スイングや投球の時に腰ではなく、胸椎と股関節を動かして!
埼玉県草加市、東京都駒沢公園・曙橋の野球の動作改善専門トレーナー北村智哉(@kugayamatomo)です。
スイングや投球の時に腰を使って動こうと意識してませんか?
実は、スイングや投球の時に腰を使って動こうとしても動けません。
なぜなら、腰を動かすのではなく、胸椎と股関節を動かして、スイングや投球動作を行っているからです。
このブログでは、腰の使い方のポイントになる箇所を紹介しつつ、腰を動かせるようになる為のエクササイズをご紹介します。
ブログを読んで、その日や翌日の練習から意識して行ってみてください。
腰は動かない?
皆さんは、腰は動くと思いますか?
この人は何言ってるんだ!と思いでしょうが、ここから考えを変えていかないといけません。
腰は動きますが、ある特定の動きに関しては、動かないのです。
腰の動きには、全部で3つの動きがあります。
屈曲↔︎伸展
側屈
回旋
そして、この3つの動きの中で1番動きが少ないのは・・・回旋動作なんです。
回旋動作は、捻る動きです。
この回旋動作は、野球の動きでは大切な動きですよね。
では、実際にどれくらいの動きなのでしょうか?
皆さんも考えてみてください。
正解は・・・5°です。
詳細にお話しすると、腰は腰椎という骨があり、全部で5つあります。
これらの骨を全て動かすことで、腰を捻るという動作が出ます。
その角度が5°なんです。
5°というと、時計の長針が、1目盛り動くか、動かないかぐらいの角度なんです。
そのことから考えると、腰を捻る動作というのは、ほとんど出来ない・・・つまり腰は捻るという動きはないということになります。
胸椎と股関節が大きく動いている
しかし、実際には、スイングや投球時に腰が捻れているように見えます。
それはなぜなのか?
その理由は、胸椎と股関節が大きく動いているからです。
胸椎というのは、腰椎の上に連なっている骨で、全部で12個あります。
胸椎が全て回旋動作をすると、30°程度と言われています。
次に股関節ですが、太ももの骨でもある大腿骨と骨盤で股関節は形成されています。
立位での股関節の回旋というのは、大腿骨の上で骨盤が向きを変える動きで、約45°回旋します。
※ただし、この可動域は、股関節・膝関節90°屈曲した状態での角度になるので、実際の立位での角度とは多少異なりますので、ぞこはご了承ください。
つまり、腰椎の上下の関節が大きく動いていることで、スイングや投球の動作の捻るという動きが出来ているのです。
ということは、スイングや投球の動作の捻るという動きを出す為には、この2つの関節を大きく動かせるようにしておかなければならないのです。
可動域を確保するには?
では、実際にどのようなことをして、これらの関節の可動域を確保すればいいのでしょうか?
もちろんストレッチも大事になるのですが、それに合わせてエクササイズをしていき、その関節を動かす筋肉に刺激を与えることが大事になってきます。
今日は、その1つでもある胸椎のエクササイズをご紹介します。
①片膝立ちの態勢を作り、両手を肩の高さに挙げ、両掌を合わせる。
②そこから180°腕を開くように動かし、身体を捻る。
③そして、スタートの位置戻す。これを繰り返す。
とても簡単そうに見えますが、腕だけ開いたりしてしまう方がいらっしゃるので、しっかりと上半身も動かすように意識を持って動かしてみてください。
股関節に関しては、また後日、お伝えしますので、ひとまず今日ご紹介した胸椎の捻るエクササイズを練習前に挑戦してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
きっと多くの方が、スイングや投球の動作の捻るという動きで、腰を大きく捻ろうと頑張っていたかと思いますが、実際は腰ではなく、股関節と胸椎を大きく動かすことが大事になってくるのです。
あまり動かない腰を大きく捻ろうとすると、怪我する可能性もありますので、そこはご注意ください。
腰を捻るのではなく、まずは胸椎よ股関節をしっかり動かして、スイングや投球の動作の捻るという動きを行うようにしてみてください。
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野球の動作改善専門トレーナー北村智哉
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