#436 コトバを眺め 憲法前文(後半)

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 コラムに続き2回目のコトバとなりますが、日本国憲法の前文の後半を眺めてみました。繰り返すが日本国憲法には前提がある。美しい前提がある。かつて日本は戦争の真ん中にいた。負けそして反省し全世界に日本国憲法という誓いを立てた。戦争はどんな理由があろうとしてはならない。

 世界が平和であります様に。

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