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寒い冬。体にいい入浴法とは?

全国的に今季一番の冷え込みになっています。

寒い外から帰ってきた後の入浴は本当に気持ちがいいですよね。
心と体の緊張がとけて「あ~日本人でよかった」なんてほっこりするひと時です。

入浴は日常生活の中で欠かせないリラクゼーションのひとつですが、適切な入浴法を知らずに行っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、効果的な入浴のタイミングや温度など、入浴のポイントを解説します。

また、入浴前後の注意点、入浴後のケアやについてもお伝えします。この時期注意が必要な「ヒートショック」についても解説します。

冷えを撃退して体をぽかぽかに温める入浴法を知りたい方は必見です。


若い世代でも注意が必要!寒い季節でも安心なお風呂術


実はお風呂で亡くなってしまう方の数は、毎年交通事故死の数の2倍近くだと言われています。

特にこの寒い11月~2月に集中しており、ほとんどがヒートショックによるものだといえます。

ヒートショックとは何か少し解説しましょう。

寒い時期に暖房の聞いたリビングから寒い脱衣所に移動すると、寒さに対応するため血管が縮んで血圧が上がります。

衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに寒いから血圧がさらに上がります。

その後、浴槽に入ると急に体が温まるため血圧が下がります。

こうした10℃以上の温度差の場所での血圧の急激な上がり下がりに伴い、脳内出血・心筋梗塞・脳梗塞など心臓や血管の疾患が起こるのがヒートショックです。

特に持病をお持ちの高齢者、糖尿病・高血圧の方は要注意と言われていますが、メタボなどを指摘されている若い年齢層も要注意です。

また、飲酒直後や食直後などは若い方でもヒートショックがおきる可能性があるので、他人事ではありません。

先進国の中でも日本はヒートショックによる死亡者が多いといわれています。

暖房による光熱費がかさむことへの懸念や、我慢強い国民性の影響でしょうか、2位の韓国の4倍近くも多いと報告されています。

自宅で冷えが気になる場所として、

1位 脱衣所・洗面所
2位 トイレ
3位 浴室    ※リンナイ2022アンケートより

が挙げられています。

インフルエンザやコロナ対策で換気をしている人も多いかもしれませんが、ヒートショック予防としては脱衣所を温かくしておくことが大切で、20度以上を目標にしましょう。

浴室暖房機がない、という浴室では温度を上げるためにシャワーでお風呂のお湯をためたり、蓋を開けておくのも方法のひとつです。

また入浴時だけではなく、手洗いの時の水の温度にも注意が必要です。

冷たい水はたとえ手先だけでも交感神経を刺激し、血圧の変動を招きヒートショックの危険性を高めるのです。

家全体の室温や、普段触れる水の温度に注意してヒートショックを起こさない環境づくりをしてください。



驚きの結果!最高のお湯の温度とタイミングとは?


入浴のおすすめのタイミングは、寝る90分前くらいです。

人間は体温が一旦上がり、そこから下がるときに眠くなるので、このタイミングだとお風呂で上がった体温が程よく下がり、スムーズに眠ることができるため質の良い睡眠がとれます。

おすすめのお湯の温度は40度以下。

熱めのお湯が好きな方もいるかと思いますが、熱すぎる湯に浸かると交感神経が優位になり、体は緊張状態に。

また、肌の必要な油分が失われてしまう点からも、ぬるめのお湯がおすすめです。

そして、お風呂で温まる時間は10分~15分がベストです。

物足りない方は、炭酸系の入浴剤は血流改善効果が高まるので併用してみてください。

手足など末端が冷えやすい人には特におすすめです。

また、入浴の仕方として、温かいお湯に突然首まで 浸かると、水圧で心肺に負担をかける要因になるため、まずは 半身浴からスタートするのがオススメです。


入浴効果を活かして冷え対策!これで冬も快適な生活!


冷え性の方で、モコモコの温かい靴下を履いて寝るという方がいます。

極度の冷え性の方は別として、寝るときは靴下はぬいで寝た方が質のいい睡眠につながります。


足には小さな血管がたくさんあるので、熱を放散させる役割があります。

熱を足から放散させると体温が下がるので良い眠りにつながるのです。

どうしても足の冷えが気になる人は足先がでているレッグウォーマーもおすすめです。

また、パジャマについては厚手のパジャマは身体を温めすぎる場合があり、意外と夜暑くて目が覚めたり、悪い夢を見たり、汗をかいて逆に冷えるなど盲点があります。

パジャマは吸湿性のいいもので、肌触りの良いものを選ぶと体もリラックスできます。


以上、お風呂に入る際の注意点について解説しました。

お風呂は心身をリラックスさせるための大切な時間ですが、一方でヒートショックにも注意が必要です。

お湯の温度や入浴のタイミングを工夫することで、より快適な入浴効果を得ることができます。
寝る90分前に、40℃で10分程度がポイントです!

また、冷え対策も重要なポイントですので、この記事で紹介した方法を参考にしてください。

お風呂での心地よいひとときが、寒い季節を快適に過ごす秘訣となりますよ。

ぜひ、この冬を快適に過ごすためのヒントとしてお役立てください。

是非、他の記事やnote更新もチェックしてみてくださいね!

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