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自分で作った4モード分類で遊んでみたら楽しかったのでオススメしてみる

人の欲望と行動を2軸で分類してみる座標を考えてみました。

これを使って自分のモヤモヤを解消するために作ったのですが、十数名の友人に伝えてみたところ反応がよかったので記事にしてみることにしました。

とはいえ、まだ思いつきの段階なので、ここから数ヶ月かけてしっかり形にしていくんじゃないか(もしくは違うなと思ってやめるか)と思います。

座標上で考えてみることで、自分や他人を責めずに接せられるようになるんじゃないかと思って僕は作っているので、もしお気に障ったら見なかったことにしていただければと思います。


さっそく紹介してみる

ではでは、さっそく表の方を見ていただきましょう。こちらです。

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横軸が欲望の”広さ”を縦軸が行動の高低(自分に掛けられる負荷の度合い)を表しています。

言葉の意味を説明していく前に考えるきっかけになった出会いを少し紹介させてください。


分類することで落ち着こう

少し前にこんな”理想”を持つ高校生の進路相談に乗りました。

将来はとにかくなるべく安い家に住んで、最低限だけ働いて、娯楽はYouTubeを見たり散歩をしたりして、時たま友達としゃべって、コンビニかスーパーで飯を買って食べて生活をしたい。

こんな感じの理想です。たぶんすぐに達成できる理想だから一生幸せに過ごせるだろうなと思いました。

一方、同じ頃、僕はライターとして関わっている方々の意識の高さに若干打ちひしがれていました。

その人たちは、なんとしても自分の力で助けたい人々や守りたい人々がいて、自分のできることを増やすため日々高いゴールを設定し挑み、楽しみつつ自分を追い込んで生きているんですね。

それをひしひしと感じて、自分なんて気持ちも行動も全く足りていない、何が優しくなりたいだ、とか思わされたわけです。かなり暗い気持ちになっている時間もありました。

これでは考えられることも考えられないじゃないかと思った僕は、出会った人たちを分類してみることにしてみました。だいたいの悩みは正体を掴めた気になれると安心するもので、よくこの手法を使います。善悪の判断を抜きにして理想に近い人と遠い人を思い出しながら「こういうモードもある」と分類してみるんです。

「こういうタイプもいる」としなかったのは、タイプだとあんまり変えられそうに見えないし、自分が一貫した存在だと思い込んでしまいそうだからです。実際性格は変わっていくし多少は変えられるものだと思うので、〇〇なモードとしました。

さて。

分類しようとしてすぐに思ったのが、高校生の彼と、僕のクライアントって”真逆”だよなということです。ここをベースに座標を考えました。


欲望の広さとは?

まずは横軸から。

善悪の判断は抜きにして、自分の理想にどれだけ他人の状態の変化が入っているかで分けます。

ジャンプ漫画の主人公のように「俺は世界の誰一人として見捨てたりしない!!」とか「人間と鬼が共存する道はないのか」とか思うモードなら欲望が広いということになります。

誰か自分以外の大勢が幸せにならないと(変化させられないと)自分が幸せになれないというモードですね。博愛、人類愛、生命愛みたい気持ちで動いている瞬間です。

ジャンプの主人公や僕のクライアントはこのモードの持続時間が長い。たぶん、いろいろ経験しながら持続時間を伸ばしてきたんだと思います。

いわゆるヒーロータイプの人を浮かべるとこっちの方が良いように見えるかもしれませんが、テロリストも欲望は広い側になるでしょう。

逆に、自分の身一つさえ満たされれば他は割とどうでも良いという場合は欲望が狭いと言えます。他人の幸せなんて考えるだけムダ!とか、自分も誰も幸せにならなくて良いとか思うモードです。幸せになりやすいし地球に優しいとは思いますが、社会の過半数までがこうだとまずい感じはします。

高校生の彼はまだこのモードしか経験がないのかもしれません。


行動の高さとは

続いて、縦軸。

行動的とかよく言いますが、そういう活発かどうかということではなく、精神的・身体的に自分を追い込めるかということで分けてみました。

もっとできることを増やすため、もっと強くなるため、もっと賢くなるために自分にキツい課題を与えて痛めつけられるかということです。

何をしてる方かは知りませんが、与沢翼という人が”毎日死ぬかと思って泣くくらい自分に負荷をかけろ”と言っていました。まさに高行動の例としてぴったりです。

正直なところ「どうやったらそんなに頑張れるんですか?」と僕は思ってしまうんですが、思い切り絶望したり、腹の底から復讐心の湧く屈辱を味わったり、何としても救いたい・守りたい存在に出会ったり、死ぬほど好きなことに出会ったり、ということがあって自分を追い込めているように思われます。


ここからは表で遊んでいきます。

異世界モノのの主人公は右下

この座標を作りながら、いろんなアニメキャラを分類してみたのですが、右下に来るのって異世界転生系の主人公だなって思いました。
※ラノベを一冊も読んだことがないので、あんまり突っ込まないでくださいませ。

異世界モノのパターンって、転生前には単なるヘタレだった主人公が、異世界に転生するとヘタレのままでも大活躍しちゃって感謝されまくってハーレムを築く、みたいなものが多いらしいです。

多くの人の役に立てたら良いなとは思っているんだけれど、自分に負荷はかけたくないということなので、右下の狭欲望・低行動になるわけです。

このタイプ(モードだとしっくり来ない気がしたのでごちゃごちゃになりますがタイプとします)の人が自分の能力の足りなさ故に大切なひとを守れなかったりすると高行動のモードに変わっていきますよね。たぶん。

じゃあ、左上はどんなやつかと考えてみると、たとえば「最強になりたい系」のキャラはこっちかなと思います。とにかく一番になりたい、そのために自分を徹底的に痛めつける。でもそれで誰かのためになりたいわけでは全くない、みたいな。

友人に聞いてみたら「ギャンブル依存症の人は左上じゃね?」って言ってました。そうかもしれません。

当たってるかはどうでもよくて、自分の中でしっくり来るように分けて遊んだら良いと思います。それを友達とシェアするのも面白い。

まあ、こんな感じでいろんなキャラクターや知り合いを分類して遊んでみたら良いと思います。


遊びで使ってくだせえ

さっきやったように、人を分類してみるのは遊び方の一つです。

他には、
このモードの時の口癖ってなんだろう?
と考えてみるとか、
このモードからこのモードに移行するときにはどんなストーリーが考えられるだろう?
とか
そういうのを考えてみると面白いかと思います。

この表を使って、いろいろ分類してみたり、ストーリーを想像したりして遊んでいるうちに、自他の行動や想いを受け入れたり、変えたりするヒントがたくさん得られるかと思います。


表で遊んでみて発見があれば、ぜひコメントで教えてください。


ではでは、今回はこの辺で〜


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