SVについて②

スーパービジョンについて、引き続き考えを言葉でまとめてみたいなと思います。

先日まとめた内容の中でも、受けられる地域さみたいなものがある、ということを感じました。関東近郊などの都市部では、比較的研修機会は多くあります。選択肢も多いです。

最近ではこうした地理的な壁はオンラインの手段が解消してくれつつありますが、やはりオンラインと対面となると、扱える情報量に差が生じる。

また、費用的な問題はかなり大きく、SVがサービスとして成り立つためには、ある程度の費用が必要となる。マンツーマンのレッスン、ということで考えると、なんとなく相場が3000から5000と言うようなイメージが開きます。

しかし例えば楽器店習い事のような個人で完結する内容ではなく、対他者への支援に対する指導、つまり間接的なサポートという位置づけになると、指導する責任や専門性の質は、かなり異なってものとなります。それを考えると、結果として、相場は5000から1番、あるいはそれ以上というふうになります。

その一方で、心理職の給料は全体的には決して高くはなく、また非常勤と言う形態の雇用が大半となります。しかし、対人支援は自身の支援のあり方を客観的に観察する事は非常に難しい。そうなるとSVがやはり不可欠な研修の1つとなる。

雇用の不安定さに比べて(≒なり手が多いのに比べて)、自己研鑽が不可欠というのが、心理職という職種の負の側面としてあるようです。

もっとうまく循環するシステムができるんじゃないかな、という気はします。例えば仲間内での研修のシステムを洗練させていくのも、その方法の一つです。しかし、この場合は質をどう確保するかが問題となる。

もう少し、また考えたいと思います。

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