映画鑑賞記録 - 2020年9月編

残暑が厳しい。でも気づいたら涼しい。そんな9月。ペースは落ちましたが今月もしっかり感想を述べていきます。

「事故物件 怖い間取り」(2020)

最新映画かつ邦画ですね~中田秀夫監督の最新作だったので観に行きました。思ったよりJホラー的な嫌な怖さを感じれて楽しめた半面、やはり蛇足に感じてしまう描写がちょこちょこあるのも事実。ラストシーンがとにかく賛否両論になっているわけですが、中田監督が今回目指したのが「怖ポップ」であることを考えると様々な演出やラストのオチのつけ方はしょうがないのかなーと思いました。てか普通に「やべえこのシーン・・・」と思いながら逆に楽しめてしまった口です。

「映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団」(2011)

アマプラで観れるのを発見したので(9月中旬で終わってしまった)久しぶりに鑑賞。といっても前に観たのはテレビでやった時にさらっと見ただけなので記憶がありませんでした。いやー泣いちゃったよね。ラスト。ベタな展開だけど良いのよ。それにしてもしずかちゃんがかっこいい。そしてBUMPの主題歌がめちゃくちゃ良い。

「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」(2013)

愛するPerfumeが主題歌を務めている作品!初見でした。あからさまな感動要素が無いのが新鮮でもありかなりいつものアニメドラえもんの延長っぽい感じがしてこれはこれでいい!ワクワク感が強い感じ。全体的にポップなつくりだし、ひみつ道具がこれでもかというほどたくさん出てくるのでお勧めです。

「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争」(1985)

名作と言われているらしいのでなんとなく観てみました。たしかに良い。鉄人兵団もそうなんですけどしずかちゃんが異様にめちゃくちゃ良いキャラクターなんですよね・・・そこが良かった。しかしどうもオチのつけ方が「いやそれやったらもうなんでもありやーん!」的な感じだったので総合点は落ちる感じでした。ほかにもいろいろ映画ドラえもん観たいなーと思ってるうちに配信が終わってしまいました。もっと早く気づけばよかった。

「Reframe THEATER EXPERIENCE with you」(2020)

タイトルだけ見ると訳が分からないですが、これは去年Perfumeが行ったライブ作品を映画館で上映するという内容の作品です。ReframeはPerfumeを構成する様々な要素やパフォーマンスを再構築(Reframe)し、あらたなアート表現を目指していくという趣旨のライブ作品で、1時間強ノンストップMC無しのスーパーストイックな最先端ショー。事前にBS放送で内容は観ていたのですが映画館の大スクリーンと音響で体感するのは一味も二味も違いました。最高。

「バットマンビギンズ」(2005)

前に観たのが5年ほど前だったのでほとんど話は覚えておりませんでした。どのようにバットマンが生まれるのかというストーリー部分が上手い事まとまっている、という点では名作『ダークナイト』の序章として素晴らしい、逆に言ってしまえば序章的であるだけでもある、と言えるかもしれません。シンプルなつくりなので普通に楽しめましたが個人的には冒頭の影の同盟がどーたらの下りは何か好きじゃない。わかんないけど。

「ダークナイト」(2008)

映画史に燦然と輝く超名作がきました。なんてったって映画始まって一発目の画でIMAX画角!!!もうこれだけでありがとうございます!!!って感じ。とにかく映像と音響の迫力とバットマンの描き方、そしてジョーカー。すべてが素晴らしい。とにかく素晴らしい!あとゲイリー・オールドマンが良い~

しかし一つだけ不満点を言うとレイチェル役が降板して違う女優さんになっているのがどうしても・・・ビギンズからの流れを考えるとここは非常に惜しい点でした。

「プレステージ」(2007)

ヒュー・ジャックマンにクリスチャン・ベイルにマイケル・ケインにスカーレット・ヨハンソンにデヴィッド・ボウイ!?なんだこのキャストは。これぞクリストファー・ノーランだからできる豪華キャスト。

しかし肝心のお話の方は思ったより暗い、というかオチのつけ方も何かモヤモヤするんですよね。いい意味で結論をゆだねる、という解釈でのモヤモヤではなく、普通に「うーん・・・」となってしまうモヤモヤ。あまり好きではない作品でしたが、なんだかんだマジシャンの話からSFチックになるところはノーランを感じてしまいました。

「インターステラー」(2015)

こちらも5年ぶりくらいに観たのでほぼお話を覚えておりませんでした。いやー素晴らしい。人生のベストムービーに必ず入ってくる作品ですね。確実に。なんでこんなお話と演出を思いつくんだよ。

30年ほど時間をロスして宇宙船に戻った時に主人公がビデオレターを観ながら泣くじゃないですか、あそこで泣きましたね~ああいう描写やられたら最近絶対泣く。とにかく素晴らしい映画。伏線回収もすごいし、演出や科学考証に物理学者のキップ・ソーンが関わってるんだからすごい。(ノーベル賞受賞者)

「TENET」(2020)

ついにきました。待望のノーラン最新作。これのためにノーラン作品一気に観たんですから。詳しい感想を書くとここでは書ききれないので、僕がやってるラジオ番組をお聞きください。(丸投げ)

映画とか、音楽とか、ゲームとか。第13回『TENET』https://open.spotify.com/episode/3UpxUvTN5XVSPUIpvryAfY?si=gpEiRDB7Q8mf9QkUo7Dhgg

「オアシス:スーパーソニック」(2016)

僕が大学生になってからの大きな出会いと言えばオアシスです。サークルでやってるのを観て気になったのがきっかけ。この映画はいわゆるオアシス結成から絶頂期である1996年ネブワースでのライブまでをまとめたドキュメンタリー作品。「なんでこんな映像残ってんの!?」とおもわず驚くほどの貴重な映像の数々にいろーんな歴史が詰まっててファンなら一度は観るべき。個人的にあまり編集は好きではなかったですが楽しめた一本。これがのちに解散に繋がるというのもなんだか悲しい物語でもある。

「リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ」(2020)

こちらはオアシス解散後にどん底へ落ちたボーカル、リアムの現在に至るまでを描いたドキュメンタリー映画。個人的にリアムのソロがめっちゃ好きなのでとても楽しめました。本当にどん底に落ちて明確な挫折を味わってからロックシンガーとして再び這い上がった彼の姿は正に映画そのもの。かっこいい。

何か事情によりオアシスの曲が使えないらしく(ノエルのバカ)結構描写として微妙にならざるを得ないシーンも多々あるのですが、まあリアムのドキュメンタリーってことで許したい。

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