中道 正彦

よしもとクリエイティブエージェンシー大阪所属の芸人です。1児のパパです。

中道 正彦

よしもとクリエイティブエージェンシー大阪所属の芸人です。1児のパパです。

マガジン

最近の記事

父親になった。 娘が生まれた。 ベタだけれど、親になって初めて自分の親の苦労が分かる。 まだ9カ月の娘を見ても分かるように、子供にとって「父」よりも「母」の方が絶対的な存在なのだと思う。 生まれてからほとんどの時間を一緒に過ごすのだから当然と言えば当然だ。 親父には申し訳ないが、僕にとってもやはり「母」の方が絶対的な存在だった。 その母の事を記そうと思う。 一言で母を表現すると、 「天真爛漫」だ。 子供のように嬉しい時は全力で笑い、子供のように怒る時は全力で

    • 存在意義

      小さい頃から自分が何のために生きているのだろうと自問自答する癖があった。 いつも答えが見つからず、もやんと広がる虚無感に包まれながら生活してた。 自分が何かに認められているという強烈な存在意義が欲しかった。 両親は僕の事をとても愛して、それを伝えてくれた。 けれど僕には誰かの役にたっている、存在意義を実感できなかった。 何かに打ち込んでいる時は虚無感を忘れられた。 退屈な時は虚無感がまたもやんと広がった。 だから、打ち込める、自分の好きな事を仕事にしようと思った。 けれどそれ

      • 大人

        小さい頃社会に対して希望を持てなかった。 それは周りの大人を見ててもあんまり楽しそうに見えなかったから。 なんか苦しそうに毎日働く大人たちを見て、 「なんで大人って苦しいのに生きてるんだろう。」 と思ってしまっていた。 すごく保守的な田舎で育ち、当たり前のように先生が 「夢なんて見るな。普通に就職を考えなさい。」 と言っていた。 別に夢なんて大それた物は持たなくていいと思う。 けどやっぱりしていて楽しい、好きな仕事を選びたい。 娘が、僕や妻の背中を見て、 「大人っ

        • 嫁と娘が帰省していて、数日会ってない。 昨日海で死んじゃったクラゲに手が触れて、その大きさがちょうど娘のお尻くらいだったので娘を思い出し、思わず 「花っ。」 と娘の名前を呼んでしまった僕は、中々の末期だと思った。

        • 嫁と娘が帰省していて、数日会ってない。 昨日海で死んじゃったクラゲに手が触れて、その大きさがちょうど娘のお尻くらいだったので娘を思い出し、思わず 「花っ。」 と娘の名前を呼んでしまった僕は、中々の末期だと思った。

        マガジン

        • 1本
        • 父親妄想日記
          9本

        記事

          勇者

          【父親妄想日記】 娘がすくすくと育っている。 足なんかムチムチでチョココロネみたいだ。 手の握力もすごい。 胸の上で抱っこしていると、急に「あれ?もぎとろうとしてる?」ってくらい肩をにぎってくる。 さらに口がむずがゆいのかなんでも噛もうとしてくる。 肩をにぎり、首元を噛んでくる時なんか、一瞬ゾンビ化したんか?って思う。 なぜか僕のアゴにとてつもない興味を示す。 確かに僕のアゴは少々鋭利だ。 だからなのか知らないが、娘を抱っ

          便所にて

          小学生の時、昔から僕の家は水洗便所だったのに、なぜか「昔まーくんちってボットン便所だったよね。」 と言い張る友達がいた。 何度否定しても頑なに言い張るその姿勢に、 「なぜ、こいつは僕の家の事なのに、僕よりも自信があるのだろう。もしかしたら僕ん家ボットン便所だったっけ?」 と危うく記憶を改竄してしまいそうになった。

