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◇こころに染みいる 日本の美しい大和言葉 / 高橋こうじ◇

少し硬い感じの表紙と異なり、「語らい」「もてなし」「手紙」などと、シチュエーションごとに普段も使いたいような大和言葉が紹介されており、読みやすい本でした。

挿し絵のイラストもステキで、あぁ、帯にはイラストも付いているようですが、図書館では取られてしまいますから、表紙にも絵がついていたらよかったのにね。

「普段も」とは言いましたが、この歳になると、目上の人と話す機会(そもそも、人と話すことも…)がないし、手紙もほとんど書かないので、どれも知ってはいても使わない言葉ばかり。そう、こんな風に、情景も浮かぶようないい言葉があったなぁ…と思うばかりでした。

「プレゼンや挨拶に使えば上司受けします」なんて感じの事も書いてあるけれど、近頃の上司と言われる立場の人がどれくらいそれを理解して流石と思ってくれるのかは、いささか疑問になるのでした…。

先日の戴冠式もそうでしたが、王室や皇室の行事などの番組は、言葉遣いがとても気になります。特に、生中継の記者さんなどに言ってあげたい。敬語もともかく、状況説明にも、日本語には、もっといい言葉が沢山ありますよ!

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