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#129 週末の夜は人恋しい【恋活日記】

【前回までのあらすじ】

2023年7月15日(土)の日記


昨日の日中のバラエティー番組に、2番目の推し上川隆也氏がゲスト出演していた情報を昨夜知った。こういう時、あーちゃんが設定してくれたファイアスティックが非常に役に立ち、朝ご飯を食べながらティーバーで「ぽかぽか」の隆也を満喫する。いろいろと疲労が蓄積していたが、朝からわりとご機嫌だ😄

週末の夜はさびしい

金曜日や土曜日の夜は、特にさびしさがピークになる。誰かと電話で喋りたかったり、誰かの声が聞きたかったりする。
フォトグラファーKの顔が無性に見たくなってLINEを復活させたのが木曜日。その日の夜はLINEをしても既読はつかず。“カメラマンは早寝早起き”の言葉通り、もう寝ているようだった。ちょっと声が聞きたかったのになぁ…。

金曜日の夜はなおのこと人恋しい。すでに21時を回っているが、フォトグラファーはまだ車で移動中のようで帰宅していない。
誰かと喋りたいな〜、、、
まだ会ったことのないマッチングアプリで知り合ったデザイン会社を経営している男性にLINEするも、今夜は忙しいと断られる。なんだか本業の他にも仕事をいくつか抱えていてとにかく忙しいようだ。それでも、LINE交換の相手をしてくれたので優しいなと思った。

濃い顔のコンサルタントTはどうしてるかな?
次回は8月11日に約束していたけど、ずいぶん間が開くので、その前にいちど調整できそうだったら会いたいと以前LINEしたのだが…。
「暑い日が続きますが体調大丈夫ですか?」
と聞いてみると、わりとすぐにレスが返ってくる。なんだか仕事が立て込んでるようで、今月は名古屋の出張もあるらしく会うのは難しいとのことだった。

全くもう〜、どいつもこいつもみんな忙しい忙しいって、日本人は働きすぎじゃん!って感じだけど、考えてみれば40代から50代前半は1番脂ののった働き盛りだし仕方ないかな。体壊さないといいんだけど。
フォトグラファーからのLINEで「もうすぐ帰る」と返事が来てから1時間半も経つのに、まだ家に帰ったという連絡はなし。心配性な私だから、何か事故にでもあったのかとやきもきしてしまった。
まぁ現場が遠かったらしいんだけど…。この辺からちょっと雲行きが怪しくなったかな?

あまりに暇だったので、フォトグラファーの名前を検索してみたら、すぐにヒットした。
彼のインタビュー記事だったが、プロフ画像と同じ頃に撮影された数年前のKは、危険な香りのする色気があって素敵だった。
その記事に彼の公式ホームページも添付されていたのだが、これまでのキャリアや、彼が撮影したたくさんの作品を見て正直すごいなと思ったし、住む世界が全然違う人だなと感じた。
国家公務員とか、大手企業の役員とか、会社の経営者とか、部下が何十人いるとか、そういったのは特段すごいとか驚きはしないんだけど、音楽や美術などの芸術方面で才能があるアーティストはなんだか尊敬してしまう。頭の良さとは別の、全く違う才能だからか?

Kが高校卒業してからのキャリアも、私が生きてきた狭い世界とは異なり、アメリカの学校で映像を学んだり音楽活動したりなど、グローバルな世界で生きてきた人。私みたいな何の取り柄もないごくごく普通の一庶民が付き合える相手ではないかも?
この人と付き合えば、もちろん私の知らない世界をいっぱい教えてもらえそうだし、私自身もすごく豊かになりそうな気がするが、それはあと10歳若ければの話。やっぱり今の年齢からの恋愛は、冒険より安定を選んでしまう。

それに、Kは(アキヒコと同じで)とにかく好きな相手といっぱいエッチをしたいというのが1番の要望のようだが、彼を満足させる自信はない。体力的にもそうだが、精力的にも性欲もそんなに強い方じゃないし、若い頃ですらアキヒコから「使えない女」「ちっとも楽しくない」と散々言われてきたので、Kの期待には応えられないだろう。

ネットで、彼のキャリアやアーティストとしてのすごい才能を知って、若干今までと見る目が変わってしまったのか、萎縮する反面、なんだかものすごく好きになりそうな予感もしてしまった。
私の前ではエッチな話しかしないマザコンの変態でしかなかったんだけど、仕事に関しては、若い頃から1つのことを目指して、いろいろな経験をしながらキャリアを積んで、今の信頼を築き上げてきたちゃんとした社会人なんだなぁ〜。
この人の話をもっといろいろ聞きたくなってしまった。

