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【イラストレーションコース授業体験レポート】苦手だった背景作画が楽しくなりました

KUAイラストレーションコース授業体験レポートとは?

京都芸術大学 通信教育部イラストレーションコースでは、さまざまなイラスト制作に関する授業を展開しています。今回は開講している授業内容と学生作品の一部を公開。実際に授業を受けた学生の声を通し、本コースでどのような学びを得られるのかをご紹介します。

今回は砂糖ふくろう先生、うえだヒロマサ先生、吉田誠治先生、pixivによる「イラストレーションII-3 イラスト実習Ⅰ」の授業です。

【イラスト実習Ⅰ】の授業内容

人物や背景など様々なモチーフの描画方法を学ぶ科目です。また、クリエイターとして作品を世に送り出す方法、インターネットサービスの活用方法やツールについても身に付けます。

描くための基礎を学ぶ
練習の仕方を学ぶ
練習を続けるための心得を知る

課題内容
「食事風景のイラスト制作」
人物4名が室内で食事をしている風景を描きなさい。

学生の声

ADさん「大学に入ったおかげで『勉強だから絵を描かなきゃ』と思えました」

ADさんの作品

ADさんがこの科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き

描く前の準備や心構えから、練習、出力と成果物の発表方法まで幅広く学ぶことができました。社会人学生なので絵を描く時間を確保するのも一苦労ですが、絵を描いている時間が全てではなく、普段から観察眼を養いインプットを増やしていくべきだと感じました。 

ADさんがイラストの学習に割く時間

フルタイムで働く主婦のため、なかなかまとまった学習時間は取れませんが、朝4時半に起きて1〜2時間ほど課題制作と絵の練習に時間を当てています。家事をしながらや通勤中に授業動画を一通り見た後、必要な部分を再確認しながら課題に取り組んでいます。忙しい会社員の人は「毎日決まった時間に勉強時間を作る」そしてそれを「周り(家族やSNS)に宣言しておく」のがおすすめです!

イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想

大学に入って良かったことは「勉強という名目で好きな絵が描ける」ことです。家事、育児、仕事と、目の前にやらなければいけないことがたくさんある中で、自分の趣味の優先度は下げざるをえないこともありましたが、「勉強だからやらなきゃ!」と思えるのは大学に入ったおかげです。 まだ絵柄も定まっていないので、勉強を通して自分らしい作風を探していきたいと思います!


SKさん「興味のある題材を選択すれば、背景作画がこんなに楽しくなるのかと気づきました」

SKさんの作品

SKさんがこの科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き

吉田誠治先生の「興味を持てば風景を楽しめる」という言葉に、背景の作画が苦手で避けていた私はハッとさせられました。お気に入りの洋食屋でいろいろな角度から写真を撮影し、観察してイラストに落とし込んでみると、あれほど敬遠していた背景作画も興味のある題材を選択すればこんなに楽しくなるのかと気づきました。登場人物にも良い影響が出て、良い表情になったのではないかと思います。

SKさんがイラストの学習に割く時間

働きながらの学習であまり時間がとれていませんが、授業動画を5日くらいに分けてノートを取りながらインプットし、それを見直しながら課題制作にじっくり時間をかけて取り組んでいます。ご飯を食べたら1時間はパソコンに向かうなど、習慣化が大事だと思います。

イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想

着色を勉強したいと思っています。今まで線画のみを描いて終わりという描き方をしてきたので、今最も鍛えたい部分です。イラスト実習Iの課題は、WS科目全体の中間テストのように感じました。「老若男女4名が室内で食事をしている場面」は、自分が好きに描いていたら選ばないシチュエーションなのでとても苦労しましたが、試行錯誤して完成させたことで履修前よりもレベルアップできたと感じています。

吉田誠治先生からのコメント

イラスト実習Ⅰ担当の吉田誠治です。普段は背景グラフィッカーやイラストレーターとして活動しています。

この講義では、絵を描くうえで必要になってくるさまざまなモチーフへのアプローチの描画方法や、その他クリエイターとして必要な様々な知識について解説しています。
 
私自身の担当分野では、苦手な方の多い背景という分野を学ぶ上で、まずどのように興味を持ち、どう学んでいけば無理なく学べるのかというお話をしています。
 
例えば、いきなり室内全体を描こうとすると大変ですが、窓だけだったら無理なく描けるのではないでしょうか。せっかくだからカーテンを足してみたり、横に棚を置いてみたりと、できる範囲で徐々に描けるものを増やしていく……といった要領です。
 
他にも、区切りの良いところで終わらせると次の日に作業を始めにくいので、あえて区切りの悪いところで放置しておく、といったライフハックのようなものもご紹介しています。
 
プロであっても、頑張って続けようとして続けられることはそう多くありません。逆に、背景とかパースと聞いて身構えてしまうようなものでも、ちょっとした心構えの違いでハードルを下げられれば、気軽にチャレンジできるようになります。この講義を通じてそういったコツのようなものを掴んでいただければ幸いです。



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