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知床半島の秘湯巡り Kty車旅ハイライト-その3
<はじめに>
2021年、夏の北海道3Week 、4000kmの旅。キャンピングカーで車中泊を続けた長い旅の中でも、3泊4日の知床半島での体験は特筆したい内容が数多くありました。とりわけ秘湯体験になりますが、それらを抜粋してハイライトで記します。
<Kty車旅_その3スタート>
道東の根室近辺から北上し、7月19日の午後、知床半島の東の入り口に当たる羅臼に到着しました。道の駅知床・らうす から車で5分の処に、大きな看板があり、その奥には地元の漁師さん達が日々来られるという温泉がありました。熊の湯です。旅行者も無料で入らせてもらえ、私はその日の二番手。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61569481/picture_pc_857f7101e7bd8e7ab724cdcbcd9b9feb.jpg?width=800)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61569574/picture_pc_814aa1f1d3af9b0ac3a793ba34c7910f.jpg?width=800)
![660(3)熊の湯](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62121643/picture_pc_138b4d75a1f383cd4135355a7a34637b.jpg)
かなり熱めの湯(42℃超え、最後は水を加えて快適)で、ここは洗い場がなく浸かるだけですが、ご覧の様に秘境感はかなり高目。この日は天候も良く幸いでした。
道の駅知床・らうす で車中泊し、翌日7/20午前、そこから知床半島の東沿岸を車で30分ほど北上すると、満潮時は水没し夏の干潮時にのみ温泉となって入浴させていただける秘湯があります。そして、隣接する家の方が毎日清掃管理されていて、無料で提供して下さっています。瀬石温泉!
私が到着した際が丁度清掃直後のタイミングであった為、その方の了承をいただいて入湯する事がかないました。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61898117/picture_pc_ab411e987db18bc02dda1231b3a6f477.jpg?width=800)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61572240/picture_pc_101d062f947ddaeb45d26b961c985ad1.jpg?width=800)
潮の香りが漂う中でこんな温泉がある事に感激しつつ、一人でのんびりと時を過ごしました。
瀬石温泉から更に北へ少し移動すると、相泊温泉がありましたが、そこは見るだけに留めて次に向かいました。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61572630/picture_pc_813a44587be76e3be91056f8c8d2e033.jpg?width=800)
羅臼の村には小高い丘があり、そこには羅臼国後展望塔があります。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61572966/picture_pc_6f650dba8dda6f0ff831dcc6346884cc.jpg?width=800)
その名の通り、双眼鏡/肉眼で国後島を確認できる処で、写真の下半分はそこに掲示されていたパネル。パネルでは国後島が見えています。上半分はリアルであり対比してみましたが、リアルの水平線がどこなのか判定難しく、国後島は霞の中に隠れていたのでしょう。
しかしながら、北方領土がこの様に羅臼の "目と鼻の先" にあるという事実を目の当たりにすると、不条理な事が何故改められないのか、と思わずにはいられないひと時でした。
さて7/20午後になり羅臼町をあとにして、羅臼岳の麓を通り知床半島を横断しました。途中にはビュースポットである知床峠がありますが、この日は生憎の曇り空。翌日の晴天下で知床峠はリベンジです。
知床半島の西沿岸に入り、知床自然センターに少し立ち寄った後に向かったのが道の駅うとろシリエトク という名の駅。今夜の車中泊の場所を確認して近くのうとろ温泉夕陽台の湯 に行き、汗を流してその日は終了でした。
次の日7/21まず向かったのは、知床の秘境と呼ばれるカムイワッカの滝。舗装されていない林道を車はホコリにまみれつつ10km以上走り、到着した処が湯けむりの上がる川の入り口です。
そこで服装を変え着替えをリュックで背負い、岩盤の上を流れる浅い川を200m程登ったでしょうか。川はすべてがお湯!
