駆け抜けた伊勢路
こんにちは!
関西大学男子駅伝主将の大野です!
先々日、熱田神宮〜伊勢神宮で全日本大学駅伝が行われ、関西大学は18位でした。
大会に対してどのような思いで過ごしたのか、大会前から当日までの振り返りをしていきます!
少し長くなってしまったので、目次を…
全日本大学駅伝について
まず初めに前提として、前回のnoteでも書いた通り、関西大学は全日本大学駅伝に対してコーチ、選手共に強い思いを持って取り組んできました。
実に7年ぶりの出場となり、前年に出場した出雲駅伝とは違い勝手がわかりません。
そんな初挑戦の舞台に挑むにあたって、コーチ陣、マネージャー陣、自分、付き添い含めて周到な準備をして大会に臨みました。
当たり前のことかもしれませんが、無事、準備段階で大きなミスなく大会を終えられたことはチームとして進歩したなと感じます。
各区間の流れ
前述の通り、スタートまで問題はほとんどなかったように思います。一点だけ、11月とは思えない異例の暑さが予想されていたことが懸念点ではありましたが、できる対策は行いました。
1区 谷村恒晟
スタートダッシュはチーム内でも絶好調だった次期エース格の谷村。スピードと共にスタミナもついてきた谷村でしたが、5km過ぎのアップダウンから少し苦しくなり、後半は粘りに粘って前が見える位置で中継してくれました。
2区 亀田仁一路
少し前後の選手と距離がある状態での中継になりましたが、チームのエースとして単独走でも安定した走りを見せ、11kmで4人抜きを披露してくれました。前後の選手としても、"2区に亀田がいる"という安心感は抜群だったそうです!
3区 伊藤仁
復活の伊藤がついにエース区間へ!高校時代のひろしを知る僕にとってエース区間復活は激アツでした。駅伝や予選会で外したことのない安定感と実績で、今回も難コースを攻略し立命館さんに追いつく活躍を見せてくれました!
4区 秋山翔太朗
芸術肌の秋山、長い距離もアップダウンも気合と熱いハートで乗り越えます。4~5区で日差しが出ていたのですが、走った後暑さは感じなかったというタフさ。駅伝での成績は安定しているので、あとは生活面だけですね^_^
5区 大槻涼人
出雲からの好調で1年生ながら1枠を掴み取った大槻。ドンと構えた漢気があります。ただ、さすがに当日は緊張していたように見えました。悔しい気持ちも強かったようです。丹後と来年でリベンジですね!
6区 市川侑生
持ち前のスピードに加え、長い距離を走れるスタミナと安定感が出てきた市川。クレバーな走りで着実に前との差を詰め、地方勢トップをひた走る大経大さんとの差を縮める走りをしてくれました。着実にチームの主力へと成長しつつあります!
7区 坂本亘生
後半の長距離エース区間を任せられるのはやはり坂本しかいない。11km前後まで素晴らしい走りを披露してくれていましたが、そこからアクシデントが…代わりの効かない存在なだけに、負担をかけてしまいました、
8区 坂東壮琉
繰り上げスタートとなりましたが、最後まで熱い気持ちが伝わる走りで区間16位!酷暑もあったはずですが、数ヶ月前から全日本長距離区間を見据えて努力していたことが形になったのは自分までうれしくなりました。
チームとして
目標は達成できませんでしたが、レースを走った選手一人一人は力を出し切ってくれたと思います。
もちろん今回の結果に満足している選手はいないと思いますが、まずは全日本大学駅伝という舞台を体験したこと、そしてアクシデントがありながらも大きく崩れず戦ったことは、来年以降に向けての大きな財産になると思います。
また、今大会で大阪経済大学さんが国士舘さんに31秒差まで迫りました。同じ関西圏で鎬を削っているライバル校だと(勝手に)思っています。
国士舘さんはイレギュラーが重なった結果であることは承知の上ですが、大阪経済大学さんの持ち味の安定感、選手の質の高さが身を結んだ結果だと思いますし、決して偶然ではないと思います。
そして、僕たちが同じくらいの走りができないとは思いません。
後半区間、あのまま関西の大学同士で前を追いながら走り続けていれば、複数校が関東喰いをすることだってありえたと思います。
1年生の時の僕はひっくり返ってもこんな強気な発言はしなかったと思いますが、今の僕は目標を高く掲げることの大切さを知っています。
決して絵空事ではないはずです。
だって、今までも立命大さんが活躍したり、今まさに亀田が関東の選手と互角に戦ったり、関西大学が3年前は関西7番だったのに今はこのレベルで戦ったりしているんですから!
関西大学の目標
今年のチーム目標は、出雲、全日本出場と地方勢トップ(あわよくば関東を倒す)と、丹後優勝です。
そして、ゆくゆくは、
全日本大学駅伝でシード権を取る大学
になることを目標にしています!
その目標に向けて、楔となる経験にはなったのではないでしょうか。
次は丹後駅伝です
今年度からコースが大きく変わったり、青山学院さんが参戦したり、1位は出雲駅伝の出場権が得られたりするなど大きな変革を見せている丹後駅伝。
関西大学は、1969年以来54年ぶりの優勝を目指します!!
最後に優勝したの昔すぎ!
僕たち4年生にとっては最後の大会になります。今まで悔し涙で終わってしまった先輩方を見てきた分、丹後への思い入れもとても強いです。
関西で1番のチームだと証明できるように、最後は笑って終われるように、ラスト10日間、全力で駆け抜けます!!!
応援のほどよろしくお願いいたします!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
男子駅伝主将・大野
写真提供:ミヤノシタスポーツ様、あっこ様、武田駅伝監督
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