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韓国との、初めての出逢い。その3

 はじめての韓国、目的地は、東海岸にある鉄鋼の街、浦項市。ここは韓国最大かつ世界的にも主要製鉄会社であるPOSCOの本拠地であり、また日本統治時代には日本人が多く移り住んだ町。浦項市はその縁もあり、日本企業の誘致や観光開発を進めている街です。その関係での訪問ということで、空港から一路向かってきたのでした。

 車窓を、赤いものがよぎります。あ、列車だ!
 田園を貫く単線を走る、赤い急行列車。その向こうには、高層アパート、そして、山。韓国のローカルエリアの、ごくありふれた光景なのでしょう。でも、なんだか、列車を見ると浮かれてしまう。それは、鉄道ファンだからというだけではなく、なにか人の心を惹きつけるモノが、あるのでしょう。私の他にも「あ、電車!」と声をあげる人が、何人も…。

 バスは列車のことなど気にも留めない様子で、どんどん走ってゆきます。山が途切れ、川の向こうに、街が、見えてきました。

 ロードサイドには、フォークリフトが並びます。色合いが、やはり日本のセンスとは、違うよなぁ。

 車窓は、いよいよ街に突入。

 まだ郊外エリアのようですが、整った街並みです。そして、その先に…

 Pohangの大きなロゴを掲げたビルが見えてきました。

 浦項市庁、到着です。立派な庁舎、光まばゆいロゴ看板。なかなか立派な…。
 このあと市庁を表敬訪問し、何故か訪問者全員が「広報大使」に任命され、盾などをいただいたり。

  ということで、広報大使として、ちょっとお仕事として一曲歌わせていただきます。
「ポハ~ンよ~いと~こ~、いちど~はぁ~、お~いで♪(チョイナチョーイナ)」

 表敬訪問の後は、市役所屋上にて「市を全てご覧いただきます」、と。

 高台にある市庁舎の、さらに屋上から見る浦項の市街。これはすごい見晴らし。

 そして、見えてくるのは臨海部を埋め尽くすかのような、製鉄工場。壮観です…。

 はじめて訪れた韓国の街「浦項」は、都市部も近郊も、かなり立派な地方都市でした。むむむ、これは思った以上に、近代的・先進的な国、かも…

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