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#130 悲しい予感【恋活日記】

【前回までのあらすじ】

2023年7月17日(月)の日記


相変わらず、マッチングアプリで知り合った2人の男性とのやりとりは続く。1人は何度も断ってるのに、未だにあきらめ切れないのか悔しいのかフォトグラファーと張り合っているのか、粘り強くプッシュしてくる横浜タワマン住みのH。そして、今週会う約束をしているK。

不穏な空気

確か昨日アップしたブログには、あたかも今すぐに恋愛が始まるかの如く有頂天だった自分がいるのだが、わずか1日で急降下。きっかけは、昨日のLINEのやりとりでの一文。そのひと言で、ボルテージ50%まで上がっていたのが20%位まで下がってしまった。
ここのブログにも書いたように、ぐいぐい押されると引いてしまうから、追い込んで焦らして限界まで我慢して、感情と欲求が一致したところで結ばれるのが理想だと彼にLINEで伝える。
「絶対どMちゃんよね。なんかかわいい」とK。
そんな会話の後
「マッチングアプリの人とは、誰とも会わないでね🥺」
今までKから言われていた言葉を、私も言うようになってしまった。だって、すごく魅力的なプロフ画像だし心配だもん。
「そっちもねー」
「また会いたいと思ったのはKしかいないよ」
「嬉しいなぁー。運命の出会いだね」
「え〜と😅それはわかんないけど。19日って何時から何時が空いてるの?」
「わかんないって…。逆に何時がいいの?」

そう。この一言で衝撃が走ってしまった。
何時から何時が空いてるのか誘っておいてわからない〜?え〜?フォトグラファーの仕事ってそんなにわかんない仕事なのかー?!
なんか突き放されたようで、ちょっとショックを受けてしまった。
そして、その後に続く場所についての約束も
「〇〇駅、出やすいでしょ?またご飯食べましょうよ。ランチで」
と、以前と同じ場所を指定してきた。なんかそれもショックだった。この前は夜にもかかわらず、私が相手の近くに行ったので、今度はてっきりこっちに来てくれるのかと勝手に思い込んでいたから。むこうは自転車の距離だからいいけどさー。
ただ、ここですごく都合が良いことは、彼の住んでる場所が私の実家の近くであるということ。ついでに実家に立ち寄って用事も済ませることができるから、便利と言えば便利なのだけどね。
でも、「今度はそっちのほうに行こうか?」とか言ってほしかったなぁ。そういうところに気が回らない無頓着なところも、まぁ〜、いいといえばいいんだけど。

19日は、アキヒコとよく行ってた実家近くの焼き肉屋にでも久しぶりに行こうかな?と想定していたが、今朝になってKから
「19撮影はいっちゃった、20にして!ごめりんこ」
と、私の予定は無視された一方的なLINEが届く。ごめりんこって…
20日の日は、夕方から実家近くのクリニックに予約を入れており、その前の時間もったいないからクリニック近くのコンタクトレンズ店に立ち寄ろうかなと思っていたのだが…。結局クリニック予約の前の14時にランチすることにした。
おそらく今後もこんな感じで、急なリスケがあるのかなぁ〜?

このやりとりをきっかけに、フリーフォトグラファーの仕事ってすごく忙しくて、やっぱり恋人としては向いてないのかと諦めてモードに入ってしまった。私の頭の中では、2回目のデートで彼と会った時、「やはり条件が合わないから、傷が浅いうちにもう会わないほうがいいと思う」ときっぱり断ろうかとすら考えていた。
私は誰かと恋愛が始まると、ぞっこんラブ❗️体質で、とにかくその人に全力集中してしまう。好きになればなるほど、会いたくてしかたがないし、会えない時は声が聞きたくなる。理想としては3日に1回のデートで、1週間待つのは寂しくて寂しくて死んでしまいそうになる。特に恋愛が始まった3カ月間は、頻繁に会うことが大事だと思っている。
(ある程度信頼関係ができてくれば、会う頻度は減っても平気なのだけど)

忘れていた最優先の条件

同じ人と19年も付き合っていたせいですっかり忘れていたのだが、彼氏に求める私の条件の最も優先すべきことは「忙しくない人」だ。
仕事にしても、本人の趣味にしても、忙しくて会ってもらえないというのは彼女にとって最悪だ。

