マガジンのカバー画像

超絶ポエマー

13
運営しているクリエイター

#日記

台詞

蒸し暑い季節になると思い出す 「もとはと言えば、君のせいじゃないか。」 白いTシャツの代…

工藤鈴
4年前
13

思い出と夢のスキマ

誰かに横取りされたアレを、取り返そうと思う 別にあたたかくも冷たくもなくって ただ、涙が…

工藤鈴
4年前
10

風化する私

昨日書いた言葉を使うのは なんとなく時代遅れに感じた。 だって、二人は何もかもが違う。 …

工藤鈴
4年前
6

若者

田舎に住んでいたあの子は何故かキラキラしていて、一生踏み入れないであろう世界に、羨望の眼…

工藤鈴
4年前
5

忘れて花束

悲しみが足りなくなると、あの日の君を探した。 あの子は悲しい歌ばっかり聴いてた。 忘れて…

工藤鈴
4年前
5

夜漁り

フラフラしていても、真っ直ぐ歩けてしまう そんな自分が可愛くなくて、なんか愛おしかった。…

工藤鈴
4年前
12

アイドル

私は、キラキラしたあの子たちが嫌いだった。 一生懸命踊って、汗を流して、いつも笑顔で、応援される 前世でどんなことをして生きていたのか どんな心情であのテレビに映っているのか 何もかも、私には意味がわからなかった。 誰かに好かれたいと思った時 何も行動してこなかった自分に気が付いた。 あの子たちを妬んだ自分を悔やんだりもしたけど、 初めて生きる希望ができた。 課題ができたとはいえ、 まだまだ苦しくて、悔しくて、虚しかった。 あの衣装も、声も才能も全部、

この世界の片隅に

どれだけの幸せが胸を満たしても、ふいに現れる虚しさが私からそれを引き離す。冷静になってし…

工藤鈴
4年前
15

涼雨

目が覚めて また後悔に近い感情に襲われる 隣にいる自分とは別の体温に安心して これでいい…

工藤鈴
4年前
4

窮鼠はチーズの夢を見た

初めて惚れた男は、世界を丸ごと愛してしまうような、弱い男だった。 誰といても楽しそうで、…

工藤鈴
3年前
6

君は向こう側にいる。 少し分かった気がしたのに、たどり着けると思った途端に新しい、分厚い…

工藤鈴
3年前
12

フリーペーパー

どこかで読んだんだっけ。 見かけたのか、聞いたのか。 ずいぶん昔の記憶にはさまったままいた…

工藤鈴
3年前
10

女の子

ゆるやかに、そして確実に過ぎていく日々。 ずっと消えてくれないあの子の視線と、変わってし…

工藤鈴
4年前
57