          赤ちゃんが自分のおならにびっくりして泣き出した。 このシステムをなんとか発電とかに利用できないだろうか。

          赤ちゃんが自分のおならにびっくりして泣き出した。 このシステムをなんとか発電とかに利用できないだろうか。

          大変だ。

          正解は一つしかないと思ってる人。 自分の感覚は全ての人の共通の感覚だと思っている人。 自分の出来る事は努力すれば全ての人ができると思っている人。 誰かと議論する時に最適な答えを導き出す事じゃなく、議論に勝つ事を目的としてる人。 と理解し合うのはとても大変だ。

          ごっこ。

          「…オマエアカチャン」 「…オレアカチャンハジメテ」 「…オマエナゼオレヲミテモコワガラナイ」 「…ムラノミンナハオレヲミルトコワガリイシヲナゲテクル」 「…ナノニオマエオレヲミテワラッタ」 「…ウレシイ。コンナキモチハジメテ」 朝から「心優しい化け物が赤ちゃんと接したらごっこ」を満喫した。

          カフェ

          【父親妄想日記】 近所にコンクリートが打ちっ放しの店内が特徴的なニューヨーク風だという憧れのカフェができた。 夫婦で意気揚々と準備し、ベビーカーを押しながら15分かけて店にたどり着いた。 おしゃれな店内に緊張しながらも、ドーナツ二つとコーヒー二杯で2000円近くする暴力的な金額で商品を買い、これがニューヨークスタイルなんだと自らを納得させ、こじゃれたアンティーク風のソファーに二人で腰を下ろした。 憧れのカフェのおしゃれな内装に囲まれ、さぁニューヨークを

          なにかになりたいんじゃなく、なにかになろうとしたいんだと気付いた。 目的を達成したいんじゃなく、目的に向かって努力したいんだと気付いた。 叶える前に、叶えようとしてる自分に満足してるからそら叶わないよね。 それを叶える方向に持っていくにはどうしたらいいだろう。

          習性

          僕には自分の脇の匂いかぐとなぜか落ち着いて寝れるという変な習性がある。 もしやと思い、グズる我が子に嗅がせてみた。 …激烈に泣いた。

          スパイダーマン

          【父親妄想日記】 スパイダーマンがビルに糸を貼り付けて、ターザンみたいにぶらさがり、ビルとビルの間を進んで行くシーンが好きだ。 たまに街中を歩いている時に、ここのビルのここに糸を貼り付けて、次はこのビルのここに糸を貼り付けてこうやって進んでとかいう 「妄想スパイダーマンルート決め」をする。(御堂筋沿いの心斎橋あたりなんか最高。) 同じくジャッキーチェンが建物のくぼみや、手すりなんかを利用して、ボルダリングみたいにピョンピョン上の階に上がって行くシーンも好きだ

          スパイダーマン

          パパ楽しい。

          娘がしゃっくりで ぺけっ! って音を出す。 3秒に一回くらい定期的に出すので、 僕「あなたの名前は?」 娘「ぺけっ!」 僕「いゃ【ぺけっ】って名前ちゃうやろ。お父さんの名前は?」 娘「ぺけっ!」 僕「いやパパもそんな名前ちゃうわ。」 ってずっとやってる。 パパ楽しい。 #パパ楽しい #育児 #赤ちゃん

          パパ楽しい。

          恥ずい

          今日初対面の人に「誰かに似てますよね?」って言われた。 だいたいこういう時は小栗旬って言われるから今日もそうやと思って 「小栗旬っすかね?」 って自ら言ったら、 「…あぁ、そっすかね。」 って言われた。 1分前に戻って調子乗ってる自分を説教したい。

          肩幅

          【父親妄想日記】 肩幅がすごく広い。 初対面の人に質問される事ナンバーワンは 「水泳やってたんですか?」だ。 …やってないです。 クロールできないです。 息継ぎがニガテです。 いつも鼻から水入って鼻水ジュルジュルなります。 そして肩幅が広いとティーシャツが似合わない。ちっさめのティーシャツなんか着て、鏡に映る自分を見たら 「あれ?肩パッド入れてたっけ?」 っておもう。 なんか無駄にアメフト感出る。 いつもエブァ