債務整理手続き中に気がついたことを列記してみる

この記事は債務整理手続き中に気がついたことを列記しています。

口座凍結されても給料が受け取れる(場合がある)

前の記事で給与受取口座を実質的に変更したと書いたのですが、その後に起こった出来事があります。

簡単に状況を書くと、私の勤務先では原則として、給料をA銀行への振込でしか受け取ることができなくなっています。しかし、希望すればB銀行へ指定の金額を控除扱いで振り込んでもらうことができます。
なんでこんなことができるのかは知りません(昔からの付き合いとかなんかいろいろあるのかもしれませんが…)
一方で、A銀行からはカードローンを借りていた関係で、自己破産手続きを進めるにあたり、口座凍結されることが確定しています。凍結されてしまうと給料を受け取ることができなくなってしまいます。

そこで、これまでは全額をA銀行への振込にしていたのを、想定される給料の大半の金額(例として35万円とします)をB銀行へ振り込まれるようにし、もしあまりが出たらA銀行へ振り込まれるようにしてみました。こうしておけばA銀行の口座が凍結されても給料の大半は受け取れていますので、生活に大きな支障は生じなくなります。それに口座凍結解除されれば、端数を自動的に貯金してくれるシステムになりますしね。

さて、ある月の給料日の翌日に、弁護士事務所から電話がかかってきました。
「A銀行から連絡があって、給与として振り込まれたお金を取りに来てほしいとのこと。」
…どういうことだ????

早速、A銀行の取引支店に向かうと、要は「凍結中の口座には給料を振り込むことができないので、現金で受け取ってほしい」とのことでした。
印鑑と本人確認書類と通帳を持っていくことで、なんやかんやで通帳に書き込まれないまま、給料を受け取ることに成功しました。(と言っても1万円にも満たない金額ですが…)
その後も、口座凍結が解除されるまで3ヶ月ほどの間、同様の手続きを行う事で給料(厳密に言えばB銀行へ振り込まれた金額を除いた分のあまり)を受け取ることができました。

今回のこの事象はレアケースだと思います。基本的には「口座凍結の恐れのある銀行口座に給料が振り込まれないようにする」べきでしょう。ですが、銀行によっては柔軟な対応を取ってくれるところもあるかもしれません。
…とは言え、事前に相談などはできないと思いますので、債務整理を依頼した弁護士事務所の指示に従いましょう。

楽天銀行デビットカードが思ったより“強い”

以前の記事で「楽天銀行デビットカードでほぼ全てのクレジットカード払いの物が代替できた」と書いたのですが、いろいろと試してみた結果、マジで楽天銀行デビットカードが強いです。
クレジットカード限定でデビットカードでの支払いはできないということを書いているサービスに試しに登録してみたらできちゃった…みたいなケースが良くあります。
もちろんデビットカードなので、口座残高には気をつけましょう。

使えたサービスの一例

  • タイムズカーシェア
    公式にはデビットカード不可となっているが、以前にジャパンネット銀行(現:PayPay銀行)のデビットカードが使用できたので試しにやってみたら登録できた。ちゃんとカーシェアの利用も行えた。

  • DiXiM STORE
    デビットカードは明記されていないけど、なんか使えた。

  • JR西日本 e5489やモバイルICOCA
    普通に使えたし、ちゃんと予約時に引き落としもされている。ICOCA定期券の支払いにも使用できた。

使えなかったサービス

  • TOYOTA SHARE
    トヨタのカーシェア。会員登録後に楽天銀行デビットカードの番号入れたら使えなかった。残念…というかマジで今の所これくらいしか使えなかったサービスがない。

  • IIJmio

一時的にでも督促の電話を止める方法

これはまぁ気が付いたというか「そらそうよ」案件ではあるのですが…
正式に弁護士事務所へ債務整理を依頼する前に、督促の電話が来た際、「今、弁護士さんに債務整理について相談してる」「近日中に正式な依頼をするつもりだが、正式に依頼をするまでは弁護士さんの名前を出さないように言われている」みたいなことを伝えると、会社によっては一定期間、督促の電話をかけてこなくなりました。
正直、1社からであっても一時的であっても督促の電話がかかってこなくなるとほんの少しだけ気持ちが楽になりましたね……

楽天カードは督促が“ヤバい”

上記の「督促の電話を止める方法」とも多少関連しますが、そして上の方で楽天銀行デビットカードが強いとか書いといてなんですが、まず楽天カードの督促はちょっとヤバいです。

他社よりも早い段階で(というか他社からは届いたことがない)「自宅訪問による状況確認予定のご案内」という手紙がA4の封筒で届きます。かなりビビります。
体感的には、1ヶ月ほど返済せず、かつ電話に出なかった場合は高確率で届きます。
私は2回届いたことがありますが、1度目に届いた際は入れ替わりで入金していたため、カスタマーセンターへ電話をかけてその旨を伝えたら「入れ違いになったので、訪問はありません。今後も期日通りの返済をよろしくお願いします。」みたいなことを言われた…と思います。
2度目はちょうど弁護士事務所へ債務整理を依頼することを決めたころだったので、「弁護士さんに債務整理について相談していて、近日中に正式に依頼をするつもり」と伝えたところ、どこの事務所かや弁護士さんの名前、連絡先などを聞かれた…と記憶しています。
いずれにしても、実際に訪問されることはありませんでしたが…なかなかビビらせてきます。

また、そもそもの督促の電話も1日数回かけてきてましたね…楽天カードの督促はマジでヤバいと感じてました。返済すりゃいいだけの話なんですけどね……

督促の電話が止まると精神的に楽になった

この2~3年の間は毎月のようにどこかの会社から督促の電話がかかってくる状態になっていて、不在着信があるととりあえず番号をググって「あ、これはここの会社か。次の給料日に振り込むからかけ直さなくていいや」などと思っていました。
本来はかけ直したりしないといけないんでしょうけど、そもそも電話自体が苦手なのであまりかけたくなかったんですよね…
弁護士事務所へ依頼する直前は1日に10件以上の不在着信があったりしましたし、本当にストレスに感じていました。
これが全部なくなったことで精神的に楽になったのは事実です。正式に依頼したあと、返済を止めるようにとの指示があり、返済をしなくなってからはより一層、精神的に楽になりました。
もちろん、依頼に必要なお金を積み立てなければならず、経済的には厳しい時もありましたが、返しても返しても減らない借金と、終わりが明確になっている積立金とでは精神的な負担がまるで違いました。正直、もっと速く依頼すればよかったな…と感じていましたね……

わりと自己破産する人は多いかも

病院勤務の看護師をしている関係上、さまざまな患者さんが入院しており、関わる事となります。
その際に、現在自己破産手続き中という患者さんや、自己破産の相談のために弁護士さんが面会に来た…みたいなケースをみかけました。
自分が債務整理を行っているからかもしれませんが、意外と多いのかもしれません。いいことでは無いと思いますが・・・・・・

これ以外にもあれば追記するかも

とりあえず今の段階で気が付いたことを列挙してみました。
何かあれば追記していきます。

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