場面緘黙

そんなこともあり、なんとなく私の気持ちもラブラブモードに切り替わり、私の方から「いつ会えるの?」と聞いた。彼からは来週の平日を指定してきた。そんな先まで待つのか…。気持ち的には3連休のどこかで会いたかったんだけど😔
なんとなく日にちは決まったのだが、「ボディータッチとかは一切なしで。私からそういう気持ちになるまでは待ってほしい」と再度念を押す。Kは「この間だってほとんど何もしてないけどね。」と言ってきたが、彼にとっては手を握ったりキスしたり胸を触ったりは何もしてない程度にはいるのかもしれないけど、何しろこちらは3度目の処女なんだから、大いにされた気分でいる。そこからして、やっぱり感覚が違うんだなぁ〜。

しかし、ここでちょっとトラブル発生。
木曜日の夜からKと直接話したいと思っていたので、帰宅した頃に「通話で話したい」と言うと「電話は苦手だわぁ…」と拒否されてしまった。それまで、横浜タワマンのHとか、結構通話で喋る人も多かったので意外だった。そもそも、電話で話せない人なんて初めてだったし。
「なんで?声聞きたかったのに」
「昔から苦手。無言になっちゃう」
「通話なんだから、しゃべれよ😆」
「だから通話しないって言ってんの」

直接声を聞きたい気持ちを我慢していたのでショックだったせいもあり、相手のことをもう少し思いやればよかったのだけど、かなりしつこく食い下がってしまった。
「冷たいねー。会うまで文字交換だけなのかー🥺」
「冷たいとかではないけど…」
そこで彼のLINEは終わった。

電話だと無言になってしまう…まぁもともとADHDを疑っていたから、そういったのもあるのかもしれないなぁ。
その後に「週末は人恋しくて寂しくなるから誰かの声が聞きたくなる。(電話できなくても)別に無理ならいいけどさ…。」
「声聞けないのは寂しいけど、とりあえず寝る」
私もすぐに気持ちの切り替えができなくて、そんなLINEを送った。
今朝は既読になっていたけど、その後の返信はなし。

電話だとしゃべれなくなるって…なんだろう?
ちょっとネットで調べると「場面緘黙」がヒットした。そういえば、以前ひきこもりの社会人の支援をしていたときにそういう人がいたなー。その時に初めて聞いた言葉だったが、あれだけのキャリアを積んだバリバリのフォトグラファーなのに、おそらく仕事では電話を使えているが、日常の会話だと話せないということなのか?
そうなると、いろいろな苦労があったのかもしれない。

土曜日の朝、Kが初めて夢に出てきた。
昨日、散々ネットで彼の画像を見たせいで頭に残っていたのだろう。きっと恋に落ちたら、私の方が夢中になって、めちゃくちゃこの人に溺れそうな気がする。でも相手が忙しくてなかなか会えない人だったら、さびしくてしょうがなくなるだろう。ミツオの時みたいに、会いたい会いたいとわがままを言って振られてしまいそうな気がする(もう何度も経験してるから、同じ失敗はしないと思うけど)。

朝の冷静な頭で、昨日は少し通話を無理強いするようなことを言って申し訳なかったなと思い、Kに謝罪のLINEを入れた。彼が苦手としていることに対してすぐに受け入れられなかったこと、「電話苦手なんだ。じゃあしょうがないよね!気にしなくていいよ☺️」くらいの返事をしておけばよかったのだが、なんだか自分の気持ちを優先させてしまうような、すねるような返事になってしまったことを悔いる。
こういう時こそ、通話で直接話して謝罪するのが大事なんだけど、LINEだと文字面だけだからなかなか気持ちが伝わらなくて、誤解の元になってしまう。

彼のしたことを私が「こういう事は絶対しないで!」と指摘すると、彼はいつも素直に「ごめんなさい」と謝ってくれる。素直に謝られると、私もつい許してしまう。私も「昨日は疲れて帰ってきた後に、無理強いするようなこと言ってごめんね。」と謝罪し、そして、電話を断られてちょっとショックだったり、木曜からずっと声が聞きたかったから、(相手の気持ちを考えずに)困らせるようなことをしてしまったことに対して反省していると綴った。

朝入れたLINEは既読にはならなかったので、もしかしたらブロックされているかもしれないし、よくわからない。
でも、向こうから引いてくれたらそれならそれでいいかな。
よくよく考えてみたら、彼だって散々私に対して、(主にエッチなことに対してだが)駄々っ子みたいに自分の欲求を押し通してきたけど、そのたびにブロックしては解除して彼を許してきた。彼が私を許せないとか、怒りが収まらないとかで離れていくのだったら、所詮そういう人なんだなと思って踏ん切りがつく。

