片ペン

どうもこんにちは。当面は文字書きの練習として投稿していきます。

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最近の記事

片ペン読書録 『133キロ快速球』

山本昌 著 『133キロ快速球』 ベースボール・マガジン社新書027 2009年 1.読書の意図  私が野球を見始めたのは2008年、中日ドラゴンズは「守り勝つ野球」で黄金期を迎えていた。そんな野球を最高に面白いと思わせてくれた1つが、著者のピッチングだったと思う。あの味わい深い投球は何であったのか、そんな思いで着手した。 2.内容  著者の野球人生は「留学前」まではマイナスの連続だった。まず股関節のつくりから速い球が投げられない。また、プロに入る前は何度もの繰り上げを通

    • 片ペン読書録 『日本教育小史 ―近・現代―』

      山住正己 著 『日本教育小史 ―近・現代―』 岩波新書363 1987年 1.読書の意図  もともとは数年前にあった、教育に関する事柄に向けて買ったものだった。しかし、その時は読まずじまいでそのまま積まれることに。今回、これまで空転していた歴史興味がついに動力を伴って回りだしたので、ようやく着手に至った。 2.内容と主張  本書は開国から1970年代までの教育を叙述する。本書では、社会科、歴史科目を中心に、一貫して国がどのように教育へ介入してきたかに問題意識を持つ。  開

      • 片ペン読書録 『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』

        大木毅 著 『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』 岩波新書1785 2019年 1.読書の意図  独ソ戦に関する映像を観た後で関心があった、ということも手伝って久々に勢いで買ったものだった。今でも語られる戦争の一つであるので、まずは教養としてその概観を知りたいと思い、着手した。 2.内容  本書はドイツ、ソ連がそれぞれどのような位置づけにおいてこの戦争を展開したかということに着目して叙述する。ドイツにとっては、人種主義に基づいた戦争であったとともに、物資の不足から収奪を並行しなけれ

      片ペン読書録 『133キロ快速球』