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TOEIC880点が証明する!独学で英語が上達する秘訣

ブラジルの片隅からこんにちは、くぼ れいです。
今回は英語について書きたいと思います。

題して、
『誰ともしゃべらずコソ勉で英語力を上げる!』
方法です。
(うさん臭さがスゴイ。。。笑)

世の中には、

『英会話力を上げるには
 実際に英会話をしないといけない』

という思い込みを持っている人が
多くいるのではないかと思います。
わたしも実際、思ってました。

ただ、自分の英語の上達過程を改めて振り返ると、
英会話の練習は必要ではなかったし、
そもそも”私が求める”英語力という観点からみると、
英会話力すらも
実はそんなに必要ではなかったんです。

今回はそんな話をサラッとしてみたいと思います。


わたしの英語力について

まず、わたしの英語力について。

直近のTOEICスコアは880点(2022年)。

口頭のコミュニケーションは、
息子が通う学校の先生と英語でお話したり、
英語を話す保護者の方とお話したりは問題ありません。

文法がぐちゃぐちゃのときもあるし、
単語が出てこないこともあるけど、
自分で持ち直して
コミュニケーションを成立させることはできます。

英語を話す場に参加するのに
ためらいはありません。

頭を使わない作業中は
よく海外のYouTubeを流し聞きしてます。
ところどころ知らない単語や
聞き落としはありますが、
内容はほぼ理解できてます。

私が『確実に効果があった』と思う学習法

そんなわたしの今の英語力に至るために、
効果があった学習法について書いていきます。

発音のコソ連

ひとつ目は、『英語耳 発音ができるとリスニングができる』(松澤 喜好、KADOKAWA)で
英語の発音を徹底的に練習すること。

現在は改訂3版が出ていますが、
初版発売は2004年のロングセラー。

わたしも大学生のとき
本書で発音の練習をしていなかったら、
その後の英語学習人生は
全く違うものになっていただろうと思います。

英語の発音をマスターすれば、
YouTubeなどの耳からの学習の効果も
飛躍的に上がり、
読書していても、読んだ英文が
正しい音声で頭の中にインプットされるようになります。

つまり、その後のあらゆる英語学習の効果を
はちゃめちゃに上げることができます。

また、英語の発音は難しいですが、
数自体は50個弱しかありません。
(数え方は色々あるそうですが、
『英語耳』で紹介されているのは46音)

1日1個マスターしても
2カ月もかからない!

実際には英語の発音は
知識というよりもスポーツのようなもので、
どのように発音するか知っていても
舌が思った通りに動かない
などということがあり、
習得には練習が必要です。

ただ、1日5分でも10分でも
本書を使って練習すれば
2~3カ月で飛躍的に上達するはず。

ぜひ、自分の発音を録音して
上達を確認しながら
発音練習に取り組んでみてほしいです。

同じ幼児向けアニメを何度も聞く

幼児向けのアニメを
繰り返し見るのもオススメです。
見るというより聞くといった方が良いかもしれません。

20分くらいの短い動画をYouTubeでピックアップして、
家事のあいだや移動中など、
普段音楽を聴いているような時間に
掛け流します。

ポイントは、何度も同じものを
繰り返し聞くこと。
エンドレスリピートです。

そうすると、
1回目では聞き取れなかった箇所が
2回目、3回目と進むにつれて
聞き取れるようになるのが分かるはずです。

10回くらい聞いて
聞き取れなかった場所は、
たいてい、本当に知らない単語が使われていたり、
発音を間違って記憶していた場所です。
それ以外は、大体聞き取れていると思います。

英語学習でクセモノなのが(多分、多くの日本人にとって)、
『読んだら分かるのに、
 音声で聞くと聞き取れない』
問題です。

それは、英語のプロソディ(英語に特有のメロディ/リズム)に
慣れていないためです。

わたしも、なぜ違う音声をどんどん聞くよりも
同じ音声を繰り返し聞く方が効果があるのか
きちんとした理由は説明できません。

でも、経験ベースで
この方法が絶大な効果があったのは確かです。
お金も時間も大してかからないので、
ぜひ騙されたと思ってやってみてください。
一切効果が無かったらぜひコメント欄で教えてください。笑
(効果があったときも教えてもらえると嬉しいです)

