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黄金に輝く小学生

わたしは毛深い

もしこれだけで題名の意味がわかった人は、わたしと同じ悩みを抱えてた人なのかも、、、(ちょっと嬉しい)

肌の色は白くて、毛は太くて黒い

なので、わたしのうでや足の毛はとても目立っていた(“スネ気”って意外と傷つくので言わない)


気になり出したのは小学生の頃

男子からの「おまえ、けぇボーボーやんけ」

剃るのは父さんのヒゲみたいにチクチクになってしまうのではないかと思い、却下

抜くのは、毛が多すぎて無理、、、



母親に相談すると、

「脱色する?」

なんと!!!

そんな方法があるのか!ほぉ!

その夜、お風呂に入る前に

うでと太ももから足首にドラッグストアで母親が買ってくれた脱色剤を塗る

20分ほど待ち、シャワーで洗い流す


おぉ〜!

毛が消えた
(消えたのではなく色が抜けて見えなくなっただけ)

めちゃくちゃ嬉しかった

毛の色はモヤモヤと一緒に無くなった

もう「けぇボーボー」と言われなくて済むと思い

いつも通りの学校

のはずが、、、、




昼休み時間、その頃の流行りで、窓のサッシにみんなで座っていた

座っていたサッシは床から150センチぐらいの高めの位置にあった


こんな感じ
(自分の絵にびっくり、、、)

サッシに座る子、床に立ったままの子が数人でわちゃわちゃ喋っていた

サッシに座ると、背中に陽が当たりとても気持ち良かった

すると突然、わたしの対面に立っていた友達が

「足!光ってるやん!なになになになになにーーーーーー?!」

めちゃめちゃ大きい声

周りの友達もわたしの足に注目

(やめてぇぇーーーーーー泣)


わたしの足は脱色したばかりで

太陽の光が後ろから力を貸して、黄金に輝いていた

まるでかぐや姫が産まれた、光り輝く竹のような


恥ずかしいのと、なんて説明したら良いかわからなくてとても困る

とりあえずその場から逃げる


やばいやばいやばいやばい

けぇボーボーのつぎは、足キラキラ、、、

「けぇボーボー」より「足キラキラ」の方が良い気もするけど

しょせん「けぇボーボー」からの「足キラキラ」なので

結局は同じ、、、

どぉぞみんな早く忘れて下さい




そこからの記憶が全くないので

たぶんわたしの「足キラキラ」の事はみんなすぐに忘れてくれたんだと思う




脱色(キラッ)と言う武器を手に入れたわたしは

2、3ヶ月に一度のペースぐらいで

黄金に輝いていた




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