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スラムダンクと出会いBリーグに初参戦した話

スラムダンクが映画化されるという噂はずいぶん前から聞いていた。2022年になると、映画館には早くからポスターが貼り出され、少しずつ短い予告も流れるようになった。
夫に付き添われて週に1回くらいのペースで映画を観に行っていたのに、世代ではないからいいかな、と公開後もTHE FIRST SLAM DUNKを観に行くことはなかった。

そんな私がTHE FIRST SLAM DUNKを観て(しまったが故に)、脳内がバスケで溢れる日々を過ごすことになるだなんて。まだ2023年が始まったばかりの私は知らなかった。

1.THE FIRST SLAM DUNK

結局初めて映画を観に行こうとなったのは、公開から2ヶ月も経った2023年2月上旬。普通の映画なら上映回数も減り、観に行くタイミングがなくなっていてもおかしくないほど時間が経ってるのにも関わらず、上映回数は衰えず、難なくチケットをゲット。人気という噂は聞いていたが、思っていた以上に館内は人が沢山!こんなこともあるんだなぁと、若干の期待を胸に観始めたが、そんな期待なんて何倍も超えてくるじゃないか。

私はスラムダンクのことを全く知らず、かつ知識を少しも入れずに映画を観に行ってしまった。そのため、映画を観ている途中は、原作でもリョータが主人公なんだと思ったし、桜木と安西先生は親子?と思った(桜木が安西先生のことをオヤジと呼んでいたため)。それくらい何も分からない状態で観たにも関わらず、そんなことはどうでも良いくらいの映画体験。オープニングで誰が描かれているのかも分からないのに、The Birthdayの音楽と合わさって出来上がるメンバーに鳥肌が立ち、(何度も言うが、誰かも知らないくせに)涙が出そうになった。また、バスケ自体のこともほとんど知らずきた人生だから、ルールも何もかも分かっていないが、バスケの試合を観ている感覚になり、この面白さはなんなんだ!と興奮冷めやらぬまま2時間が経っていた。

そんな体験から数日後、頭がスラムダンクでいっぱいの私は、夫の同僚から漫画を借りて即読破。漫画も意味が分からないくらい面白いではないか。てか、全然リョータに焦点当てられてなかったんだなとびっくり。でも映画から入った私には、ポイントガードという司令塔のカッコ良さが際立ち、ポイントガードのキャラクターに惹かれるのであった。

そうやって漫画を観てもう一回鑑賞、IMAXでもDolby Cinemaでも観たいからもう一回、応援上映だとぉ!ともう一回。そんなことを繰り返し、計6回も鑑賞しに行ったが、こんなことは私の人生で初めてだった。映画館で観ないといけないと感じるほど、音と映像が素晴らしい作品であり、8月で上映終了と知った時には少し寂しい気持ちにもなった。

個人的にはIMAXが好みだった

2.ワールドカップ 男子バスケ

THE FIRST SLAM DUNKの上映終了もあと少しかぁと寂しく感じ始めていた頃、ワールドカップが始まることを知った。なにやら地上波で男子バスケが観られるらしい。あまり地上波でバスケの試合が放送されているイメージもなかったし、世界の中で日本がどれくらいの位置にいるのかも知らなかった私。

タイミングが合えば観るかぁくらいに思っていたが、アメトーークでバスケの特集をやるということで、仕事の昼休みに観たところ、これがまた面白いではないか。一人一人の選手の強みはどこで、どういう風にファンから呼ばれているのか、どのような立ち位置なのかを楽しく教えてくれ、無知な素人にとっては人物像から知れることはありがたかった。また、他の競技と違い、出場する人数が少ないのも覚えやすくて良い。これだったら私でも楽しんで観れるかもしれない、そう思い試合を自宅で鑑賞することにした。

観始めて知ったが、今年は沖縄でワールドカップが開催されているらしい。そして、このアリーナは日本なのか!とびっくりするくらい、ワクワクする会場なのだ。日本なのに日本ではないようなこの雰囲気も私の胸を高鳴らせた。
試合が始まると、(子供みたいな感想かもしれないが)点がどんどん入るのが観ていて楽しい。だからこそずっと試合から目を離すことができず、集中することができる。また、私にはアメトーークという予習(と呼べるか分からないが)があった。そのおかげで、この人は3ポイントが得意な人だ!この人はポイントガードの人だ!と夫に説明しながら観ることができた。ありがとう、アメトーーク。

試合は最初のドイツから全部観ていたが、やはりバスケの試合の面白さを感じたのはフィンランド戦とベネズエラ戦。THE FIRST SLAM DUNKからバスケに興味を持った私にとって、映画や漫画の世界が目の前に繰り広げられていることに驚き!リアル山王戦ではないか!と感動しっぱなしだった。そして、毎回活躍する選手が代わるのも良い。特にスラムダンクでもポイントガードに惹かれた私にとっては、河村選手の活躍はたまらなかった。

そんなこんなでパリ五輪出場が決まり、更にバスケへの思いが増した私。このタイミングで応援できたことに感謝だし、井上雄彦先生の貢献はとんでもないなと感服した。

自宅で夫と観戦
勝利後の第ゼロ感は感動

3.Bリーグ

オリンピック中からX(旧Twitter)で熱いファンの想いを見ていたところ、何やらこれからBリーグというものが始まるらしい。サッカーのJリーグみたいなものかと検索すると、結構な地域でバスケのチームを持っているようだ。しかも代表選手はそれぞれのチームに入っており、今回活躍した選手たちが見れるかもしれないと!
そんなこと考えたら観に行きたくなるのは当然なくらい、ワールドカップのおかげで私のバスケ熱は強くなっていた(同じようにファンになった人は多いはず)。

とりあえずBリーグのサイトからチケットが購入できるらしいが、行きたい日を調べてみると、一般枠は既にだいぶ少なくなっているではないか。さすがワールドカップの影響はすごい。会場の大きさとか、コートの見えやすさとか分からないが、初めてなのだから(大人しく控えめな場所にしろ)と自分に言い聞かせ、2階の端の方の席を選ぶ。

そして10月21日、広島ドラゴンフライズのホームゲーム開幕戦についに参戦。ライブですかと思うくらいの行列からやっとこさ中に入ると、会場は予想していた倍最高の空間ではないか!(天吊ディスプレイがあるだけでテンション上がる私)どんな席か心配していた2階席も十分すぎるほど観やすくて良い。そして、他の競技と違って室内であるため暑さ寒さを気にする必要はなく、清潔感があり、家族連れも多い。スポーツ観戦をあまりしてこなかった私でも、そこまで身構えることなく参加できたのは環境のおかげだと思う。
そして、コートを見ると選手が練習しているではないか。お相手は宇都宮ブレックスということで、代表でも活躍した比江島選手がいる。練習中の動きを観るだけでミーハーの私は感動。知っているのは比江島選手だけだったから、目で追いがちなのは間違いないが、試合が始まってみると広島の選手も強い。どっちを応援したいとかはなかったため、誰がポイントを取っても喜べてずっと楽しい。そんなあっという間の2時間も、接戦で最後まで興奮しっぱなしだった。

ご飯を食べたりお酒を飲んだり
みんな自由に観戦してるのも良かった

バスケの楽しさを教えてくれたスラムダンクに感謝をしながら、また試合を観に行く予定を立てている今日この頃。THE FIRST SLAM DUNKもDVDの発売日が決まったし、ワクワクが止まらない!

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