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知らない人に話しかけること

こんにちは。
久賀塾の久保田です。

人は1日に何人の人と会話をするのでしょうか。

私の1日を考えてみると、確実に夫とは話すので+1。
コンビニやスーパーにも1度は行くので、店員さんで+1。
最低2人と会話をしているようです。

みなさんはコンビニやカフェのレジで「ありがとう」と言うタイプですか?
言うべきかどうかは置いておいて、私は確実に言います。
習慣として染みついているもののように思います。

というのも、ネットで見かけた情報なのですが、石川県民はバスを降りる時に「ありがとう」と言うのが普通だとか。
いやまあ、普通ですね…言いますね…。

果たしてこれは県民性なのか疑わしいところですが、1つポイントがあります。
「ありがとうございます」ではないんです。
「ありがと~」なんです。

母と買い物に行ったり、地元の友人と会うと気づくのですが、相手の年齢や立場に関わらずそう言います。
それまで敬語で「カフェラテください、テイクアウトでお願いします」と話していても、最後は「ありがと~」。

他県出身の方はいかがでしょうか。
バスを降りる時、レジで商品を貰う時、「ありがとう」と言いますか?

この習慣のせいもあってか、私調べによると、石川県民はよく知らない人に話しかける傾向があると思います。
私も含めて。

例えば桜を見に行ったとしましょう。
すごくきれいだな、と思っていたら後ろで知らない人たちが「うわ~キレイ!」と声を上げたとします。
私は振り向いて「ね~、本当にキレイ!」と返事をします。

例えばカステラを買いに和菓子屋さんに行ったとしましょう。
「これください」の後に、「660円です」と言われ、商品の梱包まで少し間が空いたとします。
私はその間に「美味しそうですね~とっても黄色いですね~」と話しかけます。

例えば金物屋さんにネジを買いに行ったとしましょう。
どのネジがいいのか分からないので店員さんに聞きますよね。
「これなら…14㎜だね、どこに使うネジ?」と聞かれて、「キッチン棚の取っ手です」ここまでは当然の会話です。
私はその後聞かれてもいないのに「気に入らなかったので10個ぜんぶ付け替えるんです!だから20個ネジが必要で、うまくできるかなあ~心配だな~」と語り始めます。

良く言えば陽気、悪く言えば馴れ馴れしい人間です。
上京したての頃、東京の人は冷たいとばかり聞いていましたが、今のところそんな風に話しかけて楽しく会話ができたことしかないので、東京の人も良い人だなあと思っている次第です。

ちなみに地元に帰ると、大抵の人が私のように話しかけまくっているので、1日に1回は必ず知らない人と会話する感じになります。

大浴場に行けば「あらアンタ良い髪色やねえ」とおばあちゃん。
お土産屋さんに行けば「帰省?誰に配るんや饅頭」と店員さん。
信号待ちをしていれば「暑いんねぇ、夏やわ」と近所のおじさん。

ここに私の「あら~可愛い赤ちゃん!」や「このお店新しくなったんですね」がかぶさるので、会話が進んでいくのがお分かりいただけるかと思います。

コロナ禍になって人とあまり会話しない方が良い、という感覚ができてから、喋りかけ妖怪の私はふと話しかけそうになって堪える、を繰り返していたので大変でした。

今はずいぶん慣れて、心の中で「あら~美味しそう」「こんにちは~暑いですね」とつぶやいています。

旦那はまったくそういった行動はとらず、店員さんには「ありがとうございます」と言う程度なので、ちょっと目を離したスキに私が知らない人と会話しているのに大変びっくりするそうです。

落ち着いたら田舎に帰って、思う存分知らない人と季節や風景やご飯のおいしさについて喋りたいな、と思う久保田でした。


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