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その下痢止めちゃ駄目!!

こんにちわ。

薬剤師の久保木です。

皆さん食べ物にあたって下痢をしてしまった経験ありませんか?

私、先日訪れた飲食店で生卵を食べて、腹痛と下痢に丸一日悩まされたばかりです・・・

下痢を引き起こす原因は数多くありますが、実は下痢止めを使ってはいけない場合があるのです。今回はその見極め方をお伝え致します。

下痢止めを飲んではいけない場合


下痢の原因の多くは感染性腸炎と呼ばれ、多くは食べ物によって引き起こされます。

感染性腸炎は細菌やウイルスが体内に入り腸に炎症をきたし、下痢や腹痛を引き起こします。

この場合は下痢止めを飲んでしまうと、細菌やウイルスを腸に留めてしまう事になり、症状が長引いてしまう原因となります。

通常の下痢と感染性腸炎の見極め方は非常に難しいのですが、
1つわかりやすい見極め方をお伝えします。

それは発熱があるかどうかです。
発熱がある場合は細菌やウイルスに対して体が体温を上げて戦っている証拠になります。

発熱がある場合は下痢止めの服用はやめましょう。

感染性腸炎の治し方 とにかく水を飲みましょう。


感染性腸炎の疑いがある場合はとにかく水をたくさん飲みましょう。
水をたくさん飲む事で早く細菌やウイルスを便と一緒に体外へ出すことができます。

下痢なのに水分とれないよ・・・・

と思った方は水分を口に含む回数を増やして下さい。

頑張って水たくさん飲む・・・・

と思った方は1〜2リットル水を飲むと良いとされています。

通常の感染性腸炎の場合は24時間前後で治まる方が多いので、
それ以上続いてしまう方はお医者様に相談してください。

おまけ 脱水症状の簡単な見極め方


下痢の時はもちろんですが、これから熱くなる季節、脱水症が怖いと思います。そこで簡単な脱水症の見極め方を2つお伝えします。

・脇の下を触って乾いている
・尿が濃い色をしている

上記に当てはまる際は体内の水分量が足りていない場合があります。
スポーツ飲料などの塩分や糖分が含まれる飲み物を取りましょう。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました😃