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虫ってキモすぎる

 なんで虫って怖いんですかね。虫が苦手じゃなくなれば、結構私の世界広がるなぁと思っているのですが。意味は何もないのですが、書きたくなったので、虫について書きます。


1  虫キモの記憶3選

夜の散歩とフキノトウ

 「虫が怖い」と思った原初の記憶は、夜のお散歩でおじさんがでっかいフキノトウを手でちぎってくれたとき。そのフキノトウにはそれはそれは大きな芋虫がついたらしく、それに気づかず家まで持って帰り、玄関の灯りに自分の腹が照らされた時にその事実は判明しました。
 想像に難くない、慟哭。周りの大人はしばしそんな私を見て笑っていました。早く取ってくれと言葉にならない叫びを夜の町に轟かせている光景は昨日のことのように思い出せます。

芋虫の雨

 次に印象的なのは、小学生の頃「一人ずつ校庭の木を蹴ろうぜ!」というよくある流れで私が先頭切って木を蹴った時に、エグい数の芋虫が木から降ってきたことです。
 みんな芋虫に引いてしまい、この芋虫の雨は無かったことに…といった雰囲気で白々しく解散した記憶があります。私は誰にも服の中に芋虫が入っていないか確認してもらうよう頼めず、帰宅し泣きながらママに確認してもらいました。確認してもらうまでは背中にゾワゾワと芋虫が這っている感覚があったのだけど、芋虫なんていなかったそうです。思い込み。

マイマイガ

 虫キモの記憶で殿堂入りしているのは、小学生の頃なぜか大量発生したマイマイガの諸記憶です。
 あれ、本当にやばくなかったですか?春はどこ見ても黒い小さな毛虫だらけ。外に洗濯物を干したらマイマイガの卵を付けられ、網戸にもマイマイガの卵。鳥肌を立てながら定規で擦り取る日々。寝る前には天井からマイマイガが降ってくるので、ガムテープを手に布団についているマイマイガの幼虫を取る。取る。寝る。といった感じ。あぁ、思い出しただけでも鳥肌です。
 夜、家の前の街灯に群がるマイマイガを火炎放射器で殲滅するパパのお姿は、私一生忘れませんわ。燃えたマイマイガが花火みたいにキラキラと落ちていって、パパはあの時紛れもなくヒーローだったのです。

2  虫が嫌いじゃなくなったら

 こんな悪夢を抱えながらでも、私は虫嫌いを克服したいと思っています。嫌いなものがあるって、なかなかに大変。
 例えばキャンプ。自然が好きだし、静かな場所で本を読むのが殊更好きなので、森の中でキャンプしながら読書とかしたいんですよ。そのためにキャンプ機材買ってますし。ただ、虫がダメなので森の中で座っているということがなかなかに地獄です。
 虫が足を登ってきたら?頭上の木の枝から蜘蛛が降りてきたら?そう考えただけで家に帰りたくて、涙が出てきます。ですが、豊かな自然の中にしかない爽やかな風とか、木々の揺れる音とか、際限のない青空とか大好きです。悔しい。

 あと、魚釣り。餌って芋虫みたいなやつじゃなくてもいいですか?絶対に見たくないし触りたくないのですが。

3 腹立ってきたな

 なんだか、こうして恨みつらみを書いていたら腹が立ってきました。なんでこっちが受け入れなきゃいけない側なんだ。虫側が絶滅しろよ。もう環境問題とか、よく見たら可愛いとか虫がいなかったら人間は生きていけないとかほんとに知らんので、いち早く絶滅してくれないかな。絶滅してくれ。マジで絶滅してくれ。虫がいてよかったことなんてひとつもありません。彼らは絶望を運ぶカス物(カスな生き物)です。虫がやってること、人間がやっていきませんか。もうそろそろそういう時代ができるんじゃないですか。

(2024/04/07 追記:虫や虫が好きな人、すみません。言い過ぎました。)


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