見出し画像

官公庁街ゆるゆる散歩 霞ヶ関から赤坂見附

先々週に続き、また都内散歩。今回は、なかなか行くことがない、霞ヶ関、永田町、麹町辺りを中心に。

1.祝田橋、桜田門、日本水準原点、国会議事堂

農水省の食堂でランチしてから開始。

この時はまだ天気良く。気持ちいい

しばらく内堀通を歩くと、桜田門。幕末好きの人にはお馴染みですね、井伊直弼が水戸浪士に殺された「桜田門外の変」の舞台。

皇居ランしてた時は夜遅くここを通ってたけど、昼間見るのは初めて。ここで雪の日に殺されたわけです。

桜田濠。半蔵門方面を眺める。

そして、地理好きにはたまらない、日本水準原点。先ほどの桜田門外の変の時に、水戸浪士はこの辺りから出陣したと言われる。こないだブラタモリでもやってたけど、ここが標高測る時の基準。測量してる人がたくさんいました。

電子の方
説明書き

その後、せっかく来たので国会を。なかなかこれも見る機会ありません。古地図があってわかりやすかったのですが、江戸の時は安芸広島藩の屋敷の一部がここにあったらしく、広島出身者として、誇らしい。

古地図が看板にあって、非常に助かる。ここ見ると、確かに安芸広島藩の屋敷と被ってる。

2.首相公邸・官邸、山王坂、永田町、三宅坂、半蔵門

財務省上の交差点から六本木通に入り、目指すは首相公邸・官邸。武蔵野台地の東縁に当たるようで、確かに六本木通よりかは低く高低差も明らか。

やはり塀がすごく高い。当たり前か
かつて、薩長土肥の肥前鍋島邸の屋敷があった。

首相公邸の前の道は、ルート246のほぼ始まりの地点にあたり、そこを登っていくと右手に国会、左手に衆議院会館などもあるのですが、昔は大久保利通や大山巌邸があったとの。そして、少し外れたところに山王坂が。

山王坂下。かなりの傾斜。わかりづらいですが。

実は日枝神社の表参道がこの坂らしく、赤坂側からは溜池(溜池山王の由来の溜池?)があるため、こっちに作らざるを得なかったというお話。坂を知ることで、当時の風景が何となく想像できる。

そこから永田町の自民党前などを通過、一度また内堀通に出る。三宅坂を通り、半蔵門へ。

見たかったのは、半蔵濠と桜田濠の水面標高。半蔵門の北が半蔵濠、南が桜田濠。棚田のようになってるとも言えるのですが、それを実感しに来た。桜田濠は落ちたらヤバそうなくらい高いけど、半蔵濠はまぁ助かるかも?くらいの高さ。

半蔵門からの桜田濠。
残念ながら、半蔵濠ある千鳥ヶ淵公園からは撮影スポット少なく。

3.甲州街道(麹町)、清水谷坂・紀尾井坂、赤坂見附

半蔵門からは甲州街道に入り、麹町方面へ。半蔵門は言うまでもなく江戸城に入る門ですが、ここが尾根筋で、敵の侵入を許しやすいという懸念があったとのこと。そのため、紀伊徳川家、尾張徳川家、井伊家の屋敷を作り、信頼できる彼らを住まわせた。そのあたりが、「紀尾井町」です。地名の由来はもう書いてあるようなものだし、有名な話なので割愛。

清水谷という地名があるのですが、これは紀伊徳川家の屋敷と井伊家の屋敷の境に湧水が出ていたことが由来。

紀尾井坂下。なかなかの傾斜。
ホテルニューオオタニ。井伊家の中屋敷がここにあり。

そして、大久保利通暗殺された時の碑がある「清水谷公園」へ。先ほどの湧水だけど、結構な勢いで今も出てて少し興奮。

清水谷の湧水。これもわかりづらいけど常時湧いてます。
清水谷公園内の池。
大久保利通の碑。この辺りで殺された。

その後は紀尾井町通を南下。赤坂見附交差点で終了。

4.まとめ
気づいたら今回は3時間のコース。お堅いイメージのエリアで、ネタ探し大変と思われたけど、杞憂だった。歴史を知っておくと、ネタになることだらけの界隈。

江戸の成り立ちとか街づくりの歴史、少し詳しく勉強したり、今回みたいなフィールドワークをもっとやってみたい。来年の大河は家康なので、この辺りやってくれても嬉しいなぁ。

それと関係ないのかもしれないが、こないだの麻布といい、お堅いエリア、金持ちエリアに来ると、仕事頑張ろって気になる(笑)この辺りに住みたいわけじゃないけど、不思議なものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?