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【大槌町地域おこし協力隊】2022年10月活動報告_19/36

トップ画像は頂いた栗で作った栗ご飯、間引いた大根の葉っぱの味噌汁、片付けの時期の大きくならなかったキュウリの漬け物です。
季節感満載の田舎っぽいご飯
(大根をこの時期に間引いてるのは遅すぎる笑)

それでは報告をどうぞ。

1.10/2 銃猟初心者講座

10/2(日)に「ハンター育成プロジェクト」の銃猟初心者講座を実施しました!

県内の狩猟免許を持つ新米ハンターさん達が10名参加して頂きました!
まずは銃猟入門(座学)です。
銃猟を始めるための手続きや費用、必要な道具、猟法などについて学びます。
動画等で解体の全体像を学んだ後、
実際に鹿のモモ1本の解体を間近で見て学んでもらいました。
講座を受講した皆さんには「獲って」「食べる」までを1セットで実践できる
「ジビエハンター」になってもらいたいです。
午後は山に行って、
エアソフトガンを使って猟銃の取扱を学びます。

今回参加頂いた10名は、1~2年以内に狩猟免許を取ったばかりの方々が多かったです。1日でギュッと詰め込んだ内容をお伝えしたつもりではありますが、とは言え狩猟は地域によって地形・気候・獲物も違えば猟法もそれぞれ、また何度も現場経験を積み重ねて身に付けなくてはならないことも多くあります。参加された皆さんが各地域の猟友会の門戸を叩いて良い師匠に巡り会えることを願います。

2.ホカクン移設

新たな地点に移設したホカクン

大槌町では鹿の生態調査と有害捕獲のため、スマートフォンで囲い罠の状況を遠隔監視できる「まるみえホカクン」を運用しています。今回はこのわなの移設を行いました。5m×5mのわなをバラバラのパーツに分解して軽トラに載せ、新たな地点に動かします。兼澤さんの監督のもと、3人がかりで3時間ほどで移設しました。

3.考えて動かす学校(10/5, 20, 27)

富川屋の「考えて動かす学校」全3回を大槌町地域おこし協力隊のメンバーで受講しました。
「考えて」=企画
「動かす」=プロジェクトマネジメント
について学びます。私は昨年度に引き続き2度目の受講になりました。

今回は移住定住事務局、ジビエ、震災伝承のメンバーが受講しました。

昨年度は「企画」についてたくさん教わりましたが、今年度は「プロジェクトマネジメント」について、実際に業務上プロジェクトに携わっている中で疑問に思っている、上手くいっていない部分を重点的にたくさん教えてもらいました。

昨年受講した時に比べて、誰かをサポートする立場から自分自身がプロジェクトを動かす立場になり、聞きたい内容もステップアップしているなぁと、1年の成長を感じる機会にもなりました。

4.いわて農山漁村イノベーション人材育成研修(10/6, 20)

岩手の農林水産物を活用し、地域を巻き込んで6次産業化等の事業を進める人材を育成する研修の第5回、第6回がありました。

第5回(10/6)は㈲サンファームさんの紫波町にある農園を視察させて頂きました。

サンファームさんでは、さくらんぼ、りんご、ブルーベリー等を栽培されています。
日本では珍しいリンゴを多品種栽培しているところを見学させて頂きました。
試食もさせて頂きました。
見た目にも綺麗な珍しい品種、ケーキ用の品種など
見たことのない様々な品種のりんごがありました。

他の生産者さんと同じものを作らない、競争のないカテゴリーで勝負する等、MOMIJIの鹿肉にも通ずる重要な考え方を学ぶことが出来ました。

また、パティシエさんを味方につける、ファンにするための取り組みなど、土俵は違えどジビエにも応用できそうなヒントも頂くことができ、とても有意義な視察になりました。(企画運営のパソナ農援隊さん、調整してくれた五日市先生に感謝です)

第6回(10/20)はクラウドファンディングについてオンラインで学びました。クラウドファンディングは、資金調達以外にも、販路開拓やテストマーケティングといった用途でも使うことができるといった発見がありました。また、コト要素(共感性)とモノ要素(リターン)の両方が重要であること、実際にページを作る際の注意点などを学びました。

5.10/10 いわてみのりマルシェ@イオン釜石

10/8-10の3日間、イオンスーパーセンター釜石店で行われた「いわてみのりマルシェ」の最終日、売り子として販売してきました。

真正面の一番いい場所で販売させて頂きました!
とは言え、食品売り場は産直コーナー側から入って行く人が多いので、
動線的に集客が難しく、苦戦しました。

買って行ってくれる人は「イベントで串カツ食べたことあるよ!」「テレビで見た!」「応援してるよ」「兼ちゃん(代表の兼澤)によろしく!」等々、温かい言葉をかけてくれました。
こうして時々店頭にも立つことで他の業務へのモチベーションにも繋がります。

6.10/17 狩猟免許説明会

日頃田畑に通っていますが、地域の皆さんが「(シカを)なんぼでも獲ってくれ」と言ってくれるのに対し、地域で捕獲を行っている人が少ないのが現状です。
そこで捕獲に携わる人を増やすため、町内で狩猟に興味を持っている方向けの説明会を企画・運営しました。

イベントの際は、日程の決定、講師との調整、会場の手配、
チラシの作成・配布、説明内容の準備、配布資料の準備、
会場の設営…など、一人で何役もこなします。
当日は想像の倍以上、24名の方が参加してくれました。
狩猟免許の取得方法や費用について説明していきます。

実際に免許をとるには、病院に行って診断書をもらったり直接保健所に申請書を出しに行ったりとなかなかハードルも高いのですが、この中から数名でも狩猟免許を取ってくれる人が出てくると嬉しいです。

7.地おこ活動報告会準備

今年も大槌町地域おこし協力隊が1年の活動を報告する時期がやって参りました。去年は3人だった報告会も今年は5人に。
事務的な報告会ではなく、町民の方々が楽しんで聴いてくれる会にしたいと、内容や発表方法について打合せを進めてきました。

実際の報告会の様子については11月のnoteで。

8.里ジカ捕獲プロジェクト

9月に引き続き田畑の周辺にくくりわなを設置しています。

鹿が毎日通っていて道がくっきりついている場所、
数日以内にされたような新しいフンが落ちている場所を探してわなを設置します。

9月は14個設置して2頭捕獲だったのに対し、
10月は18個設置して7頭の捕獲でした。

10月は鹿の動きが活発になって獲れやすくなる時期なのでしょうか?
今後も安定的な捕獲のために検討が必要です。
(わな猟師としては、暑くなく、蜂やアブがいなくて蜘蛛の巣も少なく、枯葉が落ちて見通しが効くこれからの時期は絶好の狩猟期になる気がします)

9.死骸の回収

オスの鹿が活発に歩き回る時期になると、
死因は不明ですが人目に付くところで死んでしまう鹿も増えます。
住民の方から鹿を片付けてほしいと役場に依頼が入ると私たちの出番です。
トラックに積んで釜石の焼却炉まで持って行きます。
なかなかハードです。

10.個人的活動

10/16に行われたおおつち産業まつりに商工会青年部ブースで出店しました

当日は青年部員に加え、協力隊仲間など青年部員候補となるメンバーも含めた大所帯になりました。14時頃にはフランクフルトと焼き鳥を完売し、大成功となりました。

以上、10月の活動報告でした!
11月もお楽しみに!


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