職種に関しては、ちゃんと働いていれば特に気にしない。高収入でなくても全然構わない。ただ、休みが合わないとか、昼夜逆転しているとか、仕事が忙しすぎて休みがなかなかとれない、本人の趣味が忙しくて会えない、そういう人は絶対無理だと思っている。

今まで付き合ってきた人を振り返ってみると、土日祝はカレンダー通り休める人とか、残業が少ない人、家が近所ですぐに会える距離の人などだった。離婚してまもなく、メディア業界だったか?映像か音声かの仕事をしていた一回り下の男の子と交際が始まって、これから盛り上がるぞーっ!て時のわずか1ヵ月半でふられたことがある。ふられた原因は別だが、この人は休みが不定期でなかなか会うことができず、寂しい思いをした記憶がある。トモヤも自営業だったが、なかなか会ってもらえず、ただでさえ三股だったのに結構きつかった。

セックスの相性があまり合わなかったわりに、アキヒコと長いこと付き合ってこれたのは、休日の過ごし方にお互い満足していたから。彼は給料が高いわけではない工場勤務で、日曜日は確実に、土曜日は毎週とまではいかないけれど休みがとれて、休日出勤もほとんどなかった。年末年始、お盆やゴールデンウィークなどもカレンダー通りなので、一番混んでいる時期ではあるが、まとまった休みがとれる時は旅行に行ったりもできていたので満足していた。

お互いの子供が小さかった頃は、同じ団地の違う号棟に住んでいたので、金曜と土曜はどちらかの家に子供を連れて泊まりに行っていた。
子供たちが留守番できるようになるまでの数年は、週末はそんな生活が続いていた。私が実家のほうに子供を連れて引っ越してからは、アキヒコが娘を連れて私のほうに泊まりに来たり、私がアキヒコの家に泊まりに行ったり。彼は社交的なので友達との飲み会や遊びもあったが、土日はほぼ毎週私のために予定を空けてくれていたのでとても安心感はあった。なので、平日はメッセージ交換や電話等が全くなくても、全然寂しさはなかった。

アキヒコから別れ際に、「(長いこと付き合ってきたのは)ひなたぼっこといった場所が楽しかったから」と負け惜しみのような、捨て台詞のような言葉を言われた。もちろん、私のことを好きだった事は重々わかっているので、私と一緒に行ったからこそ楽しかったんだとは思うけど、お互いが興味のあるいろいろな場所に毎週末のようにデートできたというのは、関係が長続きできた大きな要因だろう。
彼が1番重要視しているエッチの趣味嗜好はいまいち合わなかったけど、食生活とかお出かけとかの趣味嗜好はかなりマッチしてたし、楽しさはたくさん共有できたと思う。
飽きっぽいアキヒコに、特段打ち込める趣味がないというのも良かったのかも。

そうすると、Kはどうなの?
私のためにがっつり丸一日、週一回休みとってくれるのかな?
すきま時間にご飯食べてセックスして、それの繰り返しだったらほとんどセフレだよね。ちょっとドライブで遠出したり、たまには1泊2日で旅行したり…近場でもいいけど、私の好きな美術館とか博物館とか、そんな場所にも付き合ってくれるのかな〜?

ここで、年齢差も大きな問題となる。
アプリに出ている情報に間違いなければ、Kはまだ45歳?まだまだ働き盛りでこれから10年位は仕事中心にガンガンやっていく年代だ。私はと言えば、両親も見送り、仕事もほぼリタイヤして、今は自由を満喫している。ただ1つ…恋人がいないということをのぞけば、まずまず満たされていると言っていいだろう。そして、健康寿命があと何年続くかわからないけれど、これから先の10年は国内で行けてない場所にたくさん行ってみたいと思う。だってもう残り時間少ないんだから、動けるうちに楽しまないと。この年齢で、恋人の都合に合わせてやりたいこともできずに我慢したりするのはちょっと嫌かも。
これが同い年位のパートナーだったら、きっとリタイヤするタイミングも同じだし、一緒に旅行とか楽しめるんだろうけどね、、、
じゃぁ、他の人とお出かけとか旅行すればいいじゃないって話にもなるが、私は好きな人とその時間を共有したいのだ。どうしても趣味が合わなければ仕方ないけれど、一緒にいろんな経験をしたいし、たくさん2人だけの思い出を作りたい。