出だしがうまくいかない恋愛は長続きしないという言葉通り、きっとKと付き合っても短期間で終わってしまう気がする。それにどうしても、私が彼に抱かれているイメージがわかない。すごーーーく興味はあるけど、長い付き合いにならないのであれば、最初から何も起きない方が始末が良いだろう。
、、、なんて必死に理由を並べ立てながら、既読がつかないことへの不安や、Kへの気持ちを断ち切ろうとしていた。

転職・転居検討中のSE(55歳)

そして土曜日の夕方も、マッチングアプリでメッセージ交換していた埼玉西部在住の職業SEさんと顔合わせの約束をしていた。同じ路線を使っているのでわりと待ち合わせもしやすい。新宿からの帰りということで、私が住んでいる場所の最寄り駅まで来てもらった。近くのファミレスで90分ぐらいお茶をしながらおしゃべりをする。

そもそもこの人の情報は、自己紹介にも独身とか一人暮らしとかそれくらいしか書かれていなくて、メッセージ交換でも何ら深い話をしていないのでよくわからない。ただ、同じ沿線に住んでいる独身の人という事だけでマッチングしてしまった(それぐらい、独身男性を探すのが困難なアプリ)。そんなに興味も期待もなかったが、メッセージ交換から、相手に気遣いのできるわりと常識的な人だなということだけはわかっていた。

プロフ画像の顔が1枚目はマスク、2枚目はジョッキ🍺で、どちらも口元が隠れていて顔全体がわからないところがちょっと怪しいなと思っていた。マスクを外して挨拶をしてなるほどと思ったのは、やっぱりこの人も口元がとても残念な人だった。おそらく彼もそれがコンプレックスだったので、口元を隠した写真を載せたのだろう。歯並びとか歯も(おそらく本人の歯じゃないような気がする)残念。やっぱり全体のバランスって大事なんだなぁ〜。

最初から何も期待していなかったが、会う約束をしていたので会わなくちゃという程度で、取り立ててショックもなく、ふーんという感じ。
でも、今週の月曜日にカフェでお茶した関西のバツイチは、根掘り葉掘りマッチングアプリで会った男性の話を聞いてきたが、この人はずっと独身だし、恋愛にも奥手そうな感じなので、そういった話は一切出てこず、転職や引っ越しをしたいということ、親の介護の事や将来の不安など、周りに聞かれても差し障りのない内容だった。大体どんな話題でも私は合わせられるので、興味深く聞いたり意見を言ったりして、話が途切れる事はなかった。

話はそれるが、月曜日に関西バツイチと会ったのは、やはりチェーン店のカフェで、隣に初老の男性が1人で何かの勉強をしていたようだが、こちらの話は完全に聞かれていたように思う。まぁそれは良いのだが、もう少しさかのぼってフォトグラファーKと行った寿司屋は、両サイドがテーブル席に挟まれていたのだが、それぞれ男性グループが座っていた。私の手を握りながら、必死でホテルに誘っていたあのくだりとか、絶対聞いてたよな〜😓だって、時々隣のテーブルの会話がピタリと止まって、シーンとなる場面が何度かあったから笑。そりゃ〜男が女を口説いてる場面なんて、興味津々でしょう〜。

1時間位経過して、彼の仕事の話とか、株価や投資の話とか小難しい話題になり、なんとなく集中力も切れてきた。
はす向かいに座っていたこの人の顔をうつろに眺めながら、昨日ネットで見た、少し痩せていた頃のKの顔を重ね合わせる。
彼のきれいな歯、セクシーな唇、もみあげ…、なんとなく彼の顔を思い浮かべて、早く会いたいなという気持ちが募ってきた。
なんで私はこの人と会ってんだろう?そんな気持ちもよぎったが、別に話自体がつまらないわけでもなかったので、もう二度と会うことはないであろうSEさんとのお茶飲みデートはそれはそれで楽しむことに。

それにしても、今週は、月曜、水曜、木曜、土曜と週に4回もマッチングアプリの人と顔合わせ。なかなかタイトな1週間だった。

やばい、やばい

SEさんとの顔合わせを終えて家路に向かう途中も、頭の中はKのことでいっぱいだ。いつからこんな気持ちになっちゃったんだろう?おそらく昨日の夜、彼のホームページとか画像とかをネットで見て火がついちゃったのかもしれない(今朝の夢にも出てきたし)。
それともう一つ。私が「エッチな話ばっかりなので、3回ブロックしては解除を繰り返した」と白状してから、彼から寝盗られ癖的な過去のエッチ体験を聞くような話題も一切なくなった。一応、学習してんだな〜(まぁ当たり前だけど)。LINEの中で私が要望したこと(こういうことは嫌とか、こういうデートがいいとか)は、ちゃんと私の気持ちに寄り添ってくれるような、そんな態度を示してくれるところも好感が持てた。まぁ、最初のうちだけかもしれないけどね。


