大人の英語学習者に洋書多読をオススメする6つの理由
ブラジルの片隅からこんにちは、くぼ れいです。
昨日、Kazuo Ishiguroの『Never Let Me go』を
読了しました。
わーい!!
本書はわたしが洋書多読をはじめてから、
7冊目にあたります。
改めて、多読は
大人の英語学習者にとって
素晴らしい方法だと感じたので、
その魅力やメリットなどシェアさせてください。
洋書多読とは?
まず、そもそも洋書多読とはなんなのか。
正確な定義はありませんが、
一般的には英語学習の一手段として
洋書を大量に読むことを指すみたいです。
そのまんまですね。笑
英語ネイティブの方が読書する場合は
改めて"洋書"多読とは言わないはずですので、
英語学習法の一つの名称と考えるのが
妥当かもしれません。
洋書多読の魅力とは?
#1 興味のある内容で英語を学習できる
(英語を学習するのではなく、英語で学習する)
洋書多読の良いところと言えば、まずはコレ。
『興味のある内容で、さらに英語も学べる』
というところでしょう。
一般的に、英語を学習しようとすると、
『何で』学習するのかを考えなければいけません。
YouTubeや教材やアプリや、
色々な方法・素材はありますが、
基本的に、『英語を勉強するための方法・素材』です。
それ、日本語で書かれていたら
興味ありますか・・・?
わたしは興味のない内容に
英語を学ぶためだけに時間を割くのは
苦痛でした。
そうかと言って、
興味のある英語学習素材を探すとなると、
それはそれで時間がかかって
結局取り組む時間自体が減ってしまったり。
本だったらこうした問題はありません。
読みたい本、まだまだいっぱいある~!
#2 時間・場所を選ばずに学習できる
時間・場所を選ばないというのは
大人の英語学習者にとって大きなメリットです。
毎日毎日、とにかく時間がないですよね!
なのに、うっかりSNSで時間を溶かしてしまったり、、、笑
Kindleアプリを使えば、
その時間をすべて英語学習時間に
(理論的には)充てることができます!
スマホのホーム画面に
Kindleアプリのアイコンを置いて、
ついついSNSを開きそうになったとき、
読書をすればいいんです。
コーヒーを飲んで一息入れるとき、
キッチンでお湯が沸くのを待つ時間、
駅で電車が来るのを待つ時間、
どんな小さな隙間時間でもできます。
洋書多読で得られるメリット
#1 『続きが気になる』が学習のモチベーションになる=継続が容易
わたしが今回読んだ『Never Let Me Go』を例にとると、
英語ネイティブの一般的な読書スピードで約5時間半、
わたしはその3分の1のスピードで読みますので、
読み終えるのに約16時間半かかる計算になります。
つまり、1日15分読んだと仮定して、
2カ月と1週間ほどかかります。
その間、「続きどうなるんだろうな~」が
英語学習のモチベーションになります。
短い素材、ボリュームの少ない素材で
英語学習をしていると、
ネタを探してくるのに疲れる、みたいなことが
ままありませんか?
しかも細切れの知識ばかりが増える。
毎日毎日
YouTube徘徊するのも面倒くさい。
(好きな配信者さんはもちろん追っかけますけど)
その点、洋書多読は一冊読み始めてしまえば、
内容がおもしろい限り、モチベーションを保ちやすいと言えます。
つまらなかったら読むのをやめて、
別のものを読めばいいだけです。
おもしろい本は無限にあります。
#2 英語を使用されるシチュエーションも含めて一緒に学べる
誰が、どんなシチュエーションで
その英語を使っているのかを
一緒に学べるのも、読書の利点です。
『意味は知っているけど、
このシチュエーション、
この文脈、
このコロケーションで使うのが
適切かどうか分からない』
という単語や言い回しが、
往々にしてあると思います。
小説であれば、
登場人物のキャラクター、舞台設定を
きちんと理解したうえで、
使われている英語を学ぶことができます。
#3 英語処理速度が上がる→英語学習の好循環が生まれる
当たり前の話ですが、
読めば読むほど
読むスピードは速くなります。
特に、洋書多読では
好きな本を読んでいるわけですから、
次の展開が気になって
必至になって読んでいます。
気が付くと、
自分の読むスピードが
早くなっていることに気付きます。
また、以前だったら15分読んだら
頭が疲れるような気がしていたのに、
30分でも読んでいられるようになった、
というようなことが起こります。
こうなってくると、
英語が読むのが苦ではないので
英語に触れる時間が増える、
時間が増えるとさらに英語力が伸びて、、、
という好循環が始まります。
#4 助詞や冠詞など、細かい英語の表現も見逃さない
多読では書かれた文章を読んでいますので、
動画での学習の際に起こってしまうような
『部分の聞き落とし』がありません。
例えば、"We'll"の”'ll”の部分だったり、
”a”なのか”the”なのかだったり、
聞き落としやすいのに、
いざ自分で使おうとすると、
ウッと詰まってしまうことが
英語には結構あります。
そうした箇所のすくい漏れがないのは
地味に大きな価値だと思います。
おわりに
今回の記事では
『Never Let Me go』については
ほとんど触れておりませんが
考えさせられる小説でした。
タイトルだけでずっと気になっていて、
どんな話かも知らずに読んでいたので、
序盤から『うん?』と思って、
どんどんどんどん『あれ、やっぱり、アレ?』となって、
7~8割読んだあたりで『やっぱり~』となりました。
(なんのこっちゃ)
日本語訳ももちろんありますし、
舞台化もテレビドラマ化もされていたみたいなので、
ストーリーを知っている方には
読みやすいと思います!
↑ 洋書多読以外にも
私が効果があったと考える英語学習法を紹介しておりますので、
ぜひ読んでみてください。
↑ Instagramのストーリーズにて
洋書読書の実況しておりますので、
ご興味ありましたら。
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