悲しい予感

まだKと2回目のデートすらしてないのに、なんだかもう無理な気持ちがいっぱいになってしまって、彼になんて説明しようか、そんなことばかり考えてしまった。
私の中ではもう付き合う気満々に近かったので、恋人候補として限りなく近い場所にいるKのことを、何も始まらないまままたあきらめなくてはいけないのかと思ったら、急に悲しくなってきた。
恋活始めて1年ちょっと。やっとここまで来れたのに…そしてやっと好きになれそうな人と出会えたのに。
涙こそ出なかったが、ほんとに泣きたい気持ち…。やはり出だしがうまくいかないと、長続きしないだろうから、人生最後のパートナーを探している私としては、思いを断ち切るしかないのかな。

外野の男たち

そんな思いを、ご近所友達のキャンパーTや、横浜タワマン住みHに愚痴ってみる。
キャンパーTはと言えば、相変わらず週末はキャンピングカーでキャンプをしているようだが、私に対してのLINEはいちど顔合わせをしてから急に態度が変わり、「ご近所さんが綺麗なお姉さんなんでテンション上がります」「近所の綺麗なおねえさんがたまにデートしてくれたらうれしいけど」「人は生まれながらにして持っている人とそうでない人がいるけど、ひなたぼっこさんは持ってる人。顔きれいだし美人だしいい女⭕️」そんな文言がとても多くなり、私の容姿ばかり言うようになってすごくうざい。
挙句「性欲の処理とかどうしてんの?自分は溜まって仕方がない。早く性欲がなくなれば楽なんだけど」的な下ネタ関係のLINEも来るようになって、ちょっと辟易する。
ランチやお茶ぐらいならいいけど、この人の車には絶対乗っちゃダメだ。もっと気楽なご近所友達をイメージしてたのに、なんだか下心丸出しの男でちょっとがっかりしちゃった。

そして、横浜タワマン住みのHからは、日曜日にデートした女性の報告をLINEしてきた。特にどうでもいい情報だけど、本人がお互いに会った人の報告をしようと言ってきたので…。LINEに返信すると、またすぐさま電話がかかってきた。またかよー。
こちらはちょうど整骨院に出かける準備をしていた最中だったので、時間制限をして20分で切ることができたが、それでもなかなか切らせてもらえなかった。
相手から会いたいと言ってきた女性との結果は、横浜中華街でランチをして、あまりに暑いので彼のタワマンの部屋に呼んで、そこで涼んだり動画を見たりして17時ぐらいに帰っていったとか。結局向こうからアプローチがなかったので、何も手は出さなかったらしい。なんだ残念!!その人のことが気にいって付き合ってくれれば、こちらも気が楽なのだが。
「やっぱりひなたぼっこちゃんの後に会ったから、余計に比べちゃうよね。ひなたぼっこちゃんと電話で話すと、本当に自然体でリラックスして話せるよ。」
そう言ってくれるのはありがたいけど、私はあなたに恋愛感情はないからごめんなさいと何度も言ってるんですけど…なぜしつこく食い下がる?
そして、Kとちょっとうまくいかないかもしれない話をすると、すごく煽ってくる。いや、その前から電話が苦手な話とかしても、とにかくうまくいかないとか難しいだろうとか、だめな方だめな方に持っていこうとする。もちろんHからしたらライバルなのだろうからそうなってほしいと思うのはわかるけど…。最初からあなたは土俵の外だからさぁー。ただ単に、フォトグラファーと張り合っているだけのような気がするな。ちょっとしつこいから、今回はびしっと言ったので、さすがにもう脈がないって気づくだろう〜。

ふと気づく

もうフォトグラファーとも終わりだなぁ…と思いながら、LINEの画面を見ながら、このブログを書き始めた途中…あることに気がつく。
読解力のある読者の方ならすぐにぴんときたと思うが、私は大きな誤解をしていた。そう、このLINEのやりとり。

