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気まぐれネイル -裏側-

唐突にネイルにハマりはじめた。

今までは、自分の爪というものに興味がなかった。
洋服やメイクは人にみられるもので、"それなりにちゃんと"していないといけないなぁと思っていたし、服や化粧品を買うのは楽しい。

でも素爪でいても、誰にも咎められることはないし(むしろ、仕事や子育てをしていると、塗る方が気を遣う)、何より爪が呼吸できない感覚が好きではなくて。

でも一年間の育休と、コロナ禍とで、「装うこと」の価値が自分の中で変わってきた。

服もメイクも、自分のためにするものなんだ。と、実感するようになった。

誰かに会うためや、人にどう見られるかではなくて、日々のちょっとした心地よさというか。お守りみたいなもの。

1月から育休明けで、私はネイルを塗るようになった。
会社にしていくので、控えめな色ばかり。離れてみたら、多分わからない。

だから自分だけのためのネイルだと思う。
仕事と育児で終わる毎日を、少しだけ労れる時間がマニキュアを塗る時。

キーボードを叩きながら、お皿を洗いながら、子供を着替えさせながら
色のついた爪先が目に入ると、大丈夫大丈夫、と思う。自分のことも少し大事にできてるよ。

osajiの裏側は、透明感のある白だけど、光の当たる角度によってオーロラのような緑色に光るから、癒されてしまう。大丈夫大丈夫。

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