仕事と子育て、両立するの、無理じゃない?
【親になったらやりたいことはできないの?】というモヤモヤについて、ゲストと語り合う対談動画です。
第1回は、『コーチング』をやりたいことに据え、子育てとの両立に葛藤しなつつも、やりたいことを仕事にされている、元看護師の川添 朋恵(かわぞえ ともえ)さんと語り合いました。
今回はその前編です。主に、「”仕事と子育ての両立”の悩み」について、ざっくばらんに語っていただきました。
対談動画はこちら↓
釘丸 涼(以下、くぎまる):皆さんこんにちは。くぎまるです。ご視聴いただきありがとうございます。
この動画は、【親になったらやりたいことはできないの?】というテーマについて、ゲストを迎えて語ってもらおうっていうインタビュー企画動画となっております。
早速、本日のゲストをご紹介したいと思います。本日は川添 朋恵(かわぞえ ともえ)さんにお越しいただきました。川添さん、宜しくお願いします。
川添 朋恵:よろしくお願いしま〜す!!
くぎまる:まずは川添さんのご紹介を僕からさせていただきたいと思います。
くぎまる:川添 朋恵(かわぞえ ともえ)さん。通称「たても」さん。僕も普段は「たてもさん」とお呼びしているので、親しみを込めて「たてもさん」と呼ばせていただきます。
なんだか結婚式の友人スピーチみたいですね。友人スピーチやったことないけど笑
川添 朋恵(以下、たても):笑
くぎまる:兵庫県在住、2児の母。15年間にわたり病棟看護師として勤務。育児と仕事の両立に悩み、生きづらさを感じたことをきっかけに、身体だけでなく心のサポートをしたいと考え、
コーチの道へ。現在は、コーチングを受けたい人、学びたい人へサービスを提供しています。
――家庭環境についてお伺いしたいのですが、まずはたてもさんと旦那様の働き方について、お聞かせいただけますか?フルタイムとかフルリモート、フリーランス、時短、パート等、色々あると思いますが。
たても:これまではお互いフルタイムでガッツリ働いていました。ここ数年で、私がパートに変わったり、コーチングの資格を取ったり、主人の働き方も、正社員から業務委託で働くようになったり、独立したりと、お互い働き方がめまぐるしく変わっています。
くぎまる:看護師は今もまだ続けられていますか?
たても:去年に退職しています。なので、現在は私も夫もお互い自営業ですね。
くぎまる:2児のお母さんってことですけど、お子さんの状況についてはどのような感じですか?
たても:子どもは4歳と5歳です。両方とも女の子。年少、年中の年子です。
くぎまる:保育園に通われていますか?
たても:2人とも保育園に通っています。看護師時代、育休は1年しか取れなかったので、2人とも1歳になったタイミングで、ずっと保育園に通っていますね。
くぎまる:サポート環境はいかがですか?なんだかものすごく質問攻めする人みたいになってますが笑
たても:大丈夫です笑 主人の実家は四国の方で、私の実家も(今の兵庫の家から)車で20分ぐらいのところにあるので、何かあったら両親にお願いしていました。
くぎまる:ありがとうございます。
――少しずつ場も温まってきたところで本題に入ろうと思うのですが…まだちょっと堅苦しい感じが否めないなと。
もっとざっくばらんに本音で語っていただきたいと思っているので、さらに場を温めるために、今日は特別なものをご用意してきました。
たても:え!?なになに??
くぎまる:ちなみに実は僕、4月から禁酒中なので、久しぶりのアルコールなんです。
たても:え??なんで??
くぎまる:やっぱ、テンションあげていきたいし、なにより…俺、いつも真顔じゃん。
たても:笑
くぎまる:まぁ、そういうわけで、乾杯して、はじめましょうか笑
①育児の大変さ「変数多すぎ」問題
くぎまる:それでは改めまして、【親になったらやりたいことはできないの?】というテーマにアンサーしようってのが、今回話したいことなんですけど、先程のご紹介の中で、育児と仕事の両立に悩まれていたというお話がありました。
そのあたり、どんな悩みやエピソードがあったのか、お聞かせいただけますか?
たても:そうですね…
――もうね、育児は…一人じゃ難しい!笑
くぎまる:はい。笑
たても:何度こう…手が、もう2本欲しいと思ったことか!
くぎまる:阿修羅像的なやつですね笑
くぎまる:僕の持論なんだけど、子育ての大変さって、人によって変数が多すぎて、ちょっと共感しづらいなっていうのがありまして。
というのも、例えばそれが年子なのかによっても大変さ度合いって変わるし、兄弟の数や家庭環境、サポート環境、仕事の理解があるのか、育休取れるのかなんかもそう。そこにさらに、子供の性格や個性も掛け算されてくる。
だからもう、あまりにも変数が多すぎて、各々の大変さが、お互い分かってるようでわかんない。
だからみんな、(仕事×育児の両立の悩みがわかってもらえなくて)苦しいっていうのがあるんじゃないかなと。
たても:本当にその通りで…なんか、育児で辛い時って、とにかくどうにかしたいじゃないですか。藁にもすがる思いで。
何か一つでも、自分が楽になる方法を知りたいと思って、『育児_辛い』みたいな感じで検索かけたりとかして。
そこには、誰かの答えはのってるけど、それは私の答えではない。どう工夫したらいいのかとか、その人の環境によって違いすぎるので、各々が気を付けるところも変わってきますよね。
くぎまる:そうですね。
なんかさ、「年子育児で大変だね」って文脈で、「おむつ替えとか大変だよね」って言われるんだけどさ。
俺に言わせてもらうと、いやいや、「おむつ替え大変だよね」ってさ、あなた”紙オムツ”前提で話進めてないですかと。”布おむつ”育児の大変さ分かってないでしょと。『それ、わかって(圧)』って言いたい。
②仕事と育児を両立しようとするのは無理?
