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スペイン語世界の食卓から/ボリビア

「あったかスープ料理」

梅崎 かほり さん
(スペイン語学科教員)

こんにちは。スペイン語学科教員の梅崎です。学科では「ラテンアメリカ史」のほか、文法や読解などのスペイン語科目を担当していますが、2022年度は南米ボリビアのコチャバンバという町に住み、先住民ケチュアの人々の言語や文化や現代史について調査研究をしています。

到着したばかりの4月。住居探し中に。

ボリビアのおすすめご飯

ボリビアに来たらぜひ、バラエティー豊かなスープ料理を堪能してください。

Fideos uchu(パスタの唐辛子煮込み):fideosはスペイン語でパスタ類、uchuはケチュア語で唐辛子のこと。その名の通り、ヨーロッパ由来の小麦粉料理とアンデス原産の唐辛子料理の融合です。一見激辛料理のようですが、さほど辛くはありません。牛肉・鶏肉・羊肉が入った豪華版で、コチャバンバでは木曜日にのみ食べられる特別な一皿。

ボリューム満点 “Fideos uchu”

コチャバンバはご飯が美味しいことで知られる町で、月曜から日曜までそれぞれに特別料理があります。他の曜日の料理が何かは、ぜひこちらに来て、調べて、味わってくださいね。

Sopa de maní(ピーナッツのスープ):牛骨の出汁で、ペースト状にした生のピーナッツを煮込んで作る具沢山スープ。仕上げに細切りジャガイモのフライを添えて出来あがりです。

ランチの花形 “Sopa de maní”

学生時代に初めてボリビアに来た際、これを食べて「ボリビア料理って美味しいなあ!」と思いました。コクもパンチもあるのにどこか優しい味で、皆大好きなスープです。

ローカルテレビでボリビア料理に挑戦(執筆者は右から2番目)

スペイン語世界に関心を持つ皆さんへ

「スペイン語圏」とされる中南米は、スペイン語と様々な先住民言語、欧米文化と土着文化が混交する色彩豊かな世界です。スペイン語の扉から広がる新しい景色へ、皆さんもぜひ!



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