はじめての定番サウナハット
こう見えて ものすごく考えたんです、、、
銭湯で使っても違和感のない材質と色そして形
サウナハットを使ってみたいけど恥ずかしい。
目立たずに使いたい。
そんな方たちがきっといらっしゃるに違いないと思っていました。
素材は毛足の短い無地のパイルニット生地にしました。デザインはあくまでもシンプルに。
柄やモチーフが無いということは、形の出来栄えや縫製のアラがごまかせません。
しかもニット生地。生地端がカーリングするので裁断も縫製も簡単ではありません。少々難易度の高い生地を選んでしまいました。
もともと帽子を作っていました
チューリップハットは形をいじればアレンジ次第で印象を変えられますね。
てっぺんを高くして尖らせてみたり(スナフキンの帽子みたいな)
縁をひらひら波うたせたり(金田一耕助だ)
サウナハットのベースにしたのはこちら、自分自身の作品です。
オーソドックスです。広がり加減が絶妙。
この帽子の型紙を6枚はぎから4枚はぎに変えて、サイズ調整しました。
帽子の形状を二つ作って合体させて作ります。
手間はかかりますが、縫い代が全て内側に入って見た目がキレイ、
リバーシブルで被れるという付加価値も生まれます。
4枚はぎにしたのは理由があります
タオルのデメリットである乾きにくいを少しでも軽減したいという思いから、はぎ枚数を4枚にしました。
この形の帽子は頂点に縫い代が集結します。はぎ枚数が増えるほどに重なる枚数が増えて厚みが増します。
6枚はぎのままだと縫い代がごろつく上に乾きにくくなります。
一般的なチューリップハットの場合は5枚はぎ6枚はぎが多いですが、あえて4枚はぎにしたのはそういった理由からです。
ループの付け位置をずらしたのも同じ理由からです。
全て頂点に集結するとかなりの枚数が重なってしまいます。固くなりますし、乾きにくくなるのでずらしてつけることにしました。
正直、最初から完璧な仕様だったわけではありません。
作っていくうちに気付いたことや、お客様の声で変えたことはいくつかあります。
定番にしてくれたのはお客様でした
最初から定番にと思って作ったわけではありません。
多くのお客様が支持してくださり、ご購入頂き定番商品になりました。
たくさんのお褒めのお言葉、感謝致します。
この商品が売れなかったら今のホオズキボウシは無かったかもしれません。
サウナのおともとして、これからもよろしくお願い致します。
最後までお読み頂きありがとうございました。