たても:仕事はある程度コントロール範囲内に収まるけど、育児はコントロールできないじゃないですか。全て予期せぬことが起きるわけで。
看護師って、神経質な仕事が多いんですよ。点滴作るとか、命に関わることをさせていただいている仕事なわけで。それよりも育児の方が大変だなんて、そう思う日が来るとは思ってなかったですね。
くぎまる:(看護師時代の)当時は、仕事と育児の両立はできていたんですか?
たても:両立できていなかったです。だから、自分が崩れちゃいましたね。
事前に、くぎさんにこのテーマもらって考えてたんですけど、そもそも、『仕事と育児を両立をする』って思考から、覆さなきゃいけないと思いました。
くぎまる:『仕事と育児を両立をする』っていうのがそもそも無理なんじゃないか、みたいなことですか?
たても:うん。「両立をしよう」と思って挑んだら、めちゃくちゃしんどくなるし、自分が崩れてしまうなと。
だから今は、うまく肩の力が抜けた時に、『両立』って言葉が後でついてくるのかな。ぐらいの気持ちで思ってます。
くぎまる:なるほど。面白い。
たても:目の前のことをどうしようかって考えることはきっとできると思うんですよ。タイムスケジュールを組むみたいなことを、私もしたことあるんですけど、でも、大事なのはそこじゃないなって思っていて。
そこよりも、”自分が人生でどうしたいのか”とか、”どういう時に幸福を感じるのか”っていうところに重点を置いてみる。
今、私は子供とこうして食事介助してるけど、こういう日常の捉え方を変えるってことなのかな。
「そもそも私、なんで子供産んだのかな…?」っていうところに戻ってセルフコーチングしたら、むちゃくちゃ楽になったんですよね。
③思い描いた理想の人生
たても:くぎさんは、なんでパパになりました?
くぎまる:え?…う〜ん…
――なんか、気づいたらパパになってましたね。
たても:自分の人生の中に、結婚と子育てはありました?
くぎまる:それはありましたね。
なんとなく、30歳くらいで結婚して、子供が生まれて、海外駐在して、みたいな人生設計を、幼稚園の頃から考えていました。
たても:そのもともとの人生設計に、なんでパパになるって入ってたんですか?
くぎまる:それが”当たり前”なんだと思ってた。
たても:そう!!そこなんです!!!そこ!!!!
くぎまる:自分が大人になって、子供が生まれて、4人家族で、休日はイオンに行って…
みたいな生活をするのが、”当たり前”で、”それが幸せだと信じて疑わなかった“。
たても:そうなんです!!
私もそうで、”結婚して、子供ができたら幸せ”…って思っていたので…。
でもよく考えたら、子供のいない人生だって選択できたわけじゃないですか。結婚しないことだって選択できた。
大人になって、結婚することが幸せの全てじゃないって、なんとなく気づいてはいる。でも、自分が思い描いた、”幸せとは、こういうものだろう”みたいなところに、今こうして到達してるっていうことに、驚いたんですよね。
これだけ大変なことなのに、”大体そうだろう”っていう思考で人生を決めてきた。
なので、そういった考えをすごく見直しました。
くぎまる:なんかさ、昭和とか平成の時代ってさ、就職活動して、大企業入って、子ども二人くらい生まれて、都心からちょっと外れた近郊のベッドタウンで過ごして、車も持って庭持って家建てて…みたいな、幸せのパブリックイメージみたいなのがあったんだけど、今って全然違うじゃないですか。
くぎまる:SNSが出てきて、「こういう風に生きてる人もいる」し、「こんな生き方もあるんだ」みたいな、様々な生き方が可視化された。
それによって、「あれ?なんだか、子供の頃に思い描いていたものと、なんか違くない…??」みたいなギャップに苦しんでいる。そんな人って、多いんじゃないかなって思うんですよ。
たても:それはつまり、今まで自分が、”これが幸せだ”と思っていたものが、実は違っていたっていう悲しみってこと?
くぎまる:うん。まさにそう。
”子どもの頃に思い描いた理想像”に今なっているはずなのに、「あれ?なんか思ってたのと違うぞ?」って苦しんでる。幸せなのは間違いないんだけどさ。
それこそ、年子育児がこんなきついの、聞いてないんですけど…みたいな。
たても:そう!ホンマにそれ!!
くぎまる:でもさ、ポジショントークみたいに思わないでほしいんだけど、結婚してなかったり、子どもがいない人からすると、「いやあなた、自分が好き好んで子ども作っておいて、それで苦しいですって、滑稽なんですけど」って見方もちょっとあったりして。
実際それはさ、その通りなんだよ。おっしゃる通りなんだよ。でもしんどいんだよ!!みたいな気持ちも、当事者としてある笑
たても:それはもう、色々言えちゃいますもんね。その逆のパターンだって、結婚してない、子どもがいない人たちだからこその悩みとかがあって。そこも共有したりするじゃないですか。
くぎまる:うん。一緒ですよね。
――あと、最近思うのが、自分が独身の時と結婚してからって、人生の戦い方がガラッとゲームチェンジしているように思っていて…
・・・次回に続く。
↓次回
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