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増やして、手放して

本を売りました。ざっと40冊程度。
ほとんどが俗に言う『積読』状態で、ジャケ買いしたものが多く、買ってもすぐに読まない程度の興味だった。
「まあ紙だから腐らないし、こんなのはタイミングでしょう」と最初は楽観的だったのですが、最近段々重く感じまして。
本が、「いつ読んでくれるの?」と問いかけてくるので「いつかね」って返したら「『いつか』って、いつ?」と打ち返してくるんですよ。(正確には脳内の私がですが。)

最近はSNSに浸るか動画編集してるかが仕事以外の時間を占めていて、読書とかするとそわそわするというか、なんだか集中できない。漫画だったらすぐに物語の世界に入れるのに、活字というだけで没入するまでのラグがある。元々そんなに活字の書籍は得意ではなく漫画の方が慣れ親しんでいるのもあるのだろう。

そんな私が、たかだかジャケ買い(もしくはタイトル買い)しただけの本を手元に置いておくのが、まあしんどい。
なので、手放すには惜しいが恐らくまだ当分は読まないであろう本は手放した。フリマアプリという手段もあったが、あれは手放せるまでの時間がわからなくてモヤモヤするので諦めた。(手放せる保障もないし)

手放したあとのあの「ほっ」とする感覚はなんなんでしょうね。私が選んで側に置いてたはずなのに、それらはいつしか自分を縛る物になるって。そこからまるで解放されたかのようで。随分と身勝手ですなと思いつつ、スッキリしたに尽きるのは確かなのです。

今の私は、物を減らしたい欲に漲っている。

The・ミニマリストの、あのまっさら部屋のようにはなれないだろうけど、せめて惰性で買った物や肌に合わない物は手放して、自分の側に置いてて気持ちの良い物で満たしたい。

その為に買ったのがこちら。
『より少ない生き方』(著:ジョシュア・ベッカー)

自分でも「阿呆やな〜」って思う。
減らしたのにまた増やしてるやん!って。

でもこれは、すぐにページ開くぐらいの興味あり対象だったので、私の中ではセーフ。電子書籍も考えたけど、尊敬してる方が「本は実物が良い。最悪売れるから」と言ってたのが染み付いてて書籍を選びました。

やるぞ、私は物を減らすぞ!と鼓舞する為に、この本やミニマリストの極意(?)みたいなのをひたすら見て聴いて暗示かけ中です。程よく頑張ります。

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