![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122367690/rectangle_large_type_2_d288bcb8f3d497283ab6f45ca7a74930.jpeg?width=800)
羽村・樹樹|陽だまりの赤いソファ席でワンプレートモーニング
休日の朝、車をしばらく走らせ羽村市に入ると、青空を背景に山並みがみえてきます。美しい雪化粧の富士山も現れ、とっても気持ちのいい朝。天気のよさにつられて気持ちも上向きになり、モーニングのわくわく感がつのります。向かう先は、喫茶「樹樹」です。
喫茶 樹樹
![](https://assets.st-note.com/img/1700618533352-FTY8MDIKbS.jpg?width=800)
喫茶店に対する勝手なイメージから、脇道に入った場所にひっそりとあるかと思いきや、大通りに面した場所にありました。道路沿いに看板が2つ並び、さらに駐車場の入り口にも置かれているので、通りすぎてしまうことなくたどり着けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618591066-yc3IFH64bA.jpg?width=800)
重厚感のあるドアを開くと、女性の方が出迎えてくれました。店内に一歩踏み入れれば、嗅ぎなれないのになんだか懐かしさを感じるにおいがします。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618605485-xHdURyAqCu.jpg?width=800)
10時頃に入店すると、先客は1~2組。通路を挟むようにボックス席が並んでいます。ソファの脇に柱が立っているからなのか、それぞれの席が独立したように存在する、ちょっとしたパーソナル空間です。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618759548-oFHhtrDS1z.jpg?width=800)
窓から太陽の光が差しこむ、日あたりのいい席にしました。この日はお天気がよく、11月にしては日差しが強め。太陽の光にあたったソファの一部がポカポカと温かく、日あたりのいい席にして大正解です。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618769865-WCbVjjAEZn.jpg?width=800)
喫茶店といえばベルベットの赤いソファが象徴的です。樹樹のソファは硬すぎずやわらかすぎず、ちょうどいい座り心地。背もたれに特徴があり、もたれかかるとフィットするようにカーブしています。大人数で座ってもきちんとひとり分のスペースを確保できそうなつくりです。
ちょうどいい座面の高さで、ローテーブルなのに猫背にならず居心地がいい。席についてから立ち上がるまで、ずっと「ちょうどいい」が続きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618777360-xjBuJY3CVI.jpg?width=800)
口コミから察するに、樹樹は昭和の頃から長く営業している喫茶店のようです。きちんとお手入れが行き届いている様子で、テーブルやソファ、ライトから感じられる古めかしさがアンティークのような風格を漂わせています。
大プレートに運ばれる樹樹のモーニング
![](https://assets.st-note.com/img/1700618796366-hKClCR1V8R.jpg?width=800)
注文した品がテーブルにそろいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618839761-gtq8t7lt4A.jpg?width=800)
「モーニングセット」は、プレートとスープ、ドリンクの3点です。
トーストやサラダ、ベーコンエッグがのっていて、思っていたよりもボリューミーなプレート。プレート1枚でかなりテーブルのスペースを占めるので、3~4人でモーニングを注文するとテーブルがぎちぎちになりそうです。
サラダは脇役のようにそえられる程度ではなく、トーストに負けないくらいもりもりなのがうれしいですね。ベーコンエッグのほかにチーズオムレツも選べます。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618849678-QKYgBgcF1r.jpg?width=800)
トーストにバター(マーガリンかも?)がぬられています。個包装のイチゴジャムが用意されていましたが、トーストはプレーンかバター派なのでそのままいただきました。
コメダのモーニングトーストに慣れてしまったのか、樹樹のトーストは少し薄めに感じます。両面こんがりと焼かれていて、サクッと軽い食感です。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618857269-d8Eta7p4PQ.jpg?width=800)
気まぐれにベーコンをトーストにのせてみます。こうして食べるのが正解かのようにベーコンのサイズがぴったりで、思わず笑みがこぼれました。ケチャップ、マスタード、マヨネーズもそえられているので、自由にトッピングしてオープンサンドにするのもおいしそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618867783-GXbuNAjgXf.jpg?width=800)
モーニングセットのドリンクは、コーヒーと紅茶のどちらかを選べます。「トラジャブレンドコーヒー」を注文した連れと同じカップ、ソーサーだったので、モーニングのコーヒーもトラジャブレンドなのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618873280-udmXOBVSsN.jpg?width=800)
軽やかでやさしい口あたりです。ほのかにフルーティーで角のない酸味。苦みやコクは控えめでアメリカンに近いと感じました。
カップとソーサーに望遠鏡を覗く紳士が描かれた、異国情緒のあるデザインです。コーヒーそのものはもちろん、素敵なカップやソーサーに出会えるのもコーヒーをいただく楽しみですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1700618886545-EEEmlmMZ0z.jpg?width=800)
連れは口コミでみかけて気になったパフェを注文。以前は飾り切りされたりんごがそびえ立ちインパクトがありましたが、現在は控えめになっていました。
バニラアイスとバナナ、チョコレートソースがグラスに詰め込まれ、みかんやりんご、生クリームがトッピングされています。バナナパフェといったほうがいいのではと思うほどバナナの量が多く、ごくごく普通のおいしさとのこと。洗練された今どきのパフェとは対照的に、シンプルにつくられた昭和のパフェでしか得られないなにかを感じます。
格子窓越しにぬくぬくとコーヒーをたしなむ
![](https://assets.st-note.com/img/1700618735522-AKt7jEy2Tb.jpg?width=800)
トーストにサラダ、ベーコンエッグがプレートにのせられ、わかめスープもセットになったモーニングでお腹いっぱいになりました。
11時頃になると、家族連れが何組か入店しにぎやかな雰囲気に。全体的に年齢層が高めなので、騒々しくなく落ち着いた時間が流れます。
窓側にからだを寄せてコーヒーを飲んでいると、だんだんと眠気に誘われるくらい居心地のいい空間です。昭和の風情を残しつつ、時代にあわせて全面禁煙なのがありがたい。飾らない昭和レトロの雰囲気に包まれながらいただくモーニングで、気持ちのいい一日のスタートをきれました。
樹樹
営業時間:9時30分~17時
定休日:不明
支払方法:現金のみ
喫煙:不可(全面禁煙)
駐車場:あり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?