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週末かんたん企業分析 第6回 株式会社スペースマーケット

自分でTwitterに流していた企業分析を振り返るために作成しています。有価証券報告書から数字を持ってきていますので、間違いはないかと思いますが、そこまで深い分析はしていません。ご承知おきください。

今回の企業は株式会社スペースマーケットです。「スペースシェアをあたりまえに」をミッションに掲げ、あらゆるスペースを時間単位で貸し借りするプラットフォームなどを運営する企業です。個人的には日本で最もシェアエリングエコノミーの価値観を広めた企業だと思います。

それではまずは2020年度と2021年度の単独損益計算書の比較です。

単独損益計算書 前年比較

2020年はコロナの影響をもろに受けて営業利益がマイナスになりましたが、2021年には復活。2019年と比べても成長しています。売上原価の内訳では、法人向けソリューションの開発などに注力しているようです。

続いて、単年度内で見比べてみます。

単独損益計算書 単年度推移

プラットフォーム型ビジネスの良い点として、販管費の調整をかければ黒字化できるというところがあり、今期はそういうメッセージを株主に出したかったのだろうなというのがわかります。

またメルカリの決算資料を見たあとに改めて振り返るとサステナビリティを重視しているというのは、最近のIPO銘柄は共通しているのかもしれませんね。

最後にTwitterからの引用です。

スペースマーケット企業分析サマリ

・時価総額 約55億 PER423倍
・遊休不動産のスペースの貸し借りプラットフォーム
・取引流通金額の30%を手数料として徴収しており、売上原価率低い
・遊休不動産の活用をしたいオーナー側は一定数いる
・活用する側に新しい発想が求められ、それを普及するための販管費が高い
・マーケット自体が大きな事業として世の中に認知されていくかが今後の成長の肝になりそう

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