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ダイエットにも効果あり!塩分制限がもたらす驚きの3つの効果とは?


『減塩が体にいいってよく聞くけど本当にメリットあるの?』

『高血圧と塩分は関係ない?』

『塩はむくみの原因と聞くけど?』

そんなよく聞かれる塩分に関するウソホントに関して今回は書いてみたいと思います。

塩は、むくみや血圧だけでなく、ダイエットや腸内環境にも大きく関係しています。

その効果を3つ紹介していきます。





血圧を下げてくれる


最近、テレビや他のメディアで、「減塩しても血圧が下がらない」という話がよく聞かれます。

しかし、全ての人に効果がないわけではありません。

塩分の影響への感受性は人によって違います。

塩分に敏感な人は、塩分を制限すると血圧が下がります。

しかし、このような感受性の高い人は日本人全体のおよそ20%程度しかいないため、減塩してもあまり効果がないといわれているのです。

ただし、逆に言えば、減塩には効果がある人も一部いるということです。

また、塩分は脂肪の蓄積にも影響するため、逆に制限することでダイエットにも効果があります。

血圧は肥満(内臓脂肪)にも影響されるため、結局、減塩は血圧の改善にもメリットがあるのです。




太りすぎを防ぐ


「塩分を摂取すると太る」と聞くと、それはむくみで体重が増えているだけではないのかなと最初は思っていました。

しかし、塩分は脂肪を蓄えさせることがわかっています。

塩分を摂りすぎると、体の中の塩分濃度が高くなります。

塩分濃度が高くなるのは、塩分を摂りすぎたときだけでなく、脱水が起きたときも当てはまります。

体は脱水が起きるような飢餓状態だと認識し、そのような飢餓状態でも生き残るためになるべく脂肪を蓄えようとします。

そのため、太ってしまうのです。


ドイツの小学校で行われた実験では、こまめに水を飲むようにした子供とそうでない子供を比較した結果、水を十分に摂った子供の方が肥満が31%少なかったと報告されています。

塩分の摂り過ぎはダイエットにも大敵です。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」によれば、現代の日本人は塩分摂取が過多であることが問題とされています。

ただし、塩分は人間にとって不可欠な要素です。

また、水を極端にとりすぎると、逆に塩分が薄まりすぎて低ナトリウム血症という病気になる危険性もあります。

なるべく薄味で食事をする工夫をし、塩分を排出してくれるカリウムを多く含む野菜や果物も摂取しましょう。

※ただし、カリウムは基礎疾患を持っている人には取り過ぎると危険ですので、主治医と相談して食生活を見直しましょう。



腸内環境を改善してくれる


塩分は人間にとって必要なものですが、腸内細菌にとっては問題となります。

マウスの実験では、塩が特定の乳酸菌属の菌に結合して、他の共生細菌をも減らすことで腸内細菌のバランスに乱れを生じ、炎症反応を起こすことが分かっています。

せっかく腸活を意識して生活している場合でも、塩辛い食事を続けると効果が薄れます。

できるだけ出汁や香辛料を使って、塩分を控えめにすることが健康につながると考えられます。


いかがだったでしょうか。

血圧や体のむくみなどへの効果だけじゃない減塩のメリット3選をお送りしました。

具材を大きく切ったり、できたてを食べるだけでも薄味であっても満足感が得られます。

できる工夫から始めてみてくださいね。

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