「嬉しいなぁー。運命の出会いだね」
「え〜と😅それはわかんないけど。19日って何時から何時が空いてるの?」
「わかんないって…。逆に何時がいいの?」

最後のわかんないって…の一文は、何時から何時が空いてるのかにかかっていると思ったが、その前の運命の出会いかどうかわかんないに対してのレスポンスだったんだ!!気づくの遅すぎ。
これが通話だったら実にスムーズなのだが、文字のやりとりって抑揚や音が伝わらないから、私の中ではこんなイメージだった。
「何時から何時が空いてるの?」
→「そんなのわかんねーよ😠、こっちだって忙しいんだからさぁ〜」
的な感じで怒られてるような印象を受けてしまった。
でも改めて読み直してみると違ったんだね。
「(運命の出会いかどうか)それはわからないけど」
→「(運命の出会いかどうか)わかんないって…😅」
せめて絵文字が入ってれば通じやすかったんだけど。文字面だけのやりとりってほんとに難しいわ。

なんだか急に未来が明るくなってきた笑。
きっと休みがとりづらくて急に予定も入りやすくて、スムーズなデートはできない人かもしれないけど、私が要望すれば寄り添ってはくれるかもしれない。まだ相手に話してもみないうちから、諦める事はないんだよね。今までだって、私がお願いしたことはわりと素直に聞き入れて、彼なりに努力してくれているし。
20%まで下がったボルテージも、40%まで回復してきた。

すっかり諦める気でいたわ。あぶねー、あぶねー💦

番外編(おまけ)

最近、入れ代わり立ち代わりいろいろな人が登場するので、今後も話に出てきそうな登場人物の整理をしてみる。
書き出してみると、なんか個性が豊かで笑える…

【恋活日記の登場人物】
アキヒコ… 19年間付き合って2年前に別れた元カレ。ADHDベースの双極性障害II型。社会人の一人娘がいるシンパパ。プレイ好きの変態。

トモヤ…離婚調停中にメール交換で知り合いセカンドバージンを捧げた男性。三股かけられて苦しい恋をしていた。

ミツオ…トモヤから私を救ってくれた13歳年下の彼氏。お互いひと目見て恋に落ちた、一生忘れられない恋人の1人。半年で破局。

デザイナーK…去年の6月にシニア向けSNSでメール交換してた、元彼と別れて好きになった最初の人。ASDの疑いあり。何も始まらずに恋は終わった。

ヤリ田、図書館司書A、あーちゃん…ADHDが濃厚。友達募集のSNSで出会ったが、実は体目的であることが発覚。5月から6月の一時期ちょっと好きだったけど、片思いで終わる。3回ほど会う。

マクドおじさん…SNSで町歩きをしてくれる趣味友達を募集した際、応募してくれたASDが濃厚なおじさん。4回ほど会う。

濃い顔のコンサルタントT…SNSでお出かけ友達を募集していたので、応募。港区麻布のワンルームに住んでいるが、掃除ができない人。ADHDの可能性濃厚。秘密主義で謎が多い。私に対しては特に関心なさそう。

フォトグラファーK…マッチングアプリで1度だけ会って気になっている人。2回目会いたいと思ったのはこの人だけで、恋に発展するか微妙。生活に支障はないがベースにADHDの疑いあり。電話が苦手。アラ還女性にしか興味が持てない、ちょっと変態よりの人。

下心をむき出しでアプローチしてくる人…マッチングアプリで知り合った横浜タワマン住みのH。超ご近所さんに住んでいるキャンピングカー所有のT(離婚調停中)

今やりとりしていて顔合わせする可能性が高い人…趣味友達募集のSNSで知り合ったさいたま住み、カメラ好きおじさん。マッチングアプリで初期の頃からやりとりしている美大出身のデザイン会社の社長N。マッチングアプリで最近知り合った川口在住のバツイチの人。

この美大出身の男性は、年齢も10歳以上年下だと思うけれど、結構気になってるのだが、相手が忙しいのか私に興味がないのかなかなか会う機会に恵まれない。LINEはたまに来る程度。何が気になっているかというと、デザインもやっていて、ロック系の音楽活動もしていたそうで、スーツを着て楽器を弾いていたとか。その話にちょっと、萌え〜ってなってしまった😅
顔はおとなしめで普通だが、白黒のプロフ画像もスーツ姿でなかなかかっこいい。どうもマッチングアプリは、白黒のイケてる写真に惹かれちゃうのかもしれないなぁー。カメラマンにしろ美大出身Nにしろ、なんとなく芸術的才能のある人に寄ってくなー。






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