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61573117/picture_pc_d7864e5da9edecd06f6a303ebc1b428b.jpg?width=800)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61573168/picture_pc_c3136af500dc43c250913928ced456f1.jpeg?width=800)
一ノ滝と名付けられるやや深い滝壺が温泉なのです。30℃程の湯温ですから冷泉ではありますが、真に秘境での開放感に満たされたのでした。
カムイワッカの滝をあとにして、次に向かったのは世界遺産知床半島のスター的存在と言える知床五湖 です。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61574423/picture_pc_36e4e9fdb687e0d094c9c276335b8f0c.jpeg?width=800)
五湖ありますが、一湖まではひ熊が登場しても安心して居られる片道800mの通路(高架の地上遊歩道+電柵)で行け、一湖への往復で一時間弱。レクチャーを受ければ3km全周コースで五つの湖を巡れるものの、ひ熊が出現すると二~五湖のコースは数時間閉鎖。その日も閉鎖中でした、つまり熊出現していたんですね。
私は一湖まででしたが、美しい景観に浸るのはそこまででも十分満足可能!流石に世界遺産でした。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61575495/picture_pc_bf3490cb3dd6ab29ea3f7e7e1dfa9d56.jpeg)
通路遊歩道を歩く最中、野生の鹿二頭に遭遇し思わず動画撮影を。親子だったのか雌雄カップルだったのか?とにかく可愛い仕草でした(下記)。
Youtube情報
https://www.youtube.com/watch?v=lN7m5BUQJ5M
知床一湖から駐車場に戻った頃はお昼時。空腹に襲われ、Web.で最寄りの人気食堂を調べて見つけたのがウトロ漁協の直営店。漁協婦人部食堂 です。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61709520/picture_pc_ccd848dd16e18f39edf80b28604ae0c2.png)
名前から想像すると新鮮でコスパの良い魚介類が食べられそうですが、その通り!満足できたのです。
そんな食堂をあとにして、次に向かったのは宿泊できる温泉宿の温泉。私にとっては車中泊前の日帰り温泉巡りでもありましたが、名称が"地の涯(はて)" なのです。この名がとても魅力的に思えるばかりでした。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61708929/picture_pc_6f67b9e03a3682d37814ba5f1232fa03.jpeg)
優しい室内風呂で汗を流し露天風呂で温まって、次は知床国立公園の特別保護地域でもある知床峠 に向かいました。昨日のリベンジです。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61897968/picture_pc_ca7e0ca0c7f479e3f684b12914004067.jpeg?width=800)
向こうに見えるのが羅臼岳。世界遺産知床半島のスター的存在と言えるだけの事がありました。やはりその峠は特別のビュースポット!
知床峠での景観鑑賞の後は再度知床半島の西沿岸に下り、西に向かって進むとオシンコシンの滝に到着。これも有名な観光スポット。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61573414/picture_pc_98810457504f24ef95dc42e26045b74c.jpeg)
車の往来が多い車道から滝は見える位置に存在し、駐車場から徒歩3分。滝の正面でしぶきを受けながら、流れの音にも涼しさを増幅してもらって暫くそこで時間を過ごしました。
知床半島にはここで別れを告げました。そして、車は西方に向かい道の駅しゃり に短時間立ち寄って後、その日の車中泊する場所へと移動したのでした。
世界遺産知床半島に後ろ髪をひかれつつ。
<おわりに>
タイトルでお分かりの通り、Kty車旅ハイライト は今回がその3と言う事は その1、その2があり その4もあるシリーズです。
もし宜しければ、北海道車旅の導入と総括を記した その1 も覗いてみて下さい。
https://note.com/ktyhara/n/n19b5c4724a8a/edit
<蛇足>
noteに旅の記録をまとめ投稿する様になった私の場合の理由は、
人様に見られても良いという緊張感を持ってメモ的記録でない内容で記し纏めておく事と、投稿するからには読んで下さる方に"面白かった” "少し役にたったかな” と思ってもらえて私の満足感にしたい、であります。
すると旅の内容は、旅行雑誌などで得られる一般情報ではなく、お役立ち特化内容がよかろう、と考えて記しています。
読んで下さった方にとっては、いかがだったでしょうか。
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