ちなみにオススメの動画ですが、
わたしはPeppa Pigでやっていたのですが、
イギリス英語なので、強くはオススメしません。
『英語耳』がアメリカ発音を紹介しているので。
(内容が可愛くておもしろいので、わたしは好き)

スッと出てくるオススメで言うと、
Daniel tiger's neighborhoodやmiffyなんか
どうでしょうか。YouTubeにあります。

別に動画の内容を楽しむ目的で見るわけではないので、
アニメ選びに時間をかけずに、
サクッと検索して1番最初に出てきた
20分前後の動画でやってみてください。

洋書の読書

発音がマスターできてしまえば、
読書の効果は絶大です。

文章を読んで正しい音が頭の中で聞こえるならば、
わざわざ耳で聞く必要はありません。
あとは、脳の英文処理速度を上げ、
語彙を増やします。

日本語で考えれば分かりますが、
人間が文字を読むスピードは、
その文章が口頭で話されるスピードを遥かに上回ります。

音声で聞いて理解する練習をするのもいいですが、
それ以上の速さで読めるようになると、
話される英語を理解するのもずいぶん楽になります。

また、耳で英語を学習していると、
聞き取れなかった箇所は
無意識にスキップしてしまいます。

脳が前後の文脈から
意味を類推してしまって、
理解できていなかったことすら
気にならないうちに、
どんどん内容が次に進んでしまうのです。
読書ではそうしたことは起こりえません。
(たまにストーリーに夢中になって読んでいるとありますが)

さらに、読書はいつでもどこでも
どんな隙間時間でもできて、
最近は、スマホ一台で事足ります。
Kindleだと辞書にもすぐにアクセスできるので
本当に便利。

『英語耳』には、
洋書が読めるかどうかの試金石は
『Holes』(Louis Sachar)と書かれています。
Kindleだとサンプルとして
まぁまぁのボリュームを試し読みできますので、
とにかく一度読んでみてください。

対象読者年齢は
英語ネイティブの10歳以上なので、
内容も英語も決して難しくはないはずです。

英語の小説は、
物語の背景が描かれていて
固有名詞が頻出する冒頭が一番ツラいです。
日本人にはアルファベット名を覚えるのが
とにかく困難。
でも、そこさえクリアすれば、
あとはサクサク読めるはず。

おわりに

そもそも論ですが、
わたしは『英会話力』を上げることを
英語学習の目標としていません。

ブラジルに来て
英語を話す機会は多少増えましたが、
そもそも、日本語においてさえ、
コミュニケーション上手でもなければ
おしゃべり上手でもない。

英語でも、
伝えたいこと・伝えるべきことを
なんとか伝えられればいいんです。

話したい人と
きちんと話せるだけの英会話力が
必要なのであって、
YouTubeやテレビで見る
バイリンガルタレントみたいに
『英語力×コミュ強』になれるとは思っていません。

わたしが欲しい英語力は、
英語で書かれたウェブサイトを流し読みできたり、
英語のニュースを流し聞きできたり、
英語のエンタメを肩の力をぬいて楽しめる英語力です。
要は、アウトプットよりもインプットのための英語。
おしゃべりは必要なときに困らない程度でいい。

でも、学習する中で気付いたのは、
インプットのための英語力を向上させることで、
確実に英語をアウトプットする方にも
良い影響があることです。

なぜなら、ひとつには、
相手の話している内容を理解するのに
余計な労力を使わないため、
自分のアウトプットに注力できるから。

また、大量のインプットは
確実に自分のアウトプットとなって
無意識で出てくるから。

日本語で考えると当たり前ですが、
人と実際に話して聞いた言い回しと
本で読んだ言い回し、
どちらも同じように自分が使う言葉になっているはずです。

私の英語学習の軌跡が
どなたかの役に立てば
こんなに嬉しいことはありません。

「役に立った」とか「これはどうするの?」
とか、もしあればコメント欄で教えてください。
InstagramのDMも開いております。

【今回の見出し画像】
わたしのKindleの洋書カテゴリーです。
Kindleだと洋書も簡単に購入でき、
また、辞書も便利なので、
最近は洋書読書はもっぱらKindleです。
(息子がハマってる人生ゲームが見切れている。。。)

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