アメリカに行くまで④

前回では無事アメリカに行くことが決定し、嫌だった職場を、辞めました。

アメリカ行きが決定した後、直ぐに茨城県にある農業大学校で数日間事前研修がありました。

そこでは現地の仕事で必要な体力と英語力向上が目的の研修を行いました。

朝早くに起き、ランニング、筋トレ、英語の授業

が研修内容でした。

研修生は当時23歳の私よりも若い10代から30代後半で、主に実家が農業をしている人や農大生、または元証券マンなど様々な個性を持った人々がいました。

私は当時1年ほど牧場で働き、祖父が酪農家をしているなど、ある程度農業に携わっている人々を見てきました。

私の彼らへのイメージが

田舎臭い
短気
ヤンキーっぽい

というネガティブなものでした。

しかし、そこにいた人々は

オシャレ
頭がいい
外交的

でした。

勿論アメリカに行こうという農家は、かなり少数派なので、彼らは特殊例です。(ヤンキーっぽい人は、一定数いました。)

実家が農業をしている人達が多いので体力が凄かったです。

朝に永遠とスクワットをさせられたのですが、私が直ぐに足が曲がらなくなったのですが、大多数は最後までついていっていました。

なので語学では負けないと思っていたのですが、農大卒の人達や、元証券マンなど、かなり英語ができていて、全くかなわなかったです。スティーブジョブズのスタンフォード大学での演説を英語で理解している人もいて、とても驚きましました。

今思えばその研修は英語の初歩で、特に難しい事をしていなかったと思うので、英語は本当に慣れが重要だと言うことを実感します。

そもそも、英語ができるとはどういう意味でしょうか。

アメリカでは沢山の移民がいます。

私はメキシコ人と働くことがありました。

彼らはほとんど英語が通じませんでした。

仕事を説明する時も最低限の単語とジェスチャーでコミュニケーションをとっていました。

そんな英語力でも彼らはアメリカで生活し、仕事をし、買い物をしています。

そもそもアメリカには色んなコミュニティがあります。アメリカ人のコミュニティ、メキシコ人のコミュニティ、中国人のコミュニティ等たくさんあります。

もっというと、白人のコミュニティ、黒人のコミュニティ、金持ちのコミュニティ、貧乏人のコミュニティ等もっとあります。

その中で自分に合ったコミュニティーに入れば英語に関してそこまで困らないです。

実際、私は勤務先の牧場のボスに対して、仕事に関しては英語で完璧にコミュニケーションをとれていました。

しかし、最終日にケンタッキーフライドチキンのドライブスルーでは注文できませんでした。

英語を話せるという事が、アメリカなど英語が共通語の国で生活できるレベルというならば、誰でもそのレベルに達しているといえます。

勿論銀行員や大学生になりたいならば、かなり高度なレベルが必要です。

しかし、海外旅行や移住を考えているならば、英語はそこまで大きな障害にはなりません。

海外行きたいから英語の勉強している。

という人がよくいるのですが、私は声を大にして

英語なんか気にせず、すぐに行け

といいたいです。

英語を行かない理由にしているとしか思えないからです。

行けば何とかなる。

ということです。

今はネットで観光地、レストラン、ホテル、語学学校、仕事など色んな情報が手に入りますし、現地にいる人とSNSで繋がれます。

実際私は、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムに一ヶ月間バックパッカーで回りましたが、情報収集はネットから取りました。

勿論現地の人達や旅行者との関わり合いは本当に楽しかったですし、旅の情報も沢山得れました。そしてそれらは英語が必須です。

でもやはり、もし英語ができなくても面白い旅ができたと思いますし、何とかなります。

続きは次回に譲ります。

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