下碧女
あくのなき小松菜のごと暮らしをり
伊藤てまり
#句具ネプリ 好きな句④
— はちご仔拾｜ぽえっと・しじゅう (@poet_Shijyu) December 30, 2021
冬の駅みんな何処へ帰りゆく
ヤギさん
紐切れて今を飛びたる冬烏
珠凪夕波
駱駝からもらふ一瞥冬紅葉
海音寺ジョー
鉛筆の芯に入りたる寒さかな
奈央子
甘食の破れ放題冬木の芽
あさふろ
蜜の香や大学芋に残る熱
どいこい
神の旅半音下がる川の音
安
#句具ネプリ
— はちご仔拾｜ぽえっと・しじゅう (@poet_Shijyu) January 1, 2022
noteに感想をまとめました。読んでくださると嬉しいです(^^♪
句具ネプリ〜冬至〜感想まとめ｜八五仔拾 ／ ぽえっと・しじゅう https://t.co/1MTXrnXiBN
今回はたくさん書けませんでしたが、初見で「あ！」と思ったものを書きました。べつに参加しなくても印刷すりゃいいんですが、ひっそり参加しておりました。今回もおもしろかった～😊 #句具ネプリ
— 相田 えぬ🦒 (@lets5_west) December 31, 2021
句具ネプリ 2021冬至 vol.4｜相田 えぬ @lets5_west #note https://t.co/hIHfQRB7UB
noteに感想を書かせていただいた句 #句具ネプリ
— 相田 えぬ🦒 (@lets5_west) December 31, 2021
冬の月森の呼び声らしきもの／玲児
太陽系全部浮かべて柚子湯かな／想吉
風花やみんなは上を向けもつと／鷹之朋輩
初恋に傷オリオンはなぞれない／こっぺぱん
ビーボーイおでんダパーリィツーデイズ／押井獅子
毒殺のあらましポインセチア咲く／真冬峰
この句、好きです（笑）🥜
— 石田意志雄｜ピーハツおじさん🥜 (@ISHIDAISHIO) December 31, 2021
ビーボーイおでんダパーリィツーデイズ 押井獅子#句具 #句具ネプリ
たくさんの心温まる感想、たっぷりの「好きな句」、ありがとうございました！春分のネプリも楽しみです。