私の彼女は絶対にいいお母さんになれる、けど、

私を選んだら、彼女は子どもを持つ選択肢を持つことが途端に困難になる。

私自身、彼女にお母さんになって欲しかった。

彼女と付き合う前から、この子はいいお母さんになるなあ、あったかい家庭を築くのだろうなあ、と考えていた。

私が彼女に与えられるものより、奪うものの方が大きい気がして、幾度も悩んだし、泣いたし、悔しくなったし、苦しんだ。

それを彼女に伝えると、彼女は
「私からあなたといる幸せを奪わないで」と言い、私といることを選んでくれた

意図的で、恣意的で、打算的なものを手に入れたところで手に入れるものはたかが知れているのは私は知っていたけれども、

確かなものだけを差し伸べることだけが愛ではないと教えてくれて、

私と一緒にいたいと思ってくれて、

ありがとう。

誰もが見つけているわけではない、どこかに転がっている幸せを一緒に見つけにいって、ひとつひとつ大事にしたい、と思ってます。

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