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語り部より。【神奈川大学GCCテーマソング】

これは紡がれる物語の向こう側。
世界を創り、運命を語る、「語り部」たちの舞台裏。
そこで紡がれるもう一つの物語。


概要

こんにちは。神奈川大学GCCのコンポーザーのAskerです。

今回は私が作詞・作曲した楽曲を一つ、紹介していこうと思います。
タイトルは『語り部より。』
歌部分の音源には「闇音レンリ」を利用しています。

歌詞

『語り部より。』
(作詞・作曲:Asker)

一人部屋 黙々と
キーを叩く手と指止まる
広い部屋 暗がりで
空っぽの手
何かが消えた

真剣に綴る
画面に向かう
絡まりそうなくらい
から回るやる気と
湧くマイナス感情
バグったままで

積み上げて 行動
信じてる 衝動
真っ直ぐな視線の先
紡がれる物語の向こう
終わりが見えない

かすれた場面に
文字綴るたび
赤と黒が前塞ぐ
はじまりに抱いた
一歩はどこから?

文字の海におぼれて
迷子になる
出口はどこに?
重ねてはかき消して
色が滲む
世界が霞む

これで何回目?
後ろ見ないで
寄り道もしないで
前だけを見据えた
おかしいな
心 見えないままで

空っぽのキャンバスを
照らす光
眩しくて目を閉じたら
見逃したもの
数え切れなくて
焦ってた日々が

目まぐるしく
過ぎ去るたびに
モノクロの絵が増えてく
はじまりに描いた
思いはどこに?

静寂に沈み込んだ
誰もいない暗闇で
耳を澄ませば聞こえる歌
(目を開けた 声上げた)
(僕はここにいる)

見上げる 現状
信じ続けよう
いつまでも どこにいても
未来を描け
僕らが創る世界の果てを

真っ白な陽光
彩る七色
鮮やかな道が見える
紡がれる物語の中に
僕らがいれば

創造の反響
想像の残響
いつまでも消えはしない
誰かが覚えている限りは

「楽しい」の循環
途切れないように
繋げてく これからも
「作りたい」が芽生えた
その時はじめよう

解説

1から100まで全て解説してしまうのも無粋だと思うので、最低限にはなりますが解説を。
まず、この歌には前提となるストーリーがあります。

登場人物は5人の大学生。
彼らはゲーム制作サークルの仲間で、いつも楽しくゲームを作っていました。
しかし、彼らはひょんなことからすれ違い、喧嘩をしてしまいます。
良いものを作ることに躍起になるあまり「楽しむこと」を忘れてしまった彼らですが、なんやかんやあって再び手を取り合って困難(バグとエラーとスランプ)を乗り越え、無事に仲直りすることができました。めでたしめでたし。

という感じのストーリーです。
そしてこの歌は、5人のうちの1人であるコンポーザーから大切な仲間たちへのプレゼントというわけです。

苦労の中でも楽しむことを忘れないように。
「楽しい」を他の人にも伝えていけるように。
そんな想いを込めて仲間たちに贈る歌。
それがこの『語り部より。』という歌なのです。

作った感想

半年ほど前に唐突に思いついて作り始めたこの曲。
作曲はまだしも作詞の経験は全くなかったので、だいぶ時間がかかってしまいました……。

いやめちゃくちゃ大変だった!!!

メロディーと歌詞とストーリーを同時に考えながら一歩ずつ、少しずつ丁寧に……脳みそがいくつあっても足りません。
自分で聞いても拙い部分やもっと磨ける部分がまだまだたくさんありますが、間違いなく今の私の全力です。

それでは、またいずれ。
別の記事でお会いしましょう。


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