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ヤマダ定休日

おはようございます。クボです。
今日はちょっと気温も低くて過ごしやすいですね。
さて、このたび教育実習が終わりまして、無事ライブシーンに戻ってこれました。(大層)(3週間空いただけ)
自己予定管理が絶望的なわたしですので、バイトと大学とライブとその他諸々で早速体力がきついです。
家の近くにチョーお気に入りの喫茶店があり、そこでこのノートを書いています。ちょっと間が開いた後に行くといつもお元気でしたか?髪の毛切られました?等聞いてくれるんです。覚えてくれてるの超嬉しい。切ってないです。
店長さんのお名前も年齢も知らないし向こうも知らないと思いますが、こういう距離感、行きつけの店がある大人になった感が嬉しくてニコニコしちゃいますね。

さて、先日、坊あかねさん、かとうにちようびさん、くわがた心さんと私のユニットライブであるお笑い小町の第二回がありました。

ユニット名を決めるとき、全員ネーミングセンスが死んでいて未だに全員恥ずかしさから正面向いて「お笑い小町」とは言えない状態ですが、メンバー仲は良く、毎回楽屋で喋りすぎて出とちりかけています。まだ2回目ですけど。
今回の目玉は自分で言っちゃいますがかとうにちようびさんと私クボのユニットネタだったかと思います。
ユニット名(コンビ名)は『ヤマダ定休日』にしました。言わずもがな『かとうにちようび』の対義語です。かとうにちようびさんは幸せhappyという口癖をもつとんだハッピー野郎なのですが、今回のネタ中は一度そのキャラを脱いでいただけたらと言う思いもかねて定休日にしました。
あと『ふわり春(ひらがな+漢字)』『ガングリオン(カタカナ)』『くまねこ(ひらがな)』と来たので残すは漢字のみとカタカナ+漢字だな、と思い今回は後者にしました。まあそんなもんです。
正直何度も構想を練ったのですが、1番最初に考えたものに落ち着きました。変なことしない方がいいよね(加藤さんが変なので)。
舞台上でも申しましたが、諸々ドタバタし前日にネタを渡す羽目になってしまい大変申し訳ない。かとうにちようびさんめちゃくちゃ慌てふためいておられてかとう繁盛期でした。よくやってくださった。
かとうにちようびさんとはよくライブがかぶるんですが、彼氏に8股されてそれでも幸せだったり胸に馬鹿でかい風船仕込んできたり急にホラー展開になったりでずっとクレヨンしんちゃんの世界観だな、わたしにはない発想をなさるなあといつも思っていたので、ユニットをして欲しいと作家さんから言われたとき「できるわけねえだろ」と思いました。なんなら言いました。
でも二人で会って話してカラオケ行ってするうちに、めちゃくちゃ楽しいかもしれないと思い始めました。(あまりにもお笑いを知らなかったので漫才師の動画を114本送り付けました。多分最近かとうにちようびさんが豆苗育てながら病んでるのはそのせいだと思います。)
あんなに面白いキャラクターを持っておられるのに、中途半端なことしてしまった。後悔。私にもっと能力があれば。精進します。まあでも楽しそうでよかった。
もっとたくさんお笑いをみて、もっとたくさん時間を使って、リベンジさせて欲しいと思ってしまいました。まいちが聞いたらキレそうですね。「あんたまた!!!!」ああ、声が聞こえてくるようだ。早く帰ってこい。

さて、突然ですが回想に入ります。
最近色んな人とユニットをして活動する中で、クボちゃんといえば教育実習で道徳の授業をこなしたのにも関わらず「悪口言ったり馬鹿にしたりする人」という人間として最悪のイメージがついてるかと思いますが、2019年、猫と大福の時はユウガさんの毒を横で笑っているだけの女でした(ご存知ない方はYouTubeで『猫と大福 究極の選択』で検索してください)。これを読んでくれてる方の中だったら覚えておられる方も多いかと思います。
わたしは人間性が悪いせいで小学校の時に苦い思いをしてから、ずっと上部でしか人と関われなくなってしまっていました。悪口なんて言えなくて、ブサイクで太っていて運動もできなくて頭も悪くて、ずっと謝ることしかできなくて、なんとなく相手に好かれるように殻を作って思ってないこと言ってるうちに、本当にその殻が分厚くなって。日本人みんなそうですよね。そう言う人多いと思います。特に女の子。ね。そうだよね。

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(画像:何度目の登場かわからない小学生の時のわたし。陰キャなのでこれしか写真がない。)

でも、お笑いの世界に飛び込むと、みんな馬鹿みたいに自分が面白いと思うことを信じて、自分の思想で人をしばきまわし、そしてそれでお客さんがついてきている。意味わかりませんね。
猫と大福の1年間、実はずっと辞めたかったです。ユウガさんも周りの芸人さんもすごすぎる。わたしにはなにもない。個性もないし、思想もない。コーナーで大喜利ができるわけじゃないし、下手くそだし、ネタも書けないし。(下記記事がリアルタイムゲキ闇ノートです)
https://note.com/kubo_131/n/n038879ec10a3


でも、2020年、色んな相方と組んで、ネタを書くうちに自分の殻の中で根底で考えていたことや面白いと思っていたことが相方に乗せて見えてくるようになりました。
まいちの声を思い浮かべたり、文化財の声を思い浮かべたりすると、今まで自分がそんなこと考えてたのか、と言うことが出てくるようになりました。たいそうな言い方ですね。すみません。とにかく、わたしは相方たちに乗せて、自分の姿が分かるようになってきた。私とライブ会場で会う方や昔から知っておられる方はご存知だと思いますが、昔の私やライブ終わってからお客様と話す時の私、いまの舞台上と全然違うでしょ。私、相方が横にいないと私としてまともに人とコミュニケーション取れないんです。相方たちはわたしの分霊箱です。私を倒したければ相方たちを4人倒してから立ち向かって来てください。(分からない人はハリーポッターを今すぐ全作見てください。今すぐ。)
まいちや文化財の悪いところやいいところのおかげで、わたしは舞台上で暴言を吐くことができるし(暴言を吐くことができる?????)、相方がわたしの書くものを笑ってくれるから自分の中にある毒を選別できる。
かとうにちようびさんとネタやってる最中も、わたしにはない個性を持って、そのままその個性で人を殴り続けてきたこの人に言いたいことなんて山ほど湧いてくるし、それに乗せて何かを書いたら、また何か知らない自分が見えるかもしれないなと思ってしまいました。

え、一途じゃないとダメですか?

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