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助産師訪問【生後25日】

あっという間に新生児が終わる。そして夫の育休も終了。
2800gで生まれた我が子は1ヶ月で3700gにまで成長し、身長も5cmも伸びた。ほぼ粉ミルクでの栄養だが、首がしっかり太くなってきたのと、赤ちゃんらしくプクプクしてきた。
息子が生まれてから育児がわからないことばかりなのに、成長が本当〜に早くて育児や必要なものなどを調べたりする時間がない。そして楽天的な性格の夫にキツくあたることも増えた。

先日、自治体から自宅に助産師の訪問があった。
育児放棄や虐待などの心配がないかチェックするのだろうが、とにかく根掘り葉掘り聞かれ紙に記入された。
私たちの仕事はもちろん、家でどのくらい飲酒するか、妊娠経過、風疹の抗体があるかどうか、分娩方法など。
コロナが再流行してきたのもあり、私はこの時期に他人を家に入れたくなかったが、現状の不安や不明点を聞きまくることができ、結果としてこの時期に来て頂いて私達はよかったと思う。

私たちが疑問に思っていたこと↓
■日中の生活音や照明などは気を遣わなくて良い。
■泣いたらなるべく抱っこしてあげる。抱っこできないときには声を掛けるだけでもOK。抱き癖の科学的根拠はない。

泣いている原因がわからない中での生活なので、生活音や照明が興奮させる原因なのかと思い、静かに薄暗い中で生活していたのだが、関係ないらしい(笑)
たしかに大家族の家庭を想像するとそんな状況ではないがちゃんと育っているから大丈夫だと思った。

夫が「パパッと育児」というアプリを見つけた。
泣いている子どもの声をマイクに近づけると、お腹が空いている、怒っている、眠い、などの結果がパーセンテージで表示される。
犬や猫の鳴き声でどんな感情なのかを調べるものとほぼ一緒なのだが…、泣いている原因がわからず夫婦の仲が険悪になっていたので、目安として使うにはとても良いし、段々とアプリを使わなくても泣き方の違いがわかるようになってきたように思う。
いちいち紙に記入していた授乳、ミルク、おむつ交換をした時間などもアプリで簡単に記録でき、排泄の回数やミルクの総量などの平均や合計も出してくれるので便利。

助産師の産後うつのチェックで要観察で引っかかった。
元々私は音や光に過敏ではあるのだが、妊娠後期〜退院後は毎日タオルハンカチが涙で湿るほど泣いていた。夫の母が亡くなったことが1番の原因かもしれないが、自分でもよくわからないが、絶望的で諦めのような、投げやりな気持ちになっていた。

子どもが生まれてから夫は子どもが可愛く、1番大切で守ってあげなくてはならないのはわかるが、産後の私の体調や存在を気遣い、思いやる気持ちが足りていないような絶望的な気持ちになった。私は「子どもを生めばお役御免ってことか」という気持ちにどうしてもなってしまい、毎日「私が居なくても生活は成立するよね?離婚しようかな、消えようかな」と思っていた。休むと罪悪感に駆られれる。
パートナーの男性の方には普段よりオーバーに、女性の産後の身体と存在を常に気遣ってあげてほしい。

助産師さんにうつチェックの項目1つ1つに理由を聞かれたのだが、育休中の夫のいる前で「産後の自分の体調と存在を気遣ってくれなかったのが原因かと思います。」とは流石に言えず「何ででしょうかね〜?」を繰り返した。

夫には育休を取ってくれて実務的には助かる場面も多いのだが、実は私の中ではかなりストレスが溜まっていて胃痛もあり、産後約1ヶ月で約−7キロ減り、筋力がかなり落ちていて動くだけでしんどい。
今は育児に精いっぱいで食べるタイミングもなかなか掴めないのだが、助産師にもう少し栄養のある食事をたくさん食べないと母乳が止まると言われた。

こんな時期も長くは続かないだろうし、あとになってみたら思い出話になるんだろうと思って、周りを頼りながら心穏やかに過ごしたいと思います。



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