電話の一件で関係がちょっとこじれてしまったので、ダメならダメで後追いせずに「はい、さよなら」でいいやと踏ん切りをつけていた。
しかし昼頃、Kから返信が来た。ちゃんと読んでくれたんだ!!
彼のLINEにはこう書かれていた。
「疲れ果てて帰ってきたときに、言葉がきついなと思った。別に怒ってるとかではないんだけど。普通に仲良くしたい。」
そっか〜!!そういうことか… 😣
ほんとにごめん!!思いやりが足りなかった自分が情けない。

「そうだね。配慮が足りなくてごめんなさい。言葉がきついのは昔からよく言われるし、それで相手を怒らせることもよくあったから、私の1番の欠点かもしれない。言ってくれてありがとう。仲良くしたい気持ちは同じ」

「ぜんぜん怒ってないんすよ。僕も至らんところてんこ盛りですし」

「もっとよく知り合いたいし、Kとたくさん話したい」
「嫌われたかと思っちゃった😢」

「嫌うわけないじゃんかー。好きですよ」

この人はまだ1回しか会ったことのない、しかもたった2時間位しかしゃべったことがない私のことを・・・、いや待てよ、その前の晩に写真とLINE交換をちょこっとしただけの私のことを、その時点から好きだ好きだと言ってくれるけど、何をもってしてそんなに好きになってくれたのか?アーティストなだけに、直感で感じるのかわかんないけど、もっと私自身の中身も知ったうえで好きと言ってほしいな。
私はまだ確信が持てないので、彼からのLINEに「私も好き❤️」とは返信できなかった。なので…

「よかった。Kに嫌われたら…ショックだもん、、、」
と、なんだか私にしては、やけに健気で可愛らしい返信をしてみる。
「嬉しい言葉だね〜」とK。
そうなんだ。こんな言葉で喜んでくれるんだ〜。
「だんだん気持ちのボルテージが…。ちょっと惹かれてるかも」

そう返信したのだが、ほんとにその通り。なんだか今すごいボルテージ上がってきてる気がして…怖いんですけど。もし今度Kに会ったら、いきなり“やっと会えた〜!!”って感じで、抱きついてしまいたい衝動に駆られるかもしれない。それとも逆に、急に気持ちが覚めてしまう可能性もある。

やっぱり怖い・・・

あんなに恋に恋焦がれて恋愛をしたがっていた私だが、それが現実のものになろうとしていると、また恐怖が募ってくる。キスとかセックスとかその辺ではなくて、猛烈に好きになって、その後この人と別れがくるのかもしれないという恐怖。恋愛が始まると、とことん好きになってしまうタイプだから、相手から嫌われるんじゃないか、振られるんじゃないかという恐怖が常につきまとう。
だって、昨日のLINEの一件で既に凹んでしまったし。
彼を満足させる自信も、ずっと好きでいてもらえる自信もあまりないし…恋愛は楽しいんだろうけど、常に別れの恐怖と裏腹。

それだけではない。私の気持ちが急に冷めてしまったらどうしようとか。彼が病気になったり、急逝したらどうしようとか。何そんなとこまで考えてんだよって感じだけど…。大切な人ができるってことは、それを失うと悲しくなることが増えるってことだから。

1年前のLINE友達、デザイナーKの言葉が頭をよぎる。
「この年になってもう恋人との別れはきつい」
私だってもう傷つきたくなし、次のパートナーは人生最後の相手にしたいけどさぁ、とりあえず始めないことには何も変わらないし。
怖いけど、いっぽ踏み出すしかないのかな?
ていうかもう、Kと会ったら、腕組んだりイチャイチャしたくて仕方がないんですけど。いや、でも2回目に会ったらやっぱり違うなってこともあるし。落ち着けー!!ひなたぼっこー!!

自分の気持ちのボルテージも、前回の30%から50%位まで上がってきてる感じだけど、会えば会うほど彼のことを好きになって120%位まで上がってくるのをひたすら待つ。
KにもLINEで伝えたが「追いかけられると逃げたくなっちゃう」。
でも、気持ちが自然に上がってくれば、絶対に私の方から求めていくだろう。恋愛するなら、我慢に我慢をして、自分自身を追い込んで焦らして、「もう限界っ!」ってくらいまで耐えて、感情と欲求が一致した最高の状態で結ばれたい。

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