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男児四人、トリック オア トリートを言えたのは誰だ。

おばけを過度に怖がる双子(3)に対して、長男(7)と次男(5)は、ある程度の耐性が付いた模様です。そんな定点観測になるのがハロウィンというイベント。

毎年恒例、育て上げネットの事務所でやるささやかなハロウィンも「お菓子がたくさんもらえる!」というクリスマスに匹敵するテンションで挑む男児四人。

ちなみに、昨年は

長男:恥ずかしくてトリック オア トリート言えず
次男:袋をかざせばお菓子がもらえるに気が付き言わず
双子:おばけの恰好をしたひとたちを見て撃沈。ずっと抱っこ。

さて、2018年はどうだったのか。ハロウィン前夜と現地に向かう道中は、「トリック オア トリート」を面白おかしく言ってみる選手権が開催されました(超うるさい)。

トリック オア うんち
トリック オア パンツ
トリック オア おしっこ

というアホな男児丸出し。さらには、「うんち オア おしっこ」とか「恐竜 オア ニンニンジャー」とか、すでにハロウィン無関係な模様。いやはや。

事務所に到着し、スタッフが僕のところで「今年は、メイクがすごくうまい子がガチのゾンビですけど、大丈夫ですか・・・?」と。

ヤバイかも。

そして、カボチャのおばけに扮した子どもたちは、大きなビニール袋を持ってお菓子をくれる大人たちのもとへ。

ゾンビ現る

いや、すっごいメイクなんですよ。顔や手が血みどろで、プロなの?とか僕は思ってしまうくらいのガチ。普通にかわいい感じでおばけに扮する子どもたちの中に、さらっと紛れ込むガチゾンビ。

まずそれに気が付いたのが長男。少しあとずさりしながら顔はこわばる(でもお菓子はほしい)。そして、いつものアレを出す。

次男に袋を渡して、もらってきて!と。

僕は思う。「出たよ」。何かちょっと不安なときは次男を前面に出させる長男戦法。

次にガチゾンビに気が付いてしまった双子は、ひとりが号泣。もうひとりが抱っこをせがみ、しがみつく。

面白いもので、そんなに怖いなら見なければいいのに、ちらちら見ては、また怖がる。ホラー映画とかを率先して見るひとの心理なんでしょうか。身動き取れなくなってしまう。

そこに現れたのがファンタジスタにして救世主次男。お菓子を持つ大人のところに歩いていき「トリック オア トリート」と小声でささやく。すると満面の笑みでお菓子を入れてくれる大人。

「トリック オア トリート」と少しずつ大きな声が出るようになり、お菓子をもらっていく。なかなか良い奴なので、長男の分もしっかりともらってくれる。

あれだけ「トリック オア うんち」とか大声で言っていたことは過去の話なのか、一言も言わない。ただ、ガチゾンビを見ながらも、お菓子を獲得するモチベーションが上回り、次々とお菓子をもらい、大漁に。ニコニコしながら、長男にも双子にもくれる。

そして、自宅に帰ると早速お菓子を広げて、誰が何を食べるのかを議論する男児四人。もちろん、絶大なる資産と発言権を持つのはファンタジスタ。真面目な長男は、誰がお菓子をゲットしてきたのか、を心得ており、大変控えめな様子。

双子は「トリック オア トリート言えたんだよ!」と、謎の記憶改ざん。「おばけが怖かったんだよぉ」というのは素直でかわいかった。

来年、ハロウィン定点観測はどうなることやら。やれやれ。

現場からは以上です。

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