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日曜日の雑談_20210815_サヨナラとおひさしぶり

みなさま、こんばんは。

先週からスタートさせた「日曜日の雑談」。

その前に、ここ数日の大雨で被害に遭われていませんか?私の住む地域は少し前から雨が止んでいるけど、川の近くには絶対に行かないようにしましょう!これからどんどん下流は水かさが増します。どうか命を守る行動最優先で!

この1週間・・・。
もう火曜日のことが遠い日の出来事のようです。
先週の「日曜日の雑談」に書かせてもらった友達が月曜日に私たちより一足先に旅立ちました。

彼女の意思で、葬儀もありませんでした。ただ、本人とご親族のはからいで、コロナ禍で闘病中の彼女に会えなかった私たち友人のために、火葬される前に、会える場所が設けられていました。

こんな時期ですが、県外の同級生も数名地元に戻ってきて・・・。約20年前に開催した同級会以来の顔合わせ、または、高校卒業初期以来の顔合わせでした。

こんな風に書いていて、なんだか遠い昔のことのような、いやいや、どっかのドラマのような、私の現実の日常に起こったことなのか疑ってしまうような曖昧な感覚と言うか・・・。「夢だったのかな?」そんな風に思う瞬間もまだあります。

火曜日の同級生数名が集まった時、友達と最期のお別れをした後、そのまま「じゃねぇ」ってバイバイするのも寂しくて、高校生のように「どっか行く?」って、誰彼ともなく言いだして、スシローに・・・(なんでスシロー?って思うよね?w)
その時に、Sちゃんに同級生あっこちゃんが2年前にケーキ屋さんを地元でオープンさせたと聞きました。一緒にいた同級生誰もそのこと知らなかったけど(笑)
そんなもんよね。同じエリアに住んでいたって、高校を卒業して、毎日顔を会わせることもなくなって、違う場所で新しい人間関係が拡がって、そのうち連絡を取り合わなくなって・・・。それが普通なのよね。

ワタクシ、せっかく聞いたから13日に早速行ってきました(笑)
他の同級生からは「はやっ!」って、お店を訪ねた後にLINEで報告したらビックリされたけどねぇ〜。だってさ、これは亡くなった友達が引き合わせてくれたんだって思ったから、早く行かなきゃって。「いつか」って思ってると、永遠に「いつか」は来ないからさ。

Sちゃんに教わったお店の情報を元に、場所を車のナビにセットして家から1時間ほどのドライブ。私にとってお馴染みのエリアではない場所で、「ここにケーキ屋さん?」って思うような集落の中にそのお店はありました。

普通の大きな民家を改装してあるそのお店の引き戸をガラガラっと開けると「いらっしゃいませ」の女性の声。「こんにちは」と私。

分からないよね・・・高校の卒業式以来だもんね。

「あのぉぉ〜私、○○高校の・・・」って言いながらマスクを外すと・・・。

「あっ!あけちゃん!」

あぁぁ〜覚えててくれて良かった!
しかも名前も忘れずにいてくれてありがとう!

「どうしたの?どうしたの?やだぁぁぁ〜」って、あっこちゃん(笑)
ここは女子高生のノリなのか、おばさんのノリなのか微妙だけど、お店の中できゃぁきゃぁ言い合う私たち。

不思議ですね。もう30年以上も会ってないのに、高校の3年間という時間を共有しただけなのに、お互い見た目も変わってるはずなのに、お互いに気付ける。そして、一気に会っていなかった時間がシュッと縮んで、目の前で繋がるんだよね。どんだけ濃密な時間を過ごしたのかってことだなぁって感動すら覚える。それは、あっこちゃんも、火曜日に会った同級生でも同じことを思ったよ。

だけど、シュッと目の前で縮まった時間の中に、お互いそれぞれが体験してきた物語が詰まっているのも事実。その物語を生きてきて、今、こうしてまた再会できたんだよね。

あっこちゃんも、私も、いろんな出来事があって、どこから話せばいいのか最初の数分はしどろもどろでした。でもさ、最後には
「もうさ、50歳だもの、いろいろあるわさ(笑)」って、笑い合えた。
なんて愛しい関係性だってゾワゾワしたよ。そこに良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとかのジャッジはなくて、「いろいろあるわさ」ってね。歳を重ねて良かったと思えることの一つは「いろいろある」って思えることかもね。

今回、あっこちゃんに会いに行って、あっこちゃんが話してくれたあっこちゃんの物語を聞かせてもらって、やっぱり、このタイミングで会いに行って良かったなぁ〜って思った。
あっこちゃんから「もう残りの人生、好きなことをするって決めたの(笑)」って聞けたから。

高校生のあの頃、自分たちが50歳になるなんて思ってなかった。かすかに私は「ノストラダムスの大予言」なんか信じていて、1999年7月に地球は滅亡するって思ってたから、30歳にもなれないはずだった(笑)
だけど、こうして2021年、50歳になる歳に、先に旅立った友と、まだこの世でやり残してることがあると生かされている私たちとがいる。

50歳。
「まだたくさん時間がある」とも言えず、かと言って、「もう余生」ではなく・・・。だけど、あと一つや二つ、5年〜10年単位のプロジェクトはできるだろうと思うのよね。こうして、同級生達の今までの物語を知る機会を無駄にしないように、私もチャレンジしていきたいなって思えたよ。
ちょっと、それまでは「50歳って終わってる・・・」って思ってたから。先輩のみなさま方、ごめんなさい!

それでは、今週はここまで!
明日からの1週間もお元気でお過ごしくださいね!

くぼたじぶん研究所
くぼた あけみ
キャリアコンサルタント
シニア産